映画「フォレスト・ガンプ」を見た。

観てなかったのとアマプラで観れたので。

一言で言うと良いですね。

アカデミー賞総なめの他、数々の映画賞を受賞しているのはそういう事だったんですね。

ざっくり話は、、、

知能の低い少年の現在に至るまでの半生を描いた物語でありつつ、ラストに向けては主人公の未来へと繋がる素敵な物語が綴られています。

正直に言うと最初見始めた時は、、、というか、映画のほぼほぼの時間は「これじゃない」感があって、「まあ、面白いけど度が過ぎるな」と言う、大人のファンタジーにしか思えませんでした。

同じ知能の低い青年を主人公にしたアメリカの小説「アルジャーノンに花束を」の方が、色々と考えさせられるものがあるに対して、「ミッションインポッシブル」な状況を次々とミラクルで乗り切る主人公ガンプが、ともするとジョークにしか見えない感じで物語が進んでいきます。

ただ、ラストに向かっては、主人公が対峙しなければならない未来への展開が待ち受けていて、おとぎ話がおとぎ話で無くなった瞬間から魅力的な物語にガラリと変わります。

後味の悪さで印象に残る映画とは違い、全て万事オッケーなハッピーエンドではないけれど、割と印象に残るラストでした。

始まりと終わりが繋がっているという、ありきたりと言えば身も蓋も無いですが、ただそこには意味が有るというエンディングが個人的には好みです。

映画のほぼほぼを占めるアホらしいエピソードも、まあ、報われる感じですね（笑）