はじめに。お金の話ではありません。
本日の午後に、私が職場で1年近く直接指導係をしていた人で、もうすぐ職歴2年目になる後輩から、相談のLINEがありました。
何の職業もそうだと思いますが、1年目の離職率は高いです。
手技や専門知識知識の獲得は想像以上に重圧があります。
その上、きつい先輩方からは重箱の隅を突くように見張られます。また宿題を出されることもあります。
精神的にかなり追いやられます。
私も1年目はそうでした。
なので、私は毎年、新人さんに「何があっても1年目は毎日元気に出勤することが仕事だよ」とこれまで言い続けできました。
今回、相談を受けた人はとても感受性が豊かです。そして先々月に部署移動しましたので、現在は、私と殆ど顔を合わすことがありません。
久しぶりに送られて来たLINEの内容を読むと、かなり深刻そうに落ち込んでいたので、即電話してどのような事か聞きました。
内容は
「敢えてわたしの名前を出さず間接的に、他のスタッフに分かるよう、細かいミスを誇張指摘して来る。あの人だってそうなのに。。」
「遠回りでその先輩が自分の事を卑下してくる、無能だと言っている」
新人ゆえの無知な事を卑下するのは先輩としていかがでしょうか。
まさに、私も同じ経験をしましたし、今もおそらく言われていると思います。
現在の私はだいぶ気にならなくなりましたし、そのようなアンテナを広げず、いらないノイズ拾わないように意識しています。あっさりしようと心掛けています。
でもその言われた側の気持ちは痛いほど分かります。
そのように心ない事を口にされる人の性格や気質もあると思いますが、少なからず初めは初心者ですし、同じように感じて来た事だと思います。ただ忘れてしまっているのではないかと。
(そのような人は、経験や知識において優劣を線引きして、自分を人と引き比べして自分自身の優位性を自分の価値と捉えてしまっているように感じます。)
私は上の( )内の事を後輩に伝え、アンテナを広げないように意識して訓練したらいいと話しましたが。しかし後輩からは
「もちろんその通りなんですけど、それは今の私には無理です。ここの部署に移ったばかりで、これから一緒に仕事しなきゃいけないですし、しんどいです。仮に部署移動をお願いしたら、色んな人の詮索を呼ぶことになっちゃいますし、それは避けたいです、、結局、転職も考えています」
という旨を言われました、、
私は言葉が出ませんでした。
私の場合、それこそ同じ境遇で転職した経験もありますし、年を重ねてひたすらアンテナを減らすよう意識して訓練を重ね、ようやくアンテナを少なくする事ができたので、後輩のように若く、人間関係の壁の経験が浅い人に、無理な注文をしているんだなと自覚しました。
そして私も自分の経験を話した上で、残念でしかないけど、転職するなら〇〇さんの自己決定を尊重するし、無理に転職止めないことを話しました。
付け加えて
「覚えていて欲しいのはアンテナを少なくする訓練は〇〇さんには必要だと思うよ。でなきゃ生きづらいよ」と話しました。
響いてくれるかどうかはわかりません。でもきっと響いてくれている事を信じたいですし、後で、私も思考を整理した上で、直接文章としてLINEを送りたいと思います。
いわゆるハラスメントですが、どこの職場にもハラスメント対策部署や産業医など相談窓口はあります。ですがその門扉を叩くのは勇気が要ります。そして対応してもらっても気持ちは完全には晴れません。
結局のところ時間と自己治癒力に依るところが大きいです。(これは私の経験則からです)
その電話を切ってからしばらく、私自身考えました。
その時に思い出したのが
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云えり」
という言葉でした。
経験や立場、また経済的な貧富の差ではなく本当の豊かさは人間性にあるものだと感じました。
驕ったり威張ったりするのは、寂しい生き方だなぁとも思います。
私はこれまで同じような「より良く生きる」
ためにする事を忘備録としてブログに書いていますが、今回の後輩とのやりとりで、私も勉強になりました。
また新たに気づき、至らない点、相手の立場になって伝えたつもり言葉も実は「ただのつもり」であったことを勉強しました。
これから私も、そのハラスメントをしている人を反面教師にすると共に、後輩に影響を与えない方法で声を上げて行こうと思います。
明るいブログではありませんが、これは私自身の忘備録の一つです。お読み下さった方は人それぞれに考え方があると思います。感じ方も違うと思います。
ただ私の考えを率直に記しました。
お読み下さりありがとうございますm(_ _)m
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2022/03/03 19:42:19