
去年の2月26日に大宰府天満宮に合格祈願に行って受験勉強に邁進した1年間。
いよいよ2月24日25日は総合政策学部と環境情報学部の試験です。
両学部とも、受験科目は英語と小論文のみ。
24日に電車の遅れで受験開始時間が2時間遅れたため、法政大学T日程の合格発表を試験前に見ることができ最高の状態で試験にのぞめたようですが、夕飯は喉を通らないほど揺らいでました。
「英語はなんとかなったけど…小論文ができてるのかできてないのか全く分からん😭」
ずっと落ち込んでる。
私はというと、試験会場の日吉駅に娘を送ったあと湘南台まで電車で行き、あらかじめこの物件に住みたいなと娘が言ってたところを歩いて視察。
駅からの距離、環境をチェック、キャンパス行きのバス停からの距離。テクテク歩きながら駅まで戻り賃貸仲介会社にノーアポで行って物件をいくつか紹介してもらいました。当初の賃貸はもう埋まっていたのと、その賃貸の問題点も洗い出し自ら歩いた結果、立地、価格、設備、娘の理想の内装、全てクリアした最良の物件が見つかりました。1日目の試験が終わって落ち込んでる娘に物件を見せOK出たので早速仮契約😄
娘が苦悶している間私は良い物件に仮契約できてハッピー気分だったので
「あなたが1年間(初めて)やり通したんだから大丈夫よ、そしてね、母が動く時はいつも最善なんだよ、賃貸も仮契約できたし春から慶應生になれるよ、だから明日の試験も良い状態で頑張ってね💕」
根拠は私の経験と勘だけだけど迷うことなくそう思ってました。
だけどこの仮契約という行為は知らずと娘に多大なプレッシャーをかけていたようです😅
1年間慶應に恋焦がれて全力投球したのに諭吉に見初められなかったら…そんなことを考え眠れない夜を過ごしている娘。
私はベッドの中から娘への思い、育てながら考えてたこと、受験期の思いなど全てをたくさん話してあげ不安な夜を寄り添って過ごしました。そしてお互いいつの間にか眠ってしまった夜。母娘、2人だけの大切な時間となりました。
次の日環境情報学部試験。
英語が難化。小論文も細々と問いが多いのとこれでもかっていうくらいの設問、内容ミスの訂正プリント。
英語が全然できなかったと嘆き悲しむ娘…絶望に満ちた夜だったけど私は受験終わったらゆっくりしようね💕︎といいみなとみらいの万葉倶楽部という日帰り温泉施設に予約を入れてました。
だってせっかく娘と2人だけで東京行くんだもん…。楽しまなきゃ損じゃん💦受験終わったんだからもう勉強もしなくていいでしょぉー。と、!1ヶ月も前から準備万端予約してましたよ😄
最悪のメンタルの娘を連れて無理やり温泉行ったけど、岩盤浴たくさん入って汗いっぱいかいて嫌なことも全部忘れて初のフェイシャルマッサージもしてもらって満更では無い様子の娘。よかったぁ😅
そしてクヨクヨしている娘に
「大丈夫よ、あなたは法政も慶應も全部受かって受験全勝するよ!」
もちろん、私自身は迷うことなくそう思ってたけど本人クヨクヨ止まらず…笑
次の日は岡山に戻ることにしてたけど、とりあえず東京行ったらホテルのランチビュッフェは押さえておきたいと思ったのでこれまた事前予約を入れていた東京プリンスホテルにまだまだメンタル復活してない娘を連れて行ってきました。だけど美味しい料理はどんな辛い状況も払拭できますね。またまた可愛く笑顔全開になる娘🎶忘れっぽくていいね♪
ランチビュッフェを堪能したあとは法政大学の市ヶ谷キャンパスを見学して、こちらの大学もステキね〜😍とうっとりしている母を横目に本命に行きたいとソワソワしている。
でもこの近辺で良物件を見つけるのはハードル高いなぁと困ってる母。噛み合わない感想の2人。
