FFヒータのお話。
我が家のハイエースにもべバストFFヒーターがついております。
車の燃料を使って温風を作ってくれるので、新たに燃料を用意する必要もなく、
消費電力も送風用ファンのみなので少なく、大変便利なものです。
作動音ですが、使用時の車外では、ガス湯沸かし器の様な音がします。
操作方パネル
まず、コントロール部分にボタンが3つとダイヤルが1つあります。
ボタンは、上から、起動ボタン、停止ボタン、送風ボタンです。
ダイヤルは、左一杯に回すとMAX燃焼、右一杯が最弱となっています。
(設定温度指定はできない。このダイヤルの位置で大体検討つけるしかない)
とても簡単で便利なのですが、使用上の注意点がいくつかあります。
FFヒーターは、バンコンには強力すぎる!
スーパーロングとはいえど、室内は何せ狭い。
この狭い空間を温めるだけなので、大したパワーはいらないのです。
しかし、ヒーター起動時(点火時)は必ず燃焼マックスの位置にダイヤルを
合わせてから点火しなければいけません。
更に、完全点火するまでに15分位かかります。
これ、忘れたんです。
MAXにしたまま。寝落ちしました。
長野の山奥で、外は零下4度。
ヒーターつけて、しかし完全点火して温風が出てくるまで少々時間がかかる。
なので、布団に潜り込んでウトウト。
深夜寝苦しくて目が覚めると、室内は南国状態
室内温度計を見ると、、34度!湿度LL(計測不能の意)
慌てて窓あけて、マックスファンフルパワー!
と、こんな感じで、外が零以下だとしても、FFヒーターMAXで寝てはいけません。
積雪にも注意!
車の燃料をそのまま燃焼して温風を作るので、当然排気口が車の外にあります。
温風は、車内の空気を温めて排出しているだけなので、室内にはCo2等も出ない
安全なシステムです。が、当然車外の排気口は塞いではいけません。
2020年の暮れ、関越自動車道で大雪による大規模立ち往生が発生しました。
みなさん車の排気口が雪で埋もれないように、極寒の中、定期的にテール回り
を雪かきしていたそうです。気力の無い方は、エンジンを停止して
凌いだそうです。
では、車中泊中、いつのまにか大雪になり、FFヒーターの排気口が雪に埋も
れたらどうなるでしょう?
当然、不完全燃焼になり、一酸化炭素が車内にも回り非常に危険です。
私は、このニュースを見て、すぐにホームセンターへ走りました。
ジャジャ~ン FFスノーケルっ!(見た目ボロくて恥ずかしい。。)
これ、ホームセンターのエアコンダクトパイプを加工してつくりました。
テールパイプとこのプラスチックスノーケルの間には、もう一つブリキのパイプ
をかませて、熱でプラスチックが溶けないように工夫します。
パイプのあちこちに穴が開いており、天辺以外からも通気できるようにします。
黒いテープの裏側には強力ネオジウム磁石を仕込んでありまして、
好きな位置でボディーに密着できます。
幸いまだこれを使用しなきゃならない状況に出会っていないので、
効果未確認ですが、非常時何もないより良いかと思い、作ってみました。
命にかかわります。
検証できていないので、絶対にマネしないで下さいね。
Posted at 2021/02/28 22:05:16 | |
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