2021年03月18日
風の中を走る?
前回は強風でのA110の挙動について感じたことに触れました。台風が近くなると出張先で飛行機が飛ぶかな?と心配する同僚がいました。私は、一定方向の風だけなら飛行機は風の子だからと言ってきました。航空機では、横風着陸時に滑走路と違った角度にバンクを付けてアプローチし、タッチダウンして機種を滑走路に直進させる操作を見たことがあると思います。結婚しバイクを諦め唯一の趣味はラジコンヘリコプターでした。しかし、ホバーリングが出来るまで1年くらいもトレーニグが必要な当時のラジコンヘリです。現在は三軸の電子コントロール装置が進み、ドローンなる物は誰でもヒョイとホバーリグが出来ます。そんな事でその趣味にもだんだん興味が薄れてしまいました。そんなラジコンでの経験です。ラジコンヘリの場合一番難しいとされているのが前後左右上下の空気の影響を受けるホバーリングです。ヘリを速度上げて前方に走らせると、風見鶏効果で空気と機体の関係は一定方向になり安定します。飛行機の場合でも、速度を出している方が安定します。しかし、車では速度を上げると車体が浮く感覚になります。今では当たり前になったダウンフォースの出番です。遠い昔、レーシングマシンチャパラルは積極的に車体下面のエアーを機械的吸い出し大きなダンフォースでコーナー速度を得ました。しかし、レスー界はどうしたことかそれを追い出してしまい、しばらくダウンフォースを得るのはクザビ型のエッジからウイング装着でした。F-1でもとても高い位置にウイングを付けたマシンは、子供心にあのF-1格好悪いと映ったものです。昔の車は速度上げるとフワフワと浮く、そんな速度に関係の無い乗用車までウイングを付けた車が出て来た時代がありました。A110で真正面からの強風に向かった時です。また違う車の感覚を感じました。それは、路面を捕らえて重力を感じているのではなく、空気の中を走っている感覚です。スポーツカーを経験した事の無い私で、エコ空力しか経験がありません。ですからスポーツカーとしてのダウンフォースを意識した車は初めてです。まだ慣らし中の7速3,500rpmでの感触ですから解りませんが、もっと回転を上げ様々な状況下でどんな挙動なのか違った感触に注目したいものです。たぶん私が経験してきた範囲とは違う異次元なのでしょうね。A110オーナーの皆様はそんなの当たり前なのでしょうか?それとも同じ風に感じておられるのでしょうか?
次回も、慣らし中での様々な感想! スポーツカーが初めての方々に参考になれば!
Posted at 2021/03/18 06:45:54 | |
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