これで4日間の受験付き添い旅行終了。私は9万歩をヒールのパンプスで独歩し足から流血しました。試験初日は賃貸見に行ったあと、みんカラのフォロワーさんに教えてもらった横浜のお店でおひとり様ランチ😋🍴💕2日目の試験の日は皇居周辺を1人で散策し霞ヶ関を通りながら旦那の会社の本社のある虎ノ門ヒルズを抜け新橋駅まで歩きました。都会の人達は誰1人パンプス履いてなくて笑った。地方の人だ、とすぐバレますね。でもなぜか「帝国ホテルはどっちですかね?」とか「このエスカレータで25階まで行けますかね?」とか尋ねられました。知るわけないじゃん…。こっちもほぼ迷子だけど😂😂
帰りの飛行機ではまたまた娘のメンタルは爆下がりで受験を思い出して涙出していたそうです。
1週間、家族中を重たい空気でいっぱいにさせながら受験結果を待つ辛い日々。
私もずっと受験BBSを見ながら慶應受験生たちの辛い状況にシンクロしてました。
そして合格発表の日無事両学部とも合格したとLINEで報告あり、一緒にCT操作室にいた看護師さんと涙ながらに喜びあいました❤️
娘は少し変わった幼稚園に通っていてその幼稚園の創始者が唯一尊敬する教育者が慶應の創始者、福澤諭吉先生だったそうです。
最近このことを知ったのですが三つ子の魂百までですね。娘の教育の原点に慶應が細い細い糸で絡んでいたなんて運命感じちゃいました。
慶應は大学と認可を受けるにあたって国からの条件として女子学生の入塾を切り捨てたそうです。
本来なら女子学生にも同等の教育を受けられる環境にしたいと願う慶應の方針を国は認めなかったということですかね。
だから私は国立の国の施策にのっとった画一的な教育が最高峰とは思わない。
独自の理念、理想の教育を掲げる私立大学の存在価値を支援してます。高い税金を収めているんだから国立大学の授業料、施設維持費の安さは羨ましい限りだけど5教科全てが満遍なくできる子が英語特化でその他は偏差値42のうちの子より絶対的に優れているとも思わないです。
不器用でも何かに特化して高みを目指し、登りつめたこの受験はきっとどんな事でもやればできるという自己肯定感、自信に繋がり広い視野を身につけることができたと思います。
高い壁を超えて行った娘の力に敬服しつつも一人暮らしの用意を進めて行く段階で生活力の無さ、世間知らずな物言いに戸惑ってしまう場面が何度もありました。どんなにお勉強できてもまだまだ子供で、危なっかしい娘にもう少し助言できることがあるなと感じる今日この頃。
それでも1年前とは比べ物にならないくらい進化しました。世の中の不平不満を全て吐露するとこんなにやさぐれるんだ…と思うくらいのとんがってました。
「私はー、息だけして生きていきたいの!なーんにもしたくないの!!」とダダをこね、学校にも行かず家の手伝いもせず…でも受験が終わりようやく肩肘張らずに等身大の自分に戻れ、自分の非を素直に認めることができたり、7つ下の妹と同レベルの喧嘩をしなくなったりしました。
そうかと思えば
「私は負わなくていい責任はひとつも負いたくない!」と娘。
「でも自由を謳歌するには責任はつきものよ」と長女
「うるさい! うんちうんち、だまれ!!」と喚いてる…💩🤣
娘が学問をする理由は選択肢の幅を広げたいからだそうです。人にかける言葉、自分の行動、全てにおいてたくさんの選択肢の中から最善のひとつを選んでいきたいと。
いつの間にか成長したね✨✨
学問は偉大ですね〜(*^^*)
いずれにしてもでっかい桜が咲いて最高にいいモノを見せてもらった今年の春🌸🌸🌸✨✨✨
諭吉先生、娘を認めてくれてありがとう!
大宰府の菅原道真公もきっと尽力してくれましたよね、1年間しっかり守ってもらえました、ありがとう!
そして何より自分に壁を作らずやってのけた娘におめでとう!
はい、私のフロントガラスはようやく日曜日に帰ってきて、久々運転中の景色が見づらくなくなりましたよ。
その間あちこち行ったけど酷くならなくてよかった💦
余談ですが今年娘たち3人にかかる費用は600万を超えてきます😂ゆ、う、う、つ…