アクセルを踏んだ時に
ブオオー
では無く
オンッッ
っと軽く吹けあがる。
このイメージを目指しました!
マフラーってやつは・・・
マフラーのパイプ径を太くして排気効率を上げると・・・
・音は低く
・抜けが良く加速が良くなる
・吹け上がりが良くなるが音にキレが無くなります。
マフラーのパイプ径を細くして排気効率を下げると・・・
・音が高く
・抜けが悪く加速が悪くなる
・吹け上がりが悪いくなりますが音にキレが出てきます
正確には違いますが、大雑把にはこんなもんです。
ただ抜けが良すぎると・・・
グォォォオオ・・・
バリバリバリバり
音が割れてしまい美しくありません。
どちらにもメリットとデメリットがあり、ほぼ背反状態にあります。
かつこれにLSの4600ccのエンジンに合わせた最適解を
センターマフラー・リアマフラーを改良する事で導きたいと考えています。
最適解とは?
①音はよりキレのある音に
②音の高さは、最低でも現状維持
③今より中間加速は速く
しばいたろか!!!!!
わがままぬかすな!!!!
って言われそうですが・・・・
話を先に進めましょう。
現在のマフラーは・・・
高音にしたいと思って・・・
今以上にパイプ径を細くすると、排気効率が悪くなり
フン詰まり状態ですね。
これでは走っていても、面白くありません。
パイプを太くして排気効率を上げるのは
エンジンの排気量的にはまだ余裕がありそうなのですが
音を低くしたくはありません
さてどうしたものか・・・
まずはリアマフラー
ツインループと言う解を出しました!
これはISで既に存在しています。
このマフラーは凄く理に適ってます。
マフラーの径を細くしつつも
排気の出口を増やすことで・・・
排気音を低音にもって行かず
排気効率をアップを実現!
さらにパイプ径が細くなったので、音にキレが出ます
なんとナイスアプローチでしょう!!!
リアマフラーはもう触るところ無し!!!
次はセンターマフラーです!!!
ここは苦労します!
前回のセンターマフラーもそうだったのですが
本当に調整が難しいのです。
理論と職人の勘が融合した所に最適解があります。
理論的にはこういう解が良さそうだ・・・
でも実際のところはやってみなきゃわからない
今回改良したリアマフラーであるツインループに合わせた
最適解をまた探さないといけません
試作1号機で走ると・・・・
グォォォオオ・・・
バリバリバリバリバリ
排気効率が良すぎて
音が割れちまいました!!!
でもここまでは計算どおり!!!!
今回のアプローチは・・・
音が割れた所を基準として・・・
センターマフラーの構造を調節して、
音が割れないギリッギリッに調律した
センターマフラーを創り出す!!!
コレだからです!
スルガさん「試作2号機、これはどうです?」
僕「
全然ダメっす。音が小さいっす。物足りないっす」
しばらくして・・・
スルガさん「試作3号機、このセンターはどうです。」
僕「
ダメっす。もっとダイナミックに行きましょう!!」
スルガさん「これでも、他の車と比べてもかなりレーシーですよ」
僕「いや、世界はもっとダイナミックです!
振り切っていきましょう!」
さらにしばらくして・・・
スルガさん「試作4号機、これで如何ですか!?」
僕「・・・だいぶ良くなって来たけど・・・
ダメっす。これが限界とはおもえないっす!!!」
スルガさん「・・・・・・・」
こんなやり取りが続きました。
正直、僕も譲りません!!!
妥協は絶対しません!!!!
試作4号機でも良かったのです。
妥協しないのには理由がありました・・・
毛皮の最高峰FENDI
その毛皮創作の最高責任者 R・Mさん
世界を魅了し続けるクツを創り出し続ける・・・
クリスチャン・ルブタン(本人)
(何故にこの人と一緒なのかはいつかブログで書きます^-^)
そして馬具屋!!!って書きすぎると失礼なので
敬意を表して、言わずと知れたHERMES
(この背景の意味もブログで書きます^-^)
毛皮にクツに革に・・・
モノは違えど、
彼らは皆言いました。
自分の作品全てに
メッセージと信念と哲学を込めている
すると作品に魂が宿ると・・・
僕は凡人ではありますが
彼らと直にお話をさせて頂き
その姿勢は見習いたいと考えています。
メッセージ・・・・よりキレある音に
信念・・・・・・・限界に調律された解を、妥協無く導く
哲学・・・・・・・理を受け入れつつ、智にて道を拓く
これらを持って頑張りたかったのです!!
そして・・・
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
やってくれました!!!!
グォォオオオ(バ)・・・
あ・・・割れそう!?
いや踏ん張った!!
オォォオオ(バ)
ああぁ・・・今度こそ割れそうか・・・?
ォォオオオオン
耐えた!!!!
バッチリOK!!!
限界調律のリアマフラー
完成しました!!!
言いたい放題行っておきながら、なんなのですが・・・
よくこんなの創りました・・・・
パイプ径を細くして、音にキレは出しつつ
排気の出口をツイン(合計4つ)に増やす事で排気効率を高めた・・・
リアのツインループマフラー
逆説的に音が割れるギリギリまで構造を調律して、
割れない美しい音を保ちつつ、更に抜けを良くした
限界調律センターマフラー
正直、スッゲーの出来たと思います
そして今回は我ながら(一歩も譲らなかったので)タチが悪かったと思います。
殺意すら芽生えたかもしれません・・・
それでも、こんな若造の世迷言に付き合ってくれた
スルガスピードさんに感謝しています。
よって素直に宣伝しておきます。
11月27・28
スーパーオートバックス・サンシャインKOBE
で行われるスルガスピードさんのイベントで
この2作品はアン・ヴェールされます。
そして御大も自ら神戸に降臨されるそうで・・・
興味ある方は是非とも足を運んでみて下さい^-^
素晴らしい作品だと思います。
そしてこの2作品のインプレッションは・・・
次回ブログにて!
ご期待下さい^-^
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レクサス日記 | 日記
Posted at
2010/11/20 14:20:22