阪神高速に乗り込みます!
やはり還暦を迎えた2人にはLSの乗り心地は最高の様です。
母「この車は静かで、
平べったくてええなー。」
僕「平べった???」
父「上下に揺れんで、乗り心地が良いって意味や」
父上、解説ありがとうございます。
浅学・非才の僕にはとても読み取れませんm(_ _;m)三(m;_ _)m
母「私にはまるでファーストクラスやでー^-^
真ん中席は足も伸ばせて最高や」
世界と比すれば、更なるサルーンがあると言いたかったのですが
そのままにしておきました。
車を知らぬ初老の母の戯言とお流し下さいませ。
大阪でどのような車が走っているか楽しみにしていましたが・・・
早速、後ろにオーラを感じます
妻も分かってます。

(画像は無関係です)
妻「後ろから、来たっちゃんねー。ベントレーやね
蹴散らしてるな。やる気満々かね。」
左に右に車線変更しながら、やる気満々のコンチです。
ナンバーには末広がりが4つ揃ってます!
あれが純正内装カラーなら「セント・ジェームス・レッド」
カッコよいぜ!!!
自慢じゃないですが、
高速道路で後ろからぶっ飛ばしてくる車に対して
(車種関係なく)ストレス無く道を譲るのが、
昔から何故か大得意ですヽ(゜∀゜ )ノ
まずは左に回避(*^ー゜)v
僕「父さん、全開して見よっか?」
父「おう、やってみい。」
ガッツリ踏み込みます
ぐぐっと加速
父「おぅ、2トン超えてる上に
5人乗っててこの加速か!やりおるのぅ」
さすがは車好きの上に、昔ブイブイ言わせてるだけあって
冷静なコメントです。
父「おぃ、あん・・・
母「ヒィィィィエエエエエ!!!」」
母「あんび!!あかん!あかんで!!
母さんの脳みそ出てまぅがなぁぁぁああ」
母にはジェットコースターに感じている模様です。
後ろ見ると・・・
確かに耳を抑えてます・・・
耳から出てくるのでしょうか(´д`;)
ほって置くと・・・
母
「母さんがこれ以上アホなってもええんか?
母さん、知らんからなぁぁあ!!」
行くとこまで行けば、逆に賢くなるかもしれません(-_☆)フフフ
しかしコンチも国産セダンに付かれるのはプライドに触るでしょう。
ぐっと加速してきます!
っとここでお遊び終了^-^
コンチは僕には上位の存在ヽ(゜∀゜ )ノ
分は弁えておりまする。
姉「あーはっはっはっはっは!
母さんの頭、有り得んがな!!!」
腹抱えて笑ってます!
母さんの天パーが更に進化して
ボンバヘッドになってます(´д`;)
母「見てみぃ!!あんたがスピード出すから
風で頭がボサボサになってもうたやろうが!!
どあほ!!!!」
姉「母さん!それは自分で頭振ったからや!
車ん中には風吹いて無いで」
母
「うるさい!私の所だけ吹いとってん!
あんびのせいでエラい目におうたわ!
Rちゃん(妻)!ええかこのアホと離婚する時は、はした金より
この車もらった方が絶対得やで!
えっへっへっへっへ。私も乗せてーな」
妻「はい^-^そのつもりですよ!^-^
一緒に遊びに行きましょうね!」
なんつー会話でしょう(´д`;)
僕「まあまあ、母さん。面白いもん見せたるがな!」
オーナーズデスクに電話します。
オペ「LS460にお乗りのあんび様ですね?本日は・・・」
姉「母さん、どっかから声が聞こえてこえへんか?
あんびが誰かと話てるで!」
母「これはロボットの声と絶対ちゃうで!
生やで生!!
母さんわかるねんヽ(゜∀゜ )ノ
でもどっから出てはるんやろうなー?
朝からご苦労さんですなー。
あんび朝から起こしたら悪いで」
オペレーターさんが笑いを堪えるのに必死です。
プロです。
母「大変やなー!私やったら絶対お断りやでー」
僕
「母さん、全部聞こえてるで^-^」
母「ええ!あほ、それを早く言いや!!
私・・・あほかと思われたんやないの!
うちの息子が朝早くからすいませんね。」
オペ「とんでもございません。本日はどのような・・・」
母
「うわぁーーー!応えてくれはったでー!!
なんなんや一体!!!」
・・・話が進まないので、用件だけ言って教えてもらいました。
すると最後に・・・
オペ「ご利用ありがとうございました。ご家族で気をつけていってらっしゃいませ。」
うーん。
プロですね!
さて南紀白浜アドベンチャーワールドに着きましたヽ(゜∀゜ )ノ
オウム?がお出迎え
かわいいパンダヽ(゜∀゜ )ノ
サファリにGO!!!
父「あんび。車内から見るやつでええか?」
珍しく父からの提案です
あんび「別にかまわんけど」
父「青空の二階建てバスに乗ったら母さん興奮して、
甲子園の時みたいに
落ちるかもしれへんやろ・・・」
あんび「Σ(゚ x ゚;)!!!!
せやな(´д`;)あったな・・・」
昔、甲子園に阪神タイガースを応援しに行った時
大逆転劇に興奮し過ぎて乗り出した母は・・・
漫画のように下段まで転がり落ちて行った事があるのです(´д`;)・・・
しかも、一番下まで転がり落ちた後すぐ立ち上がり
すり傷だらけでメガホン叩いて応援してた伝説を持ってます
よって大人しく車内から見学ですヽ(゜∀゜ )ノ
ラブラブラクダや・・・
ごろごろトラ
イルカショー
図鑑の写真の様な構図の妻が撮ったリクガメ殿
鋭い眼光の鷹!
そしてとあるパークで・・・
チンパンジーが大人しく座ってます。
当然、ダイナミックな動きなど
そう易々とは見せてくれません・・・
母「あんび!母さんな実は・・・
チンパンジー操れるねんで!」
僕「( ゜д゜)・・・」
さっきの加速で本当に
脳みそ落としたのか・・・
母「ええか!見ときぃや!!
こらチンパンジー!こっちやこっち」
手持ちのカバンを頭に被り、体を左右に振り始めます
母
「ほーらチンパン、ほーれほれほれ」
不思議な踊りを踊り出しました・・・
ギャラリーも集まってきます。
僕は思わず父を見ました・・・
すると父は目を細めて、笑って頷いています・・・
(やりたいようにさせてあげなさい。)
Σ(゚ x ゚;)!!
もはや達観!
聖者の領域!!!
付き合い40年の父が こう言うのです。
息子の僕が何をか況や・・・
見守ります。
これで何も起こらなかったら
母は単なる
マッドピエロです(´д`;)
すると程なく・・・
なんとチンパンジーが立ち上がって、体を揺らし
母を見ています。
そして吠え出しました・・・
母さん・・・これは操っているというより
威嚇している(されている)のでは・・・
母「あんび!見ときぃやー!もうちょっとやでー」
俄然やる気の母!周りのテンションも最高潮!?
周りのテンションとは裏腹に
チンパンジーの身体能力ってどれぐらいだ?
この策越えて襲って来たら・・・
とりあえずカメラで殴って大声出せば大丈夫か??
リスクを図り出す僕・・・
刹那!!!
チンパンジーが!!!
大声と共にチンパンジーが手を振り出します!!!
大声と共にチンパンジーが走りだします!!!
さらに戻ってきます!
すごいパフォーマンスです!
そして大歓声!!!
満足げな母!
母「見たかあんび!この間テレビでやっとったんや!!!
はっはっははははは!」
(´д`;)
それはテレビの撮影用で素人さんがやるには・・・
父「母さん、ますますごっつぅなって来たやろ?
最近は怒らんと、
やりたいようにやらせてあげてんねん^-^」
父上、僕は今なら及ばずながらも
すごく共感出来ます。
そして帰路・・・
美しい夕日と静かな車内で
突然、母が呟きます。
母「まさか、あんびが買った車。
あんびの運転で家族で出掛けるとはなぁ・・・
夢にも思わんかった。この間までチビやったのに・・・
でも、私らもそうやって、お母ちゃん(僕のおばあちゃん)を乗せて上げたよなー
世代交代の時が来たんやなー。なあ、パパ」
父
「・・・せやな・・・」
不意の言葉でしたが、不覚にも涙が出そうになりました。
親に少し認められたと思う一瞬でした。嬉しかったです。
こうして、充実した一日が過ぎて行きました・・・
父も母も乗り心地の良い車だと、喜んでおりました。
特に父とは動力性能やエンジン、足回りなど
親子で初めて車の話に華が咲きました。
家族にこういう幸福を齎してくれるとは思わなかったので
選択は決して間違いでは無かったのだと感じた一日でした。
エピローグ
後日、電話が鳴ります!!
母「あんびか!今度はおまえの車で東北と北海道行くで!!
日程連絡するからなー。しっかり仕事しときぃーやー」
ガチャン!!!
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Posted at 2008/08/29 19:27:14 | |
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