画像はそれぞれ、スズキ株式会社・ダイハツ工業株式会社より引用。
こんばんは。かずじろうです。
現行軽バン(エブリイとハイゼットカーゴ)のボディ剛性を比較してみようと思います。
但し、素人のいい加減な私感であることをご容赦下さい。
突然ですが、「歩道の切り下げ」とは何かご存知でしょうか?
通常、車道と歩道の間には大きな段差があるため、車両が歩道に乗り上げることは容易ではありません。
その問題を解決するために、ある一定の条件を満たした場合に、「歩道切り下げ工事」を施工することを許可されるようです。
「歩道切り下げ」は、上図のように、車道 - 歩道間で車両が乗り入れられるように、段差の高さを低くするために行われたりもします。
ここからが本題に繋がるお話です。
車道 - 歩道間の段差が大きく、切り下げ部分の勾配が急な場合を考えてみて下さい。
軽バンに限った話ではありませんが、後輪駆動の貨物車等で、LSDが装着されていない車種にお乗りの方は、こういう場面で苦労されたことがあるのではないかと思います。
この類の車種は、サスペンションの伸び側のストロークが短いためでしょうか。あっけなく後輪が空回りして、身動きが取れなくなったりしますよね。
(ちなみにその対策としては、勢いをつけて通過することくらいしか出来ません・・・)
僕は諸事情により、現行エブリイや現行ハイゼットカーゴを運転する機会があります。
よく出入りする施設において、この歩道の切り下げが結構大きいせいで、後輪を空回りさせてしまうことがしばしばあります。
この後輪が空回りしているときは、3輪で車重を支えており、ボディー全体を見ると、ねじりの力も加わっています。
ここからが本題です。
このように、後輪を空回りさせながら切り下げを通過したあと、車庫に止めます。
そして、荷物の出し入れのために、スライドドア及びテールゲートを開けるんです。
このときに、エブリイとハイゼットカーゴで、ボディー剛性の違いを感じるのです。
ハイゼットカーゴは、当然ながら何の問題もなく、ドアが開きます。
対して、エブリイは、ドアが非常に開きにくいのです。
初めての人は、ドアロックを解除し忘れたと勘違いするほどです。力ずくでドアノブを引くと、ようやくドアが開きます。
後輪が空回りして、3輪で車重を支えている。
このとき、ボディーに強いねじりの力が加わり、エブリイのドア開口部付近が大きく変形したため、ドアが開きにくくなったのではないかと思います。
そして、この変形の原因は、ボディー全体のねじり剛性ないしは、ドア開口部局所の剛性が低いことではないかと推察します。
(追記1 : しばらくすると、ドアの開きにくさは解消するため、この変形は弾性変形の範囲です。)
(追記2 : この現象が、僕が乗っているエブリイにのみ特有である可能性は否定できません。他のエブリイでも同様の事象が発生するのか、検証してみたいと思います。)
以上、あくまでも素人のいい加減な考察であることを踏まえた上で、参考にしてみて下さい。
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2021/03/24 21:45:44