
TYPE-Rの魅力ってなんでしょうか?
それはやはりサーキットを走行した時の気持ち良さだと思うのです。
四駆のターボ車の様にコーナリングでトラクションをマシン側が勝手にコントロールすることもありません。直線ではターボ車の様な絶対的スピードもありません。
サーキットのストレートではアクセルを床まで踏み込んでも、ターボ車には置いて行かれるんです。(実に悔しい思いをさせられます)
がしかし最近の車に漏れずECUでプログラム化されエンジンが駆動しています。でもマシンまでもコントロールされずに最後の部分ではドライバーの意思でもってマシンを操るアナログ的なところが幸いにして未だこの車には残っています。
車に乗せてもらっているのではなく車を操っているドライブ本来の楽しさがこの車の魅力のひとつなのではないでしょうか。(車を操るのが実に楽しい)
一般道では余りにも不必要な硬さのサスもサーキットを走行すれば何故このサスなのかが理解できます。このサス無くてはあの走りは不可能とさえ言い切れます。
公道での突き上げなんかまったく嘘の様に無くなりますから。
サーキット初心者の私でさえそこそこのタイムでサーキットを走れてしまうのですから。(間違いない・・・)
一般道ではこの車の魅力を存分に味わうことは不可能だと思います。例え峠道であってもそれはサーキット程ではないのです。
VTHCインジケーターの発行ダイオードすべてを点灯させて走行する快感は正に別世界です。この瞬間を味わうためには、この車の持てる力を極限まで出し切ることのできるサーキット走行でしかありません。
公道を走行する車で9千回転近くまで回ってしまうエンジンが積まれてるのですから回さないなんて余りにももったいない事です。それだけの潜在能力を持つ車ですし。
オーナーの方で未だサーキット未体験の方は機会があればぜひ一度サーキットを走行してみて下さい。この車を持つ喜びがきっとまたひとつ増えることでしょう。