
カミさんとのドライブデートの続き。
山梨の釈迦堂遺跡博物館(山梨県)にワインでよっぱらったカミさんと訪問。
釈迦堂遺跡のメイン遺物は縄文時代のもので、特に縄文中期の遺物に目を見張る物がたくさんあるです。
凄いです。
日本が世界に誇れる歴史的遺物です。
(個人の感想)
縄文時代は、今から大体1万6千年ぼど前から始まり3千年前で終わるです。
教科書だと三行位で説明終わりでしょうが、ざっくり草創期、早期、前期、中期、後期、晩期で分類され、1万年以上続いた時代です。
その中でも個人的には中期(約5,500年前頃)の遺物に異次元を感じます(笑)。
いや、もう、この時期の芸実的感性はハンパ無いっすね。
縄文土器というと「縄模様の付いた土器」を連想すると思いますが、そんな単純模様だけの土器なんてほぼ無いです。
確かに縄文時代には文字も無ければ国も政も無かったでしょうよ。
もちろんピラミッドも。
※諸説あり(笑)
ただ、縄文土器は負けてないです。
タイトル画像はその名も「水煙文土器」。
水煙が立ち上るかの如く複雑でダイナミックな装飾が施された土器で、立ち姿は豪壮華麗。
因みに新潟では火焔型土器というのが対抗馬として有ります(笑)

※火焔型土器
いや、まあ、実際には火焔も水煙もイメージして作ってないと思いますけどね。
当時生きることで精一杯だったであろう縄文人が、実用性皆無な造形の土器を山程こしらえてるんですよ。
しかも日本各地で申し合わせたように。
そのデザインの発想というか着眼点は現代人だって持ち合わせないんじゃないかな、と。
「きっと宇宙人が来て教えてたんだ」
そう言いながらカミさんとゲラゲラ笑って見て回ってたです。
なので縄文中期の土器は、日本で言われている四大文明の遺物にだって負けないと思います。
(個人の感想)
圧巻じゃないすか?
こんなのがゴロゴロ出土するんすよ。
縄文中期の遺構から。
日本人として誇りに思ってもいいんじゃないかと僕は思うです。
(個人の感想)
やがて晩期には有名な遮光器土偶のデザインも誕生するので、縄文時代は芸術性がお祭り騒ぎというかチートなんです。
かっちょいい〜!
※国の重要文化財の遮光器土偶
あ、やっぱ宇宙人のお陰様ですかね(笑)
お近くの郷土資料館とか是非行ってみて下さい。
水煙文土器や火焔型土器は流石に展示無いかもですが、縄文中期の割とポピュラーかつダイナミックデザインの「勝坂式土器」や「加曽利式土器」も負けて無いですから。
僕が復元した土器の展示もあるかもね〜。
Posted at 2023/09/25 19:07:39 | |
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