こんばんは。かずじろうです。
カングー・ビボップを所有しはじめて、半年間が経過しました。
ざっくばらんに、ビボップの走行時の感想を述べます。
ビボップの購入前から現在に至るまで、この車種の情報は、殆ど何も調べていません。
その場のノリで購入し、その後何の前提知識もなく、日常のアシとして使ってきました。
よって、これから述べるビボップの感想は、バイアスがかかっていない、一素人の率直な意見です。
最もお伝えしたいことは、この車の走行時の最大の美点は、低〜中速コーナーで現れるということです。
ビボップは、全高1.8m越えですが、低〜中速コーナーでのコーナリングが、すごく気持ち良いです。
ハンドル操作に対して、遅れることなく車が曲がろうとするとか。
路面状況が手に取るようにわかるとか。
ステアリング周りの剛性感があるとか。
そういうことは、残念ながら無いです。
ハンドルを切っていくと、適度な遅れを伴ってロールが始まります。
その先のロールスピードはゆっくりしたものです。
コーナリング時のロール角は、大抵のミニバンよりも大きいと思います。
それなのに、何故低〜中速コーナーが気持ち良いかというと・・・
盛大にロールさせながら、何故かわからないけれども、猛烈に曲がるんです。
アンダーステアとは無縁です。
この車のコーナリングスピードの限界はどこにあるのでしょうか。
私の拙い運転技術では実証不可能なほど、高いところにありそうです。
私は、普段ヤリスにも乗っていますが、ヤリスよりも安心してコーナリングできます。
ヤリスで、普段おっかなびっくり、55km/hで曲がっている山道の急カーブがあります。
ビボップだと、同じカーブを、口笛を吹きながら60km/hで通過できます。
多くのミニバンで、タイヤが鳴いたり、アンダーステアが出るであろうスピードでコーナーに侵入しても、平気な顔をしてビボップは駆け抜けていきます。
ビボップとはそんな車です。
私が乗ったことがある車の中では、ベストハンドリングマシンです。
その他のビボップ走行時の感想を、以下に箇条書きでまとめます。
・2000rpm付近で、しっかりトルクが出ています。
田舎道で良くある5速60km/h巡行時で、約2000rpmです。
この領域は、トルクバンド真っ只中で、燃費や騒音的にも、快適です。
この領域では、5速からシフトダウンすることなく、かなりの上り坂でも速度を維持できますし、
何ならそこから更なる加速をすることも、じゅうぶん可能です。
・打って変わって、5速72〜77km/h(約2300rpm)付近は、不快です。
エンジンの騒音・振動が非常に大きく感じます。
トルク感もあまり感じません。
ゴロゴロとしたフィーリングで、気持ち良いものではないです。
・よって、かなりピンポイントな領域ではありますが、5速72〜77km/h付近は、イマイチです。
この速度領域は、田舎道や都市高速でありがちだと思います。
もう少し速度を上げるか下げるかして、回避することをオススメします。
・エンジンブレーキはあまり効きません。
アクセルオフかつ、エンジンはそこそこ高めの回転数で回っているのにも関わらず、燃料カットがされていない場合があります。
そのせいでしょうか。
あるいは、排気量に対して、車重が重たいためでしょうか。
・直進安定性は、あまり良くありません。
最近の軽乗用車の方が、真っ直ぐ走りやすいです。
・クラッチペダルがかなり上のほうで、クラッチミートします。
クラッチミートできる領域が、少々狭い気がします。
クラッチペダルは、それなりに踏力を必要とします。
・電動パワステは、気になるクセは無いです。
ただ、極々低速時にはアシスト量が少ないです。
よって、車庫入れ時に、片手でステアリングを回すことは、困難です。
・最小回転半径は4.8mで、小回りがききます。
・燃費性能は、案外悪く無いです。
2000rpm以下で次々シフトアップし、巡行回転数を1500rpm以下に抑えます。
そうすれば、市街地の片道数kmのちょい乗りでも10km/Lを割り込むことはありません。
田舎道で、60km/h程度で粛々と流せる場合は、20km/L弱の低燃費も狙えます。
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2024/01/02 23:03:16