PROSTAFF CCウォーター ゴールド
撥水効果は文句なし。マイクロファイバークロスが同梱されている。300 mLは普通車7台分だそうです。
成分は、ガラス系ナノコロイド、ケイ素系レジン、ケイ素系艶出し材、紫外線吸収剤、RO水(reverse osmosis water、逆浸透水)。
ナノコロイドという成分名が変。コロイドはある媒質中に別の不溶粒子が分散しているものだから。コロイド粒子と書くべき。そもそもコロイド粒子の大きさは数ナノ〜数百ナノメートルなので、わざわざナノを付けるのはおかしい。
ソフト99コーポレーションの特許に、「平均粒子径が10 nm未満の微粒子、反応性シリコーン、溶媒および酸を含有する撥水処理剤」に関するものがあるので、ガラス系ナノコロイドとはこのようなものでしょうか。
https://patents.google.com/patent/JP2008038096A/ja
以下引用:
「好ましくは、超微粒子状無水シリカが用いられる。
これら超微粒子状無水シリカのなかでも、予め表面に疎水処理がなされているものが好ましく用いられ、このような予め疎水処理がなされた超微粒子状無水シリカは、市販品として入手可能であり、例えば、アエロジルR976、アエロジルR976S、アエロジルR812、アエロジルR812S、アエロジルRY300、アエロジルRX300(以上、日本アエロジル社製)、HDK H18(旭化成ワッカーシリコーン社製)などが挙げられる。
また、微粒子は、その平均粒子径、より具体的には、1次平均粒子径が、例えば、10 nm未満、好ましくは、5〜8 nmである。1次平均粒子径が上記範囲を上回ると、透明性が低下してしまい、視界不良など、透明性を確保できる撥水処理剤として用いることができない場合がある。」
神戸合成株式会社の特許から引用:
「疎水性微粒子の平均粒子径は1〜50 nmの範囲であるのが好ましい。この範囲であれば、被処理表面の皮膜の外観を損なうことがなく、生成する皮膜の耐久性、特に洗車時の磨耗に対する耐久性を向上させる。」
https://patents.google.com/patent/JP2013166957A/ja
日本アエロジル株式会社のサイトから引用:
「フュームドシリカを加えることで、トナーは固まらず、歯はより白くなり、シリコーン樹脂は破れにくく、コーティングは堅固になり、壁は断熱され、接着剤は垂れにくくなり、コンクリートはより硬く…他にも多くの効果をもたらします。」
https://www.aerosil.jp/ja/application
あるいは、日産化学工業のコロイダルシリカ
https://www.nissanchem.co.jp/products/materials/inorganic/function/02/
でしょうか。コロイダルシリカ単独だと親水性表面を形成します。しかし、疎水性樹脂にコロイダルシリカを混ぜると表面ラフネスが大きくなり、液滴の接触角が著しく増大する、という文献がありました。ゼロワイパーという商品がシリコーン+シリカのタイプ。
シリカ微粒子と信越化学(信越シリコーン)のシリコーン製品のエマルションタイプを混ぜて希釈して販売しているのでしょうかね。みんカラには信越製品そのものを使用している人もいました。
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/3208031/car/3461068/7814308/note.aspx
以下信越の製品
・KR-400 - 高硬度な被膜を形成するメチル系シリコーンコーティング材。1週間で鉛筆硬度8Hに硬化する。
・KR-4000G - フッ素不含有、一液硬化型、高撥水、高光沢オリゴマー。
・KR-4000GE - KR-4000Gのエマルションタイプ。
・KR-400F - フッ素含有成分が硬化膜中に固定されるため、防汚性などの効果が持続する。
市場には色んなブランドのカーコーティング材がありますが、信越化学のグループ会社がオリジナル製品の原料選定、調製、小分け、パッケージ化までサポートするビジネスをやっていることを知りました。
https://nihon-resin.jp/products/car-coating/
定価 | 3,280 円 |
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購入価格 | 2,180 円 |
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入手ルート | 実店舗(オートバックス) |
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