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言わずと知れた夏目漱石の小説を映画化したもので、好きな小説でありアマプラ配信終了間際だったので観たです。

監督は巨匠「市川崑」

ま、映画はさておき近代文学の文豪の中で夏目漱石好きなんすよ。
特に「こころ」は僕的にセンセーショナルだったです。

当時主流の、フランス人作家エミール・ゾラが名付けた所謂「自然主義文学」に対して、割とエンタメ性が導入されてるんで、読みやすさもあるんですよね。

自然主義文学にカテゴライズされるトルストイとかも面白いんすけど、日本文学的にはターニングポイントとなる作品を世に放った作家じゃないすかね。

だって猫が語るんですよ（笑）
自然主義どころの騒ぎじゃないです。

本題の「こころ」なんですけど、何がどうセンセーショナルだったかというと、読んだ方なら共感頂けるかもですが、前半のおっとりとした、それでいてどことなく謎めいた「日常」を描きつつも、前半のモヤモヤする展開を怒涛の勢いで伏線回収する後半は、読み手の途中下車を許さないジェットコースターな展開。

気がついたら読み終わってた、的な（笑）
いや、マジでそうなんすよ。

時代設定の明治ロマンも相まって、タイトル通り心に残る作品でしたというお話です。

ぶっちゃけ映画はかなり残念（個人の感想）だったので、観るより原作読んだほうが良いですね。

オザキ様。
無事受け取りました。

自分の足で。

こんな時間に折り返し地点の公園でテニスの練習〜。
テニスの練習しても、全くもって一緒にプレイする相手いないんですけどね（笑）
ぼっち・ざ・テニス！

なんと次男がインフルエンザなんすよ。
だもんでぐったりしてる次男の昼ごはん。
具材も中に入ってます。

必然、僕のお昼もこれになったです。
あ、ついでだからなだけ。
僕は今のところピンピンしてますので。

今更なんですけどね。

観よう観ようと思いながらほったらかしてたです。

てか、この作品凄くないです？
やられた感ハンパないんですけど。

所謂「ヒューマンドラマ」で、雑に言えば奥さんと愛人殺しの容疑で無期懲役となった主人公が、刑務所で出会った人たちと友情を深めていく的な話なんですけど、物語の本質というかカラクリは別の事を描いていた、的な。

物語は、主人公と出会った同じく無期懲役の囚人「レッド（モーガン・フリーマン）」の追想で進むんですけど、この演出にもまんまとやられたです。

数十年かけて繰り広げられる幾つかの出来事は、主人公を含め塀の中で生活を強いられている囚人たちの非日常的日常で、質素ながら最低限の楽しみを見つけ出して暮らしている彼らの葛藤や人間関係やらを割と地味なドラマとして描いています、、、、ていう作品だと思いながら、それでいて面白いなと見てたですが、そんな作品じゃ無かったです。

なにこれ？
めっちゃ面白かったんですけど。

淡々と進んでいく塀の中の数十年。
全部伏線ですよ。
そして、終盤に伏線一気に回収されます。
事情が飲み込めた瞬間「え？」て声でましたもん。

ヒューマンドラマとして十分面白いんですけど、見終わってみればスケール桁違いでした。

あ、ヒューマンドラマであることは間違いないです。
友情物語ですね。

調べたらアカデミー賞7部門ノミネートされ、「文化的、歴史的、芸術的に重要な映画」として保存されることが2015年に決定されたそうです。

おすすめですよ。

あ、皆さんもう観てるか（笑）