2021年09月02日
EVならない病と呼ばれる現象について
長文です。
個人的なメモ、iDCD乗りでEVにならないタイミングがあり、イライラしてる人向けです。
私のジェイド前期型での話なので、全てのiDCDで同じ状況にはならないとは思いますがご参考まで。
ケース1:時速66キロを超え、7速エンジン駆動をしている場合
ケース2:バッテリー残量が20%(目盛1〜2)を下回り、充電走行している場合
ケース3:長い下り坂等でバッテリー残量が93%を上回った場合
日常的に使用していて起こりやすいのが以上3つのケースかと思われます。
ケース1でEV走行するには2通りあります。
①基本的にブレーキ操作を行うとEV走行に入ります。(時速80キロ以下)
いわゆる回生充電を行おうとする挙動を無理やり起こし、すぐにブレーキを離してアクセルを緩く踏む事によりEV走行することができます。
この場合はEV3速に入ってしまい、速度帯が60キロ以上だとEVで速度を維持することはできますが、加速が難しいです。
稀にタイミングよくアクセルを踏むとEV7速走行が出来ますが、これもまた加速する事は難しい為実用的ではありません。微妙な極ゆるい下り坂程度でやっと定速走行ができる程度です。(これはジェイドが重いからだと思いますが。)
②時速60〜75キロ程でゆるい下り坂に入り、アクセルを1メモリ分くらいのチャージ側にならない程度で踏んでいるとEV7速走行になります。
これはコンピュータ側でアクセル開度と車速を判断して、EV走行するかどうかを決めているものと思われます。
下り坂が続けば良いですが、前述した通り平坦路になった途端速度が低下する為、あまりEV7速走行は実用的ではありません。
ちなみに7速エンジン走行では、アクセルを離していてもEVに切り替わることは殆どありません。
ケース2が発生した状態でEV走行はほぼ出来ません。
この場合、ブレーキを踏んで回生充電を無理やり起こすこともできなくなります。
基本的にバッテリー残量が60%弱(目盛3〜4)まで充電されるとEV走行に切り替わるようになります。
30%程の電池残量迄回復してから強めのブレーキ操作を行うとEV回生充電に切り替わる事もあります。
が、もしバッテリー残量が10%(目盛1)迄下がった状態では、60%前後迄充電されないとEV走行には切り替わりませんでした。
これが結構勿体ない動作で、山道などの上りでバッテリーを使い切り、いざ下り坂で回生充電しようにも、60%弱まではエンジン駆動して充電しまうのです。ブレーキ操作中はガソリンは噴射されなくなりますが、EV回生充電と、エンジン駆動+回生充電とでは前者の方が回生力が強い為、充電スピードにかなり差が発生してしまうのです。
そして最後がiDCD随一の不満点、ケース3です。
〜どうしてバッテリー残量が沢山あるのにエンジン回るの?〜
ホンダはiDCDでリチウムイオン電池搭載ですごい!!
・・・・はい。
リチウムイオン電池なんですよ。過充電なんてしたら左太腿付近から火が出るなんてまっぴら御免ですよ。
・・・なら何で積極的に電池を使ってくれないんですか?なんで??
皆さんは電池残量多めに残すのはやめときましょうね。
せかせか充電残量残して走るよりか基本的に50〜60%くらいでキープしてるのが一番良いです。
・・・話が逸れました。
バッテリー残量が93%を越した状態で下り坂でブレーキを踏んでいると、これ以上回生充電ができない為、エンジンブレーキ動作を行います。
この状態から車両を停止させてもエンジンが止まりません。その後発進してバッテリー残量が80%強まで消費出来ればEV走行にやっと切り替わります。
ここで先程の話なんですが、これ程電池残量が余ってしまっているのに、初速の2〜3速ギア付近のみバッテリーを使用して、4〜6速付近ででの加速は殆どバッテリーを使用してくれません。
そのためバッテリー残量がなかなか80%付近にならず、EV走行にならなくなるといった感じです。
でもこれって山道とかで起こるんでしょ〜?うちは山道走らないから関係ないし〜
実はこれ幹線道路でもたまに起こるんです。
どうしてかiDCDは、7速以外で走行中は80%強まで頑張って充電しようとしてきます。
80%くらい溜まった状態で立体交差のオーバーパスを下りかけ、次の信号が赤・・・
となると回生充電が入って90%くらいにまで充電されてエンジンが始動しはじめるのです。せめてエンジン止めてよ。
以上が納車後4ヶ月経過して気づいたメモとなります。
購入前にiDCDのEVならない病って結構話題だなぁ〜とは思っていたので、自分なりの考察ではありますが理解出来たのでそこは余り不満にはなりませんでした。
YouTubeでiDCDハイブリッドシステムの解説してる方を観てまだ楽しませてもらっているので良しとしましょう。
ちなみにこれは全て私の考えの為、これがEVならない病の真実では無いと思いますが、こうやってiDCDの特性を理解してこのジェイドを楽しんで乗っていきたいと思います。
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2021/09/03 01:03:55
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