2023年07月24日
<A110の相棒探し後編 納車>
A110の相棒としてのSUV。オーダー入れてから待つこと3.5ケ月たった入梅の頃にディラーから連絡あり、関係書類の件で訪問しました。用事を済ませて帰る時、販売担当は「あとは楽しみに待つだけですね?」と言われました。たしかに新車を待つのは楽しみの一つですが、A110の時とは違いそんなに気持ちが盛り上がる訳でもありません。13年連れ添ったクラシックサルーンとの交代ですから、いささかその寂しさもあってです。アルピーノディラー店の前の混んだバイパス道路をノロノロと試乗してオーダーたA110です。試乗といっても高速走る訳でもなく、その感覚はわずかな感触で、あそは想像するしかありません。若い頃は、初めて屋根が開く車が発売になり、ディラーに半分ヒヤカシ気分で参上し、「こんなチョコット乗っただけでは解らないヨ!」と言った事があります。その言葉を受けて立ったセールスマン「この車貸しますから一日乗ってきてください。」と返しきて、その週末東名から富士山巡り中央高速とかっ飛ばし、ガソリン空にして、そのままオーダーなんて事がありました。その後もその車、車検に出しにいって試乗した新型小型車を高速道路に引張だし、振り回して走り、その帰りにオーダーしてきた事もありました。そんな事で、私にはチョコット試乗ではその本質は解らないという意識があり、A110の相棒も試乗もせずに重たい、デカいの走りを想像して期待もなくオーダーです。加えて、人生初めてのSUV!何がイイのか?も知ってみたい好奇心でオーダーしました。いよいよ納車となりディラーから乗り出すと、サスはフワフワ!静かなエンジンにモーターで、フィーリングもなくただただ回る動力といった2.4L4発ターボエンジン+モーターのHV車としか感じません。1台で済ます為の愛車だったクラシックサルーンは、3.5L、V6、HV車で、そのエンジンフィールはとても気に入ってましたので、いささかガッカリです。とにかく、ラクチンに走るという事だけは確かな様です。A110の相棒として選んだコンセプトは、A110と真逆な素性と決めSUVにした訳です。それにしても!そのインプレッションを友人にメールで「いたって鈍調」と書いたら、友人からは「そのうちSUVの良さが解りますよ!なんせA110は非日常ですから。」と慰めにも読める返事でした。別の友人は、「新車にかかりきりで、もうA110の出番無いのでは?」とかも言われました。たしかに新しい車は相棒としてなじむまでにいささか乗り回さないと自分のものになりません。なんせ、一応のカスタマイズなど操作をマスターしなければ、気持ちが落ち着かないのは事実ですから。そんな事で、A110の出番がなくガレージに休ませてるだけの一月間でした。こうなると、神さんはSUVをご指名で、A110の出番は私単独の行動の時だけです。燃料ポンプ問題でエンストの心配も無いのでしょうが、一度経験してからはトラウマでイマイチ安心できない感じのA110です。ですから約束事での使用には気が進まず、もっぱら計画無のブラッと散歩的な気晴らしドライブだけです。それでも、工作部品を切らしてそれを買い求めにA110で出かけよとした日曜日、急遽神さんも行くという事になりました。さすればA110の出番は無くなり、SUVの出番です。ですがその模型店では求める部品が無く空振りとなりました。その翌日、再度A110で離れた模型店まで足を運ぶことにしました。久しぶりのA110で、SUVのフワフワ感から固いサスのA110。専門家の論評では、これでもスポーツカーとしてはまだ柔らかい方?SUVはA110の倍の重量で、久しぶりにその軽さと、ハンドリングのクイックさ、そして五感に伝わる走行感に思わずニンマリです。A110の相棒は真逆のタイプとした選択は間違っていなかったと確信した瞬間です。SUVはとにかく機能満載のラクチンにかけては最優等生です。そんな深いソファーに座っている感覚から、A110のバケットシートに座ると、気持ちが一変するという相乗効果を感じ始めています。ランチンに走りたい時、かっ飛ばす訳でもないが全身で走行感触を感じていたい時のA110という相反する感覚がお互いを求めあう相乗効果を今感じ初めています。SUVのディラー担当に「どうしてこのSUV選んだ?」と聞かれ面倒なので「荷物積めるSUV、荷物積めないA110。」と答えた事を思い出しました。A110は楽しい車です。友人の非日常という表現は、言い当てて妙です。その愛車のA110も、あと半年で初回の車検です。オドはまだ1万Kmちょっと!まだまだA110には乗ろうと心に決めた瞬間でした。
Posted at 2023/07/24 15:35:32 | |
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