最上本山 御滝 龍泉寺(さいじょうほんざん おんたき りゅうせんじ)に行ってきました。

屋根など至る所に龍が描かれています。
創建は奈良時代天平勝宝年間、この地で山岳修行をしていた報恩大師によるものとされています。
雨乞いの神である竜神様、八大龍王と、豊作の神であるお稲荷様、最上稲荷が渾然一体となった民間信仰の霊場でした。

龍王池の対岸には赤い鳥居が目立ちます。

八大龍王の碑があります。
宗派は、かつて天台宗であった時期があり、日蓮宗に改宗したのは江戸期の備中高松領主の花房氏の影響によるものと言われています。
境内にはもみじが緑の葉を広げており、そこに小さく赤い羽根をつけたような花が咲いていました。
龍泉寺から下って足守街並み保存地区へ向かいました。
備中足守藩は、豊臣秀吉の正室・北政所ねねの実兄である木下家定を藩祖とし、その子孫が代々治めてきました。
家定の実子には、三代藩主の利房や、豊後日出藩祖の延俊、備前岡山藩主を務めた小早川秀秋などもおり、叔母のねねとも深い繋がりがありました。
足守藩侍屋敷には秀吉の書と言われている額が飾られています。
そして足守藩主の子として生まれた緒方洪庵は江戸で蘭学を学び、のちに大坂に蘭学塾「適塾」を開き、日本の西洋医学普及の基礎を築いた人物です。
足守プラザには洪庵茶屋があり、私たちはここで昼食をとりました。
足守はゴールデンウィーク中でも観光客で込み合うことなく、のんびりと散策できました。
その後、備中国分寺吉備路もてなしの館山手へ行きましたが、ここはさすがに有名な観光地なので多くの人でにぎわい、駐車場もいっぱいでした。
ここから国道180号線、国道53号線を走行しましたが、渋滞が続きうんざりしました。
Posted at 2025/05/05 14:02:41 | |
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