
いよいよ海老名SAを出て西へ。
1速でちょっと引っ張ってみる。
4気筒エンジンではあんまり引っ張ると唸りを上げて怖くなるが
空冷L型2気筒デスモド・ロミックエンジンは、何と もっと引っ張れ!と
乗り手を誘惑してくる感じすら受ける。
2速に上げ、アクセルを多めに捻る。
油断していた… 上半身が完全にその場に置いて行かれた。
しかし、DUCATIとしては貴重なリアのツインショックのおかげで
衝撃はとても優しいマイルドな感じ。
慌てて3速に入れるが、速度が出過ぎて他の車に既に追いついている。
4速で普通に100km走行しても余裕。
5速に入れると振動が減るものの、先週まで乗っていたX4に比べて
全く余裕な印象。
X4は5速で走っていても、6速か7速が欲しくなったが、
このGT1000は6速だと実に快適に高速クルージングが可能。
ちょっと車の量が増えてきたので、右へ左へと車線を変更しつつ
車の前方へ出るという作戦を実行してみた。(別名:すり抜け)笑
この作戦はここ1ヶ月ほどでX4にてずいぶんと実行し鍛錬を重ねてきた。
さてGT1000ではどういう挙動を見せてくれるのか…
右へスイ~ 左へクイッ! 何度か繰り返すうちに、
ヘルメットの中で爆笑している自分。
「すり抜け、何でこんなにおもろいねんっ!がっはっは!」
ショートなホイルベースと、若干の前傾姿勢の影響もある。
着座位置の高さからくる視野の広さと安心感。
前後とも17インチ径のホイールに前120後180の絶妙なバランス。
ヒラヒラという表現ではない、思うままにクイックに反応する車体。
高速道路を疾走しながら、頭の中は峠の小さなカーブの中を走っていた。
途中見え隠れするバイクからは初めての富士山にちょっと感動しつつ・・・
気がつけば富士川SAだった。17時。
バイク駐輪場にNinjaの若者が身支度中。
よく見ると、全身が濡れている様子。Ninjaもビショビショ。
周囲を良~く見ると、SA全部水浸しな感じ。
若者に聞くと、30分前からゲリラ豪雨でつい5分前に止んだとのこと。
ラッキー。
濡れずに済んだ。持って生まれた悪運の強さを発揮・・・
路面が濡れていたので、GT1000は少々汚れてしまった。
長い長い静岡県はまだまだ続く…
18時過ぎ、牧の原SA到着。
あまりにも西陽がキツく退避。日が沈むまでちょっとゆっくりするか。
あ、忘れていたが、X4の内モモ灼熱地獄に比べても全く熱くない。
Lツインのうちの1発が、モロに股ぐらを直撃しているのに今のところ非常に快適。
空冷エンジンの冷却って… しかもドゥカティの…
と心配があったが、取り越し苦労に終わったようだ。
ここ牧の原で給油。
納車時に15L満タンにしてから、ピッタリ200km走行。
入った燃料8L。
非常に分かりやすい。算数の苦手な自分でもすぐ計算できた。
25km/L という成績。
確かにあんまりブン回しはしていないが、そこそこのスピードで来ている。
まずまず良い数字で安心した。
これでやっとコイツの航続可能距離が判明した。
燃料タンク15L
燃料消費率25km/L
航続可能距離375km
ということは… お!大阪まで給油なしで帰れるぞ!
長い長い静岡はまだ続く・・・大阪の自宅まであと300km。
Posted at 2011/07/22 10:09:18 | |
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DUCATI GT1000 | 日記