2021年04月20日
20系からの乗り継ぎで30系後期Supremacy Packageなる、世にも珍しいウィンダムに巡り合い7年以上乗っています。当時経営的には最高潮だったトヨタが、絶版になる直前まで迷走に迷走を重ね、高級車にしたいのか、スポーツ路線にしたいのか、何物にもならぬまま、とにかく金をつぎ込んだ形になり、他の追随を許さないほどの不人気車種にも関わらず、完成度の高い車ではあります。
走行11万5000キロ、最終モデルでさえ初年度登録からは15年近くが経ち、重税を課せられて、乗り続ける方が高コストという状況ですが、大きな故障もなく、巷でも全く見かけることが無くなり所有感が増し、何とも言えないちょうどいい感じ(車として必要十分で新しい感じも古い感じも奇をてらうこともない普通を極めた先にある高級感)に取り憑かれ、むしろ手放せなくなってしまっています。
現行ではトヨタならカムリ、レクサスならESが国内販売を再開し、後継車種がないわけではないが、良くも悪くもウィンダムの反省が活かされ、車としてのアイデンティティがハッキリし過ぎて、カムリはコストカット感が目に余り、現行ESはいい加減高すぎるという印象が拭えないかなと。一方で、クラウンすら絶版になる昨今、FF車が再評価されていると思うと、価値のある車種だったんだと改めて思います。
決して走行性能を求める車ではない、高級車というには中途半端、日本では大き過ぎる図体、圧倒的不人気でありながら、何故この車はこんなにも自分を惹きつけるのだろう、そんな謎の一台です。
Posted at 2021/04/20 22:01:37 | | クルマレビュー