
4月30日から5月1日にかけて大分県の長湯温泉に行ってきました。
ここは昨年のGWに行く予定だったのですが、母の体調不良により中止していたところ。そのことがどうにも悔しいらしい母の希望もあって、今年こそと行ってきました。
温泉の特徴は炭酸。ラムネ温泉というネーミングの通り条件が合えば入浴した時肌に気泡がつくようです。健康面でも色々効果があるとのこと、ちょっと期待して。でも単にそこにだけ行くのはもったいないので、先に直ぐ近くの観光スポット原尻の滝に寄ってむかいます。
まあ、どこもそうなんでしょうが九州は観光地へ向かおうとするとどこへ行くにも山越えがあります。今回もGWの渋滞を避け高速道路を回避したルートを選択したので、いくつかの峠道を越え走る事約4時間。ついたところが道の駅「原尻の滝」。
滝っていうと山の中のイメージですが、ここは全く違って直前までのどかな田舎道が続きます。つか滝の横をずっと田舎道が通り抜けてます。道の駅についた時には「ここに駐車して歩いていけるのかな?」なんて思うのですが、土産物屋などが入っている建物を回ると目の前に写真の風景が。
あまりのあっけなさと、周りの景色からの違いに親子そろって“は?”なんて声が出ました。
今年は雨が少なく水量が例年よりもだいぶ少ないとのことですが、それでも近づくとものすごい音と水しぶき。迫力は十分です。何せ田圃から急に落っこちるみたいな滝なので、珍しく滝の流れ落ちるのを上からも観察できます。しばらくここで時間を使い、数百m先の石橋をみて、いざ温泉へ。
今回お世話になったのは『水神之森』さん。長湯温泉の町から少し山にはいったところにあります。
宿泊予定の数日前には丁寧な予約確認と案内のメールを頂きました。ここにはセラピー犬がいて、宿泊者を和ませてくれます。きちんとしつけの出来た犬なら犬を連れての宿泊もできるようです。
ちょっと不思議な雰囲気をお持ちなおかみさんが優しく、おおらかに出迎えてくれます。
この宿はご家族が一から作っているそうで、常に進化してるのだそう。旅館というよりロッジみたいな外観を持つこの宿は、所謂観光地の旅館とは少し違って“第2の我が家”的なところを目指しているよう。
気兼ねなくのんびりできる半面、普通に旅館で係の方がやってくれそうなサービスも一部ありません。売店もありません。(ごく限られた商品が置いてるのみです)布団は好きな時に自分で敷きます。お茶はポットを持って行って自分でいれます。
その代わり、部屋に通されると後は一切構わないので自由。ロビーの雑誌を読んだり、九重連山を眺めるテラスでまったりしたり。“我が家と思ってのんびり過ごしてください”とはご主人のお言葉。常連さんや連泊の方もいて、ロビーではおかみさんやご主人と普通にご近所話をしているような光景がみられます。犬好きの方は看板犬のお散歩もできるようです。逆に犬が苦手な方や施設内に動物がいるなんてという方にはお勧めできません。普通に寝そべってますから犬が。(でかいくせにかわいいんだこれが)
期待した温泉は、これまたちょと不思議な感覚。おかみさん曰く“プチプチ”とした感じとの事ですが、ピリピリというか肌に心地よい刺激を感じます。良くあるトロッとした温泉の感覚からは正反対な感じ。
おかみさんの説明では炭酸泉が肌で気泡がつくのはせいぜい35度前後までと、温泉としては随分低い温度までだそう。この宿の温泉も「暖かい」と「ぬるい」の2種類用意してありましたが、それでもやはり肌に気泡がつくのを確認することは残念ながら出来ませんでした。
でも温泉をペットボトルに入れて振ると炭酸のはじける音が確認できて、やはり炭酸入ってるんだなぁとちょっぴり感動します。
温泉の温度が高くないので、ゆっくり長く浸かっておれます。また湯あがりの汗を拭いてしばらくしてからも身体がポカポカした感じが続き、疲れた体を癒すにはちょうど良いです。
食事は自家製の野菜や地元の食材がたくさん使われ、どれも大変に美味しく最近食が細くなってきた両親もしっかり食べてました。(美味いものは入るんですかね)
またこの宿は山にあり、朝散歩すると鳥のさえずりがよく聴こえ、リフレッシュしたーって気になります。
両親も満足だったようで、また機会があれば行ってみたい宿になりました。
Posted at 2011/05/02 21:22:48 | |
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