衆議院議員の選挙が近づきマニュフェストなるもので政権選択をする時代になったのだと実感させられました。
しかーし、よく考えてください。地域の候補者の個性とかは関係なくて、マニュフェストに投票するんですか?このことは、代議員制の議会運営を間接的に否定していませんか?マニュフェストは直接民主主義のかわりなのでしょうか?
言い換えると、政策投票による直接民主主義を実現しようとしているんですか?
ではマニュフェストのみで投票するんだから、候補者は、誰でもいいんですか?政治はマニュフェスト以外の政治を議論をすることが多いんですよ。
このことはマスコミが郵政選挙だといっていた、前回の選挙と同じ、短絡的思考による投票と同じではないでしょうか?
みなさん騙されてはいけませんよ。
これを読んだ方は、すこし投票について考えなおしてください。
私は、代議士制民主主義は代議士に対する信任行為と理解します。マニュフェストに書かれていない議論や決議が今後の国会運営では求められます。マニュフェストはあくまでも党の方針であり、各議員の考え方とかならずしも一致しない。自民党の郵政問題や民主党の外国人参政権問題なんかをみるとよく理解出来ますね。だから、選挙の時にはマニュフェストではなく、その地域の候補者の考え方や方針をよく聞いて投票してください。政治は国民の鏡であり、政治が稚拙なのは国民の政治に対する知的水準が反映されていることを理解してください。
日本の借金も積み上がり、ある論文なんかでは2008年に日本が破産するなんてものもありましたがなんとか日本は延命しています。世界で日本ほど税金が安いのに行政サービスや安全が守られている国はありません。無駄をなくせばなんて言葉もあるが何が無駄なのかは価値観の問題であり、評価が出来ないのが真実です。むだをなくすために田舎の人間を強制的に移住させられないでしょう?その田舎のために山を削り、コンクリートで固め、川を改修することを非難できますか?私が無駄だと思ってもそこに住む人には必要なんですよ。無駄をなくすといいつつ後期高齢者医療は充実させるという政党もあります。金をどんなに持っていても医療費無料にするとある。無駄ってなんですか?
そろそろ、真剣に国が自分になにをしてくれるのかではなく、日本という国がどうなるべきなのかを考えましょう。
しかし、民主党はあまりにもマスコミOBからの出馬が多いようであり、最近の報道をみても何か裏がありそうですね。