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クロスプレーンクランクならV8なのにピストンの数が足りない！と思った車好きは多いと思いますが、実はこれはバイクの直列4気筒エンジンのものです。

昔あこがれたＶ－ＭＡＸがいよいよモデルチェンジしたという話を聞いて久し振りにバイク雑誌を見てみたら'09モデルYAMAHA YZF-R1の解説で面白い記事を見つけてしまったのでネタにしてみます。全て雑誌の受け売りですしバイク好きの人には既に常識かもしれませんので申し訳ないのですが…

車では直列４気筒ならフラットプレーン(180度)クランクが常識ですよね。等間隔爆発で最もトルク変動が少なくスムーズでパワーも出ると何となく思い込んでました。しかしピストンの動きで見るとフラットプレーンクランクではすべてのピストンが同時に上(下)死点に来るのでエンジン回転中のピストンはいっせいに動き出していっせいに止まるという運動を繰り返してます。これが高回転を中心に考えるバイク用エンジンでは問題になるらしいのです。クロスプレーン(90度)クランクなら加速と減速するピストンがお互いの慣性力を打ち消しあうのでスムーズにクランクが回転するらしいです。高回転では爆発によるトルク変動よりピストンの慣性力によるトルク変動の方が効いてくるということなんですね。10000rpmオーバーでの性能が問題になるバイクと車では優先事項が変わってくるみたいです。当然不等間隔爆発になるのですがバイクの世界では”不等間隔爆発の方がトラクション性能が良い”というのも常識のようで興味深かったです。

それならトルク変動は大きくても良いんじゃないか？という疑問も有るのですが(笑）。
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