僕はオシャレを全くしません。
服や小物に興味がありません。
たぶん独身時代の2003年~2005年の3年間で購入した服の総金額は
3万円以下でしょう。
そして結婚してからは
僕はどうでもいいので、妻には
出来るだけきちんとした身なりをさせたい
そう思っておりました。
しかし!!!
我が家において
それは間違いだったのです!
ある日、妻のお義母さんと話をしていると・・・
お義母さん「私もお父さんに私の好きな服を見立てて、そして着てもらって
街を一緒に歩きたかったわ
すごく楽しいと思うの!
もう今はあきらめちゃったけどね・・・」
僕「なるほど~そうなんですか~」
妻の父を一言で表すと武人です。
オシャレをして街を歩くってのは
ちょっと想像が難しい感じがします。
あれ・・・?
「私も」?「も」?
お義母さんは確かにそう言いました・・・
妻もそうしたいって事なのか?
それが幸せの一つって事なのでしょうか??
確かに僕も・・・
妻「あんび君の洋服とか見に行こうよ」
僕「俺いらない。お前の好きな服買っていいよ」
妻「それはいいよ・・・」
こんなやり取りが何度かありました。
これは僕の単なる独り善がりの自己満足だったって言うのでしょうか???
僕は思い切って言ってみました。
僕「一度、俺の洋服、見に行って見る?
見立てくれるんでしょ?」
妻「うそ!本当??行く行く!!!」
妻はとってもうれしそうでした。
メデタシ、メデタシ
なーんて、あんび家が平和に
終わるわけありませんでした
実際に買い物に行くと・・・
僕「これなんてどうかな?」
妻「ダメ!無難すぎて
つまらない!!」
僕「じゃあ・・・思い切ってこっちは?」
妻「無理!!あんび君の顔じゃ
無理!
顔が服に負けてるもん!
残念!!!」
僕「(ノД`、)
じゃあこんなのは?」
妻「なんでそれをチョイス
するかな~!!!
それを着こなすには
身長があと10cmは必要よ
もう伸びないでしょ!」
(#`皿´) ムキーーーー!
なんじゃいな!!
さすがの僕もテンションが下がってくると・・・
妻「何つまらなさそうに しているのよ!
せっかくあんび君の服を
見立ててるのに!!
テンション上げて 来なさいよ!!!」
もはやメチャクチャです(ノД`、)
こんなボロカス言われて、テンション上げれる人見たことありません。
そこそこテンション上げ、
興味は持ちつつも
口出しはせずに まな板の鯉状態・・・
これが理想の様です・・・
そんなある日、留守電が入っておりました・・・
留守電「あんび様~~が入荷致しました。明後日より一般発売となります」
妻「ついに来たわね・・・
あんび君!明日は銀座よ!!
きちんと私を起こしてね!」
僕「ええ!?電話の人、何か言ってたよ?入荷が何とかって・・・」
妻「そうよ!!明日起こしてくれなかったら
ぶったたくけんね!!!」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
僕は生まれて初めて
仮病を使いたくなりました
そして魔都にて
妻「思ったとおりね!!
こっちの無難なのはツマラナイ」
僕「は・・・派手じゃないかな?」
妻「あぁん?
オシャレセンスがマイナス5000
超えてるあんび君は
黙ってて!!
私には既にローテーションが
構築されてるのよ!」
僕「 (゜〇゜;)は・・・はぃ」
妻「このホワイト・・・シャイニー・・・
今年は間違いなく来るわ・・・
メンズラインは存在自体が希少だし・・・
こっちね・・・」
もはや、
悪魔の強力な呪文にしか聞こえません
妻「あんび君・・・これ残念ながら靴だからまた自腹ね」
僕「ヽ(  ̄д ̄;)ノ エー!?
あの~・・・
僕、自腹ならさっぱり欲しくないんだけど・・・」
妻「だめ!!これは縁よ!わかってるでしょ!!
もう逃すと無理!今しかないの!!!」
これはわかります。
あるレイヤーのモノは「出会いはご縁」
そして欲しいなら「即断、即買い」
これが基本だと思います。
保留しようものなら、二度と手に入りません。
妻「でも自腹ね!!!」
ガ━━(◎Д☆;)━━ン!
またこれです
必殺のパターンです・・・
選ぶだけ選んでおいて、僕の自腹・・・
しかも今回はご丁寧に予約までしてくれちゃってます
店員さん「あんび様、シンデレラサイズです。次回の日本入荷は未定です。」
僕は店員さんを滅殺したくなりました。
結論から言うと、買わない限りは生きて店を出れそうにありません・・・
完全に目が逝ってます。
妻からは「親の敵・・・逃してなるものか!」ぐらいの確固たる決意を感じます
生命の危機を感じました・・・
今回、妻が選んでくれたのはスニーカーでした。
ルブタン・レッドと言われるソウルに・・・
つま先から
カカトまでド派手で
クレイジーな靴ですが
良い思い出が一切無い僕的魔都(銀座・六本木・青山)界隈なら
イメージ出来ます。
こういうのを履いている方は普通にいらっしゃいます。
スニーカーに12万・・・
これがお洒落道なのでしょうか・・・
だとしたら、おしゃれに興味の無い僕には辛く険しい道です・・・
でも内側まで全部革張りで信じられないほど履き心地が良いです。
何より妻はルブタンのペアルックを
したかったらしいですね
話は戻しまして・・・
妻「明日はこれとこれとこれね!
そして靴はコレ!
よし!あんび君ならこれが限界ね^-^
でも満足!!!」
妻に用意された服を着る・・・
コレには様々な意見があると思いますが・・・
我が家に関して言えば
僕の服をチョイスしている時の妻は
とっても楽しそうで満足そうです!
そして妻が楽しそうだと僕もとっても幸せです。
よってこれからも、(苦行以外の何者でも無いのですが)
オシャレに関しては言う事を聞いてあげようと思う僕なのです。
妻「何ばノロノロしよっと?
はよ、行くったい!!」
そして今日も魔都に妻の怒号が響きます・・・
Posted at 2010/04/03 06:56:01 | |
トラックバック(0) |
C'eil vero valore? | 日記