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2015年09月23日 イイね!

呉まで行ってきた その1

呉まで行ってきた その1
こんばんは。
ブログらしいブログを上げるのは実に1年と8か月ぶりになりますね。
すぴんどるです。

今回はシルバーウィークを利用して10年前に開館してから一度行ってみたくて仕方がなかった大和ミュージアムまで行ってきました。
仕事の都合で今まで2連休すらまともに取れなかったものでして…。

当初の予定ではCR-Z5周年全国オフに参加させていただき翌日しまなみ海道を巡って呉まで至る予定でございましたが、19日に予定が入ってこの時点で計画瓦解。
5周年オフめっちゃ行きたかったですCrz。

9/20当日は朝4時頃に自宅を出発。
途中までは順調だったんですが吹田JCから大渋滞発生。どうやら見積もりが甘かったようで。

この後も渋滞が続いたため福山JC辺りで堪りかねて下道に下り、ほうほうの態で尾道に到着。
瀬戸内海は島々が連なる風景がとっても趣があってステキです。

ここで食べた尾道ラーメソは色々???だったので写真と感想は割愛w
この時点13時を過ぎてしまいしまなみ海道入りを諦めて(血涙)ひたすら国道を西進。

ヘッロヘロになりながらやってまいりました呉市でございます。
時刻は15時近かったのかな。


音戸大橋で景色を堪能しつつ休憩し。


江田島入り。


そしてまたもや片側規制の渋滞はまりつつ小用港へ。

パッと見ただのフェリー港なんですが…

ここは僕の好きな戦艦榛名が70年前の呉空襲において最期を迎えたまさにその地なのであります。


戦艦榛名は日本初の超ド級戦艦「金剛型」の3番艦として1915年(100年前!)に竣工。
イギリスのヴィッカーズ社で製造された「金剛」、ノックダウン生産の「比叡」に続きニポンカイグン念願の国産化を果たして川崎重工で誕生しました。
ちなみに同時に発注された4番艦の「霧島」は三菱製。

太平洋戦争開戦当時はすでに艦齢26年を数える老朽艦でありましたが、ワシントン軍縮条約で戦艦の建造が禁止された影響もあり二度の魔改造大改装を経て現役でした。
クラシカルな外観から現代人がイメージするであろう戦艦のシルエットに変貌する様は実にドラスティック。

1915年頃にはこうだったのが、


第二次改装を終えた1934年にはこうなります。

とても同じ船には見えませんね。
船体を切り開いてのエンジンスワップにより馬力に至っては倍以上(64,000馬力→141,211馬力)になっていたってんだからこの頃の技術の進歩ってのはすごいもんです。
ニポン驚異のメカニズム。

先の大戦では戦艦に代わって主力となった空母に随伴できる速力を持つ戦艦として重宝され、各地を転戦しました。
艦歴を語り出すと止まらなくなりますので興味がおありの方はwiki先生からどうぞ。
(画像はwiki様及び光人社艦艇写真集4より)

最期はマリアナ沖の戦いで損傷し修理の為に日本本土へ回航。
しかしもはや日本には出撃する為の燃料すら残っておらず大半の対空火器を陸揚げされた上で浮き砲台として係留。
1945年に前述の呉空襲で襲い来る米爆撃機を撃墜するも爆弾20数発を浴びてついに力尽き多数の艦艇と共に大破着底しました。
しかし乗員の皆さんはもうこれ以上沈まねーから存分に戦えるぞと意気盛んだったとか。
昔の人は凄いと言うかなんというか…。

戦後に解体され、その資材は戦後復興の礎になった、との事です。


↑は戦後に撮られた写真。
末期の榛名の特徴であるダズル迷彩を施された主砲塔と艦橋トップの大きな防空指揮所がよく分かりますね。

ちなみに米軍の調査でカラー写真や動画が残っており、往時の姿を現在に伝えてくれる貴重な一隻であったりもします。

今はそんな戦いがあった事を感じさせない穏やかな小用港。
平和を感謝しつつ過去に国のためと信じ戦ってくださった方達に思いを馳せるのでした。

軍靴のアシオトガーと言うなかれ。
太平洋戦争で日本は道を間違えましたが、元々軍艦達は海洋国である日本を守るための盾。
強力な海軍力が無ければ問答無用で欧米の列強の支配に飲み込まれてしまう時代だったのです。

ここで申し訳程度の車ネタを一つ。
この戦艦榛名、名前の由来は群馬県の榛名山ですが聞き覚えのある方もいらっしゃるかと思います。
そう、某国民的ドリフト漫画の舞台となったあの秋名山のモデルとなった山なんです。

更に当時の日本海軍の戦艦12隻の中で最速の30.5ノットの最高速を誇っておりました。
秋名最速伝説ならぬ榛名最速伝説。
……閑話休題。

そんな戦艦榛名と一等巡洋艦出雲
(ちょっと前にニュースで騒がれた護衛艦いずもの先代。日露戦争において日本の勝利に多大な貢献した殊勲艦です。が、長くなるのでここでは割愛)
の乗組員の方の合同慰霊碑もまたこの地にあります。

港を見守る小高い丘の上にひっそりと建立されておりました。
手を合わせてから写真を一枚撮影させていただきました。

この後二等巡洋艦利根最期の地と資料館や戦艦伊勢・日向最期の地、はたまた呉の自衛隊基地も見たかったのですが日が暮れてきてのでまた渋滞にハマりつつ撤収。
予約しておいたビジネスホテルでバタンキュー。

広島市で開催されていたオクトーバーフェスト(ドイツビール祭り)へ行きたかったなあ。
ひたすら渋滞に巻かれていた1日でございました、ハイ。

1日目の道程は総走行距離543km、平均燃費は18.9km/L。
いやはや合計すると4時間近く渋滞にはまっていたのに大したものですCRーZくん。

その2へ続く。
Posted at 2015/09/23 22:39:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | 観光 | 旅行/地域

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