
祭りのあとでござい。
上に載せるまで前輪のホイールに枝が絡んでるのに気づかなくてね~。
村民900名の村に1000名以上のプロも含めたライダーが集まるマウンテンバイクのクロスカントリーマラソンなレース。
100km、42km、20㎞のコースがあるなか当然の100㎞コースをチョイスです。
100㎞コースの参加者は男628名、女16名の合わせて644名。
100㎞コースは3か所のチェックポイントCPがありそれぞれに所定のタイムで通過できなければリタイヤ。
100㎞のゴールの制限時間は10時間。
100㎞の周回ではなくワンウェイなので、止めようにもどうにか自力が戻ってこなければならない・・・そんなレースに無謀にもチャレンジ・・・・の当日です。
先に設定目標のおさらい。
①7時間を切る
7時間を切れば9月に行われる王滝レースの120㎞コースにエントリーできるのです。120㎞のコースを走りたいかどうかは別ですが7時間を切る事はおそらく王滝レースに参加している人ではステータスなのです。
でも、それが無理なら、
②完走する。
リザルトの残る10時間以内を目指す。
それも無理なら、
③自分でやりきったと思えるベストを尽くす。
途中のタイムオーバーで先に進めないとわかっても走れるところまでは頑張る。
それもやっぱり無理なら、
④無事に帰る
でした。
走る前にYOUTUBEなどは見て勉強してましたのでイメージはありましたけど正直大変さは実感できておりませんでした。
で、始めます。
あかたい号で寝てたわけですが回りに止めている参加者がゴソゴソ動き出した気配を感じて3時半ごろに起きました。
スタートの順番は招待選手を除いて早いもの勝ちのルール。
4時から並べてよいとのことで3時50分ごろに夜露に濡れたマリンちゃんを置いてきました。

結構前の方です。結果論ですが失敗といいますか失礼であったなと。
夜明けです。

THULE越しの御嶽山をぐるりと1周するわけですね。きっと。

レースチョイ前。ずっと奥の方まで列が続いてます。
すぐには気づけませんでしたが隣の隣ぐらいにNETくんさんが♪
一条さんのジャージを着た方がいらっしゃったので声を掛けさせて頂きまして、その方は7時間切りの選手でした。
ひそかにNETくんさんと一条ジャージの方について行ってみよう作戦をすることにしました。
トイレが少ないのでトイレ渋滞するとは聞いてましたので早めの済ませたのですが早め過ぎましてね。
なんとか間に合いましたがレース前の祈祷を仮設トイレが拝聴しましたよ(笑)
スタート時の周りの方々の格好を見て明らかに自分の荷物が大きい事がこの時判明しております。
最初のアスファルトの5㎞程度はパレード走行。
ダートに入ってレース開始。
1㎞も進んでない少しコースが狭くなったところで選手が団子なもんですから急なストップが何回かかかります。
そんなタイミングでぬかるみにはまり右側に倒れ込んでしまい1回目の立ちごけ・・・。
後続に大いに迷惑をかける。
たぶん100番手ぐらいでしたので後ろの方にはほんと申し訳ない。
場所取りで前を陣取るのもせめてピンディングシューズに慣れているべきだと反省。
おかげで何kmも進んでいないのにさっそく目印と決めていたNETくんさんも一条ジャージさんも見えなくなってしまいました。
こんどは砂利地でしたでしょうか?なんの理由が忘れましたが2度目の立ちごけ。
またもや後ろの人を止めてしまいました。
すいませんでした!っと声をかけて振り返ってみれば被害者の方はみんカラ友達のマウンテンバイカーさんでした(笑)
いや~申し訳ない。
ずっと上りなのですぐ疲れました。
どんだけ上るんだよとよくよく見てみるとまだまだずっと上りでした。
NETくんさんのグラフを使わせて頂きます!なんども!
グラフのマジックでね。10㎞過ぎてもずっと上り。
途中写真を撮ってる方がいらしたのであわせてパシャリと。
もう下りかな?って思ったらまだまだ上りでした。
15㎞ぐらいでしょうか?途中の休憩で「やっぱ第一CPまでトイレって無いですよね~?」って女性ライダーの方から話しかけられました。
トイレに関して前日マウンテンバイカーさんより「そこらで」とお聞きしてましたのでそのまま受け取っていたのですが女性となると話は別ですよね。100㎞レースに参加される女性は度胸満点です。
「私が見張ってるので奥でどうぞ、私だけが想像してニヤニヤしてますので♪」と本当に困ってそうでしたので冗談でも言ってあげればよかったなとここでも後悔。
絶景が続きましてね、天気もよかったのでもっと写真撮っとけばと思ったんですけど、どんどん余裕が無くなりましてね・・・・。
最初の坂を上りきったら下りです。
ガレてると言われる坂を下るのは初めてです。
こぶし大から頭大、人大のもあったな~。全部鋭利。
恐いです。
なによりも完走の妨げになるのはマシントラブルと思っていたので鋭利な岩群は恐怖です。
実際下りになったらパンクトラブルの方が何人もいらっしゃいました。
20㎞ぐらいからでしょうか?腰が痛くなりました。
明らかな重装備が原因と思ってます。
前日のコース紹介時に最近の降雨の少なさから特に後半に天然エイドステーション(湧水)が出てない可能性もあると聞いていたので朝方に550mlのミネラルウォーターを2本購入しておりました。
本来は2リットルの水を持参してましたので1.5リットルとハイドレバックに入れて500mlは電解質パウダーに混ぜてボトルに入れて作戦のつもりでしたが、急きょハイドレバックに2リットル全部入れて、ミネラルウォーター1本を電解質パウダーでボトルに入れて、もう1本は予備としてバックパックに。
水だけて2.5キロも背負い・・・補給食も満載なわけで。
大した重さではないと他にもあれもこれも入れたのが間違いでした。
腰が気になってからは10分走っては止まって腰を伸ばしての繰り返しで・・・・
再出発の時にピンディングがうまくはまらずに何mも左足フリーで上ってストレス溜めたりってのが何度も。
下りこわいな~って思ってたら上りです。

20㎞手前から30㎞ぐらいまで基本上りです。
折れました。
この時点で妻実家にいるはずの身内に『観光がてら王滝まで来ませんか?(終わったら大阪までそのまま乗せて帰ってくれよ♪)』ってお誘いをしようと携帯を取ってみたらまさかの充電キレでしてね・・・。
どんなんになっても妻実家までは自分で帰らなければなりません。
それでも他はなんの問題ないのに腰はどうにも痛くてね・・・・
少しでも軽くしようと積極的に補給食を消化して水分補給もして
お腹たっぷんたぷんでどうにか第一CP到着です。
第一CP手前の下りのガレっぷりも恐かったな~。

もっと絵になるところ満載だったのに余裕が無くて撮れてないのがくやしいのです。
第一CPの到着時間はたしか3時間30分ぐらいでした。
7時間切り目標設定時は2時間30分で通過の予定でしたので、目標を10時間切りに変更したのは言うまでもありません。
といいますか腰が痛くなってからは7時間切りよりも第一CPの制限タイム4時間を気にしておりました(汗)
ちなみに第一CPまでで立ちごけ3回しました。
どれもこれも未熟なペダリングによるもの。ロードバイクなら最初の3日以降は(たしか)一度もしていないのに、、、。
ロードの経験からなんとかなると思っていたのに甘かった・・・。
第一CPでマウンテンバイカーさんを発見♪
ここらへんからお互いに休憩時に抜かれて、抜いての関係に♪
さて、第一CPの後は

気持ちのいい角度の上りです。
インナーロウと降りて押しの業を駆使して上ります。
35km過ぎたら40㎞ぐらいまでの5kmは下りです。
下りも長すぎます。
ハンドルをしっかり持ってないと身体だけ飛んでいきそう。
ブレーキも常に効かせながら、
余りない上腕二頭筋が振動でぶるぶる震えます。
いい加減握るのも疲れます。
この下りで自分で操作に支障のなさそうなスピードは20㎞ぐらいまでだと理解しました。
下りでフルサスな方にどんどん抜かれようと自分のペースで行こうと・・・
正直上りも下りも技術ないな~と痛感・・・・。
45kmを過ぎたら平坦だから楽だと自分に言い聞かせてそれを当面の楽しみに頑張りました。
んで、

50㎞地点。写真の右側でどちらさまかヨウタシしてましたのでトリミングしております。
この時点でMTBはもうお腹いっぱいであります。
止めたい気持ちあるも戻るにしてもどうにかこうにか50㎞走って戻らないといけません。行くも止めるも一緒なら行きましょうと。
第二CPの制限時間はスタートから7時間後です。
50㎞地点で同じく休んでいた方と「ゴールで会いましょう!」とお約束をして再出発です。

結構汚れました。
長いのでとりあえずしまい。