2007年11月30日
次に多いのが、ポップノイズと呼ばれるノイズですね
デッキ電源ON、OFF時に、バツッ、ポン、ボンとか
デッキ操作時にプッ、とかプツッ、とかですね
これの、ほとんどの原因はスイッチを入れた時の
突入電流が原因です、
デッキの電源を入れてから、アンプが立ち上がるまでの、時間が問題になります
同時に立ち上がった場合
デッキで起きている、突入電流のショックをアンプで再生してしまいます
この場合、パチッ、プチッと、かなり大きなポップノイズが出ます
対策としては、アンプ側に遅延回路をつける事です
自作できる人はいいのですが、
できない人は、アンプリモートに繋ぐユニットが市販されています。
ただし、アンプの増幅回路の違いで、遅延回路を入れても
ダメな場合があります。
それは、A級動作しているアンプです。
アンプが立ち上がる時に、出力トランジスターに電流が流れるため
どうしても、出力トランジスターが立ち上がる際に
プラスかマイナスに振れてしまうからです
気になるレベルでは無いと思いますが、これは取れません。
デッキのスイッチOFFの場合に出る場合
実は、スイッチを切った時にも、高い電圧を生じます。
しかし、通常ですと同時にアンプも切れますので
この高い電圧信号をアンプで増幅することはありません、
ただ、アンプ内のコンデンサーに蓄えられていた電気が
アンプを少しの間、活かしていた場合に、出ます。
気になる場合は、
今のところ、手動のアンプON、OFFスイッチを作って
デッキよりも、先にアンプを切るしか、方法はありません。
それと、デッキ操作時に出る場合がありますが
これは、最近の物はほとんどマイコン制御ですので
操作音を、付加している方向です。
たまに、メーカーの設計方針によって音質優先のために
マイクロスイッチを使う場合、出ることがあります。
この他のポップノイズはほとんどが、外的要因だと思います
例えば、ウインカーリレーの発信を拾うとかですね、
なにかの動作に、対応したノイズという事になると思います。
その場合、それぞれに対応することになります。
次は、ジーーー、という連続音です
この音は、使っているうちに、
だんだん大きくなってくる傾向のノイズです。
なぜなら、信号に何らかの抵抗が増えた場合の
ノイズだからです、
まず、デッキ、アンプ、その他機材のアースをチェックします
腐食、ゆるみがないかですね、
その外は
RACプラグの腐食、アンプのプラグの腐食、
デッキ内配線、基盤のアース不良、
アンプ内配線、基盤のアース不良等です
特に、アンプ基盤部のRCAメス金具付け根部分は、
振動などによる損傷の多い所です、
半田にひびが入っていることが多いです。
次は、ブーーー、という大きな連続音です
この音は、危険です
信号ラインあるいはスピーカーケーブルの
ホット(プラスです)がショート(アース側に触れること)
あるいはレアショート