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自分の足で。

弟の形見のラケット背負って。
飾っりっぱなしだから、たまにはテンション掛けてやろうと思って。

てか、使いやすいな、これ（笑）

フィンランドの映画ですね。

陰鬱とした作品ながらも妙な味わいがあったです。

ざっくりのストーリーは、、、

炭鉱が閉山され、職を失ったた主人公が、眼前で自殺した父親のキャデラックに乗って南方を目指すが、暴漢にアリ金を全て奪われた挙げ句、何故か暴漢に対する傷害容疑で務所に実刑判決で放り込まれる、、、

と言う、何だか救いようの無い話しなんですけど、道中知り合った母子家庭の親子と親しくなり、家族として未来を夢見つつ刑務所を脱獄。
母子を連れてフィンランドを脱出するという、若干ネタバレですが幸福を期待させる展開で幕を閉じます。

演出が独特な感じで、一つ一つのシーンを細かく区切りつつ、感情を排除したような無機質な演出ながらも、所々真顔で笑いを取りにくるという変な拘りがあったりします。

イメージするならドリフターズが無表情で「8時だよ全員集合」の冒頭コントをやってるみたいな（笑）

伏線を時系列的に進めてストーリーを魅せるというよりは、どストレートな展開ながら独特の演出と状況説明を削ぎ落とした展開による、醸し出される雰囲気で物語を魅せる作品。
そんなところが味わいになってると思うです。

雰囲気が似ているとか言うと、双方のファンから物が飛んでくるかもですが、ビンセント・ギャロが監督・脚本・音楽・主演を努めた「バッファロー66」を思い出しました。





邦題の「真夜中の虹」は、多分ですけどラストシーンに流れる「虹の彼方に」から取ったのかな？と。

アメリカ映画「オズの魔法使い」の挿入歌ですね。

みんな本当に好きですね、オズが（笑）