2007年11月26日
ミッドレンジの高音域は
高音になればなるほど、
指向性が強くなりますので、
音軸を、リスニングポイントに向ける方法、
あるいは、反射を使う方法しかないのですが
スピーカーの特性を、コンデンサーと抵抗を使って
補正することは可能です。
考え方としては、痩せてくる周波数帯域の
バイパス回路を作って、
痩せてくる周波数帯域の電気信号を、
たくさん流してあげる。
大体、そんな感じで、理解して下さい。
本当は、スピーカーを取り付けた状態の
動的インピーダンスを、測らないといけないんですが
ちょっと大変なんで、
インピーダンスが、固定しているものとして考えます。
具体的には、
スピーカーのインピーダンスと、同じ値の抵抗、
大体4Ωだと思いますが、補正用ですので
10W級セメント抵抗で、大丈夫だと思います。
クロスオーバーネットワーク用コンデンサー
持ち上げたい周波数(ハイパス6dB/oct用)
たとえば、5000Hzの場合 ≒7.96μF
7000Hzの場合 ≒5.67μF
8500Hzの場合 ≒4.68μF
12000Hzの場合 ≒3.32μF ですね
抵抗とコンデンサー、これを直列に繋ぎます
そしてコンデンサー側の端子を、スピーカーの+側、
抵抗側の端子を、スピーカーの-側に、並列に繋ぎます
これで、狙った辺りの、周波数が厚くなります。
ちょっと、強引ですが、可能です。
ただ、2Wayシステムで、ツィーターがある場合は
素直に、ツィーターのチューニングで
ミッドレンジに繋ぐ方が、決まりやすいと思います。
Posted at 2007/11/26 07:48:45 | |
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ミッドレンジ | 日記
2007年11月26日
まず、スピーカーの素の音を、確認しましょう
(スピーカーの音その4と、その5を思い出して下さい)
ウーファーもツィーターも切っておきます。
スルーで鳴らして下さい
演奏されている楽器、ヴォーカルが、はっきり聴こえますか?
リアシート真中に座り、
フロントシート、両ヘッドレストの、
中央、少し後ろ位が、
判りやすい場所だと思います
先にも書きましたが、
音楽の基音部分は、意外と低い周波数なんです
大体、50Hz~3500Hz
ボーカルで、100Hz~1800Hz?位
マライアとか、サラは、3500Hz、出てると思いますが(笑)
そうです、お使いのミッドレンジの再生周波数帯域ですね
後はほとんど、ハーモニックスなんです
それと、定位を感じとれるのも、この帯域です
これ以上の高音域は、
鈴虫の声が、聞こえるのに
どこにいるのか、はっきり判らないというように
透明感、雰囲気、空気感の帯域なのです。
ですので、
まず、100Hz~500Hz付近の厚み、
ここの帯域が、しっかりと出ていないと
音像は、上がってきませんし
定位も取れないと思って下さい。
薄いようなら、シナべニア系の
バッフルを使うと良いかも知れません
イコライザーをお使いの方は
少しブーストしてみて下さい
アウターバッフルの方は、かなりはっきりと、
音像に出てくると思いますが
スラントを付けて、
音軸を上後方向けにするのも
より良い手段ですね。
フロア、センターコンソールの、
反射を使うのもありです。
インナーバッフルの方は、
内張り側の、スピーカーカバー等で
邪魔されますので、つらいかも知れません。
その場合は、内張りのスピーカーカバーは
スリットになっているか、
穴がたくさん開いているタイプだと思いますので、
スリットの場合、中抜きで一本ずつカットして
開口部を増やします。
穴あきタイプでしたら、
ドリルで、穴の口径を大きくして、
開口部を増やします。
内張りに、手を加えるのが嫌な人は
無理にとは言いません。
そこの所、よろしくお願いいたします。
気をつけないと、いけない事は
内張りと、スピーカー回りの隙間に
コーン紙を、取り巻くように
スポンジ等をつめる事です、音を濁します。
隙間が気になるようでしたら
硬い材質、塩ビ等でリングを作って
スピーカー回りと、内張りの間に挟みます。
内張り側に、純正でリブがあると思いますが
内張りを制振してあれば、
あまり気にしなくても、良いかと思います。
正確に、基音部分を再生しますと
出ていない音も、出ているように、感じるはずです。
しっかりと、鳴らしてあげましょう。
Posted at 2007/11/26 07:39:46 | |
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ミッドレンジ | 日記
2007年11月26日
ここでは、純正スピーカーのように
シングル、並びに、2Wayシステムの
ウーファーを指します。
人の可聴帯域を、ほぼカバーできるのが、
このスピーカーですね
それだけに、透明感、空気感、スピード、リアルさ、
奥行き等、音楽のすべての要素を、要求されます。
また、このスピーカーが、しっかりと鳴っていないと、
カンバスに、絵が描けません。
特に、440Hz辺りの響きが大事です
これは、楽器の基準音で、ラ(A)の音ですが
倍音成分(ハーモニックス)も大事です
880Hz、1760Hz、3520Hz、7040Hz、というように
220Hz、110Hz、55Hz、も大事です。
人の耳が、敏感に、反応する周波数です。
ギターで第5弦?12フレットが、440Hzです
そして、12フレットに、軽く触れるだけで
音だししたとたんに、指を離すと
分割共振による、220Hz の倍音(ハーモニックス)440Hzです
同じ440Hzですが、違いを体感していただけたでしょうか?
トランペット等で、
ラ(A)の音で、ロングトーンを出している時に、
頭がしびれるような、経験をした方も、
いるかと思います
また、3KHz~6KHzの音は
自然界で、危険を感じる音として
敏感なようです。
うるさく感じるのは、そのせい?
Posted at 2007/11/26 00:02:56 | |
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ミッドレンジ | 日記