マグナムは少女の夢を見るか？

アマプラオリジナルムービーなんですかね？
映画「次元大介」を観たです。

結論、良かったです。

ルパン三世はファンも多いので、世界観を崩さず表現するのって、難しいというか手が出しづらい領域になってると思うんですよね。

特に宮崎駿のルパンが強烈過ぎて（笑）

本作は次元大介のみのストーリーで、ルパンも不二子も五右衛門も出てきません。

ストーリー的には、、、
得物のマグナムに原因不明のガタツキが出て、唯一修理ができるだろうと言われるガンスミスに会いに行くが断られるも、交換条件としてスラム街に囚われの身となっている少女を助け出す、、的な。

子供嫌いと思われる次元大介が、少女を助け出す為に鉄火場に飛び込んでいくクライマックスは、本来ガンマンである次元大介の真骨頂であり、ファン的には期待通りと思います。

あと、マグナム直して欲しいから少女を救いに行った的な展開では無いところも、演出的には良かったです。

少女の身の上話を聞かされ、ニヒルな彼が解るか解らないかレベルで薄っすらと涙ぐむ様とか、救出した少女に寡黙に手料理を振る舞う（食べる前から胃もたれしそうなガッツリな野郎飯）シーンなど、人柄も上手に描かれていたと思います。

ま、個人の所見ですけどね。

ネタバレにならないと思うので、ラストシーン言っちゃうんですけど、ルパンが運転してると思われるチンクエチェントが彼を迎えに来るんですけど、このシーンは要らないなと（笑）

この辺が宮崎駿の呪縛なんでしょうね。