
WRXが納車されて明日で一週間を迎えます。
まだ乗りこなすには至ってはいませんが、納車前の試乗から本日までの走行距離をこなして感じたことを価格comのレビュー形式でお伝えしたいと思います。
【エクステリア】
これまでの所有車も当然気に入って購入してきたのですが、フロントのデザインはカッコイイんだけどリアがねぇ。。。とか完璧に自分の好みに合致した車はありませんでした。
一番のお気に入りだったEVO8MRも唯一ブーレイマスクが残念でしたし、その後のEVOⅩはリア周りがのっぺりしてて残念だったり。
さて、今回の愛機WRXですがフロント周りの意匠はすごく好みです。どこかEVOⅩに似てなくも無いですが、こういう戦闘的なデザインは好きです。
リアのデザインについてもこれまでのスバル車だとあまり好きになれませんでしたが、今回はかなりいいと思います。サイドまで回りこんでるテールランプの赤がちょっと強すぎる気がしますが。
好き嫌いの分かれるウエルカムライティングとセット装着のサテンシルバーメッキのミラーカバーですが、自分はボディーがブラックなので違和感無く受け入れられました。嫌だったら黒に交換しようと思ってはいましたがその必要はないと今は思っています。
ここで一つ残念な点が。
ウエルカムライティングですが、オートミラーと組み合わせると【ウエルカムしないライティング】に成り下がります。開錠したら開いてくれる仕様なら良かったのですが、どういうわけかエンジン始動するまで閉じたまんまなんです。これは本当にガッカリきました。
ディーラーさんで設定変更とか出来るといいのですが。
これから購入される方がいらっしゃったら是非お気を付け下さいませ。
【インテリア】
レヴォーグとほぼ同じ内装ですが、最初にレンタカーでレヴォーグを乗ったときに非常に好印象でした。メーター内の液晶画面で様々な情報を伝えるのはあまりにも窮屈ですが、マルチファンクションディスプレイの装備によりうまく情報を伝えられるようになったと思います。今は慣らし中のため燃費計を表示させていますが目線の移動が然程無いですし、前方視界を妨げるサイズではないので個人的には嬉しい装備となりました。ブースト計やアクセル開度も表示出来るので今後の運転に参考になるのではないかと思っています。ここまで出来るなら水温・油温・油圧等も表示されたら最高でした。
【エンジン】
BH5以来のEJ20です。BH5の時は排気音ばかりに気を取られていたせいかエンジン音や振動の印象を忘れていました。不効率の産物があのドロドロ音ですが、未だにあのドロドロ音をさせた車とすれ違うと聞き入ってしまいます。
等長エキゾーストに変わってからは乾いたレーシーな音と認識していましたので【音】については全く期待していませんでした。
試乗時にも感じませんでしたが、2,000rpm超えて回すと何やらエンジンの辺りから僅かにドロドロ音と心地良い振動が伝わってくることがわかりました。
これは何が作用した音なのか定かではありませんが、ひょっとしたらエキマニ以降のパーツを交換したら面白いことが起こるんじゃないかと淡い期待を抱くに至りました。
水平対向エンジン特有の重厚感ある低音と振動は寝た子を起こすのには十分の魅力です。
今後これらにどれだけ投資が必要なのか考えるとゾッとしますが。
【走行性能】
昔のドッカンターボと違って非常にジェントルな加速をします。
下がスカスカで過給を掛けないとパワーの無いNA車と同じような車に結構乗っていましたので、下からトルクがモリモリのWRXは速いし楽ですね。
6MTの感触も良好です。
前車のGE8が5速と6速のギア比が中途半端で使いづらかったのでやっと普通に使える6MTになりました。
最初はクラッチの繋がる位置がわかりづらくてかなり違和感があったのですが、やっとミートポイントを体が覚えてくれました。慣れたからか、個体差か最早わかりませんが、最初のイメージほど悪くはないかと思っています。クラッチも慣らしで変わってくるものなのでしょうか?
ブレーキ性能についても安心して命を預けられると思っています。
もちろんサーキット走行や、本気で峠を攻めてるわけではありませんのでハードブレーキングについては未経験ですが、通常走行に於けるストッピング性能に問題はありません。
ブレーキも癖のある効きではなく、自然に効き強く踏めばそれなりに制動が掛かります。
スピードは踏めば誰でも出せますが、それ以上に止まって曲がれる性能は大事だと思っています。
ハンドリングについては良く曲がります。電子制御もありますがコーナーリングスピードが高くても何事も無く曲がっていきます。タイヤの性能も影響しますが。
ステアリングの質感・デザインに不満はありませんが、もう少しレーシーな造りにして欲しいとは思いました。
握りがもう少し太いほうがいいですし、皮の質感ももっと滑らない加工の方が使いやすいです。
径も少し小さくてもいいかもしれません。これはアフターで考えてもいいですね。
【乗り心地】
この手の車に乗り心地を求めてはいけないと思います。
ビルシュタイン製ダンパーですが、これもある程度慣らさないと性能を発揮しないと思いますのでもう少し様子を見たいと思います。
ちなみに純正シートですが、WRXには役不足だと思います。
脚とサイドサポートが役に立ちませんし、何より自分には腰が痛くて合いませんでした。
自分は早速使い慣れたSR-6に交換しました。
これで様子を見ますが、フルバケットを入れたらもっといいかも、なんて思い始めてます。
【燃費】
この手の車に燃費を求めてはいけませんが、以前のBH5は普通に乗っても7km/lでしたからWRXは非常に燃費はいいと思います。
電子制御スロットルですし、低回転からターボが掛かりますのでアクセルワークでの経済運転にも限界がありますし、EJ20の特性を考えたらあまり低回転で無理をさせず適度な回転を回したほうが幸せになれると思います。
オイル交換をしっかり行うことで上まで気持ちよく回るコンディションを目指していきたいと思っています。
【価格】
庶民の自分には高い車ですが。これだけの車をこの値段で買えることは凄く幸せかもしれません。
絶対的な速さだけではなく、総合的な安心感と高揚感はなかなか得がたいと思います。
ハイオク仕様・カタログ燃費の低さ・6MT・大型リアウイング・・・何とも時代に逆行したような仕様。
車は道具ではなく、自分を構成する大事な一部分と思う自分には無くてはならない車です。
そういう意味で決して高いとは思っていません。
とは言いつつ、アフターでアレコレやると更に金食い虫になりそうですが。
--------------------------------------------------------------------------
いろいろレビューしなきゃいけないパーツもあるのですが、写真をあまり撮っていないので少しずつアップしていきたいと思っています。
長々見ていただきありがとうございました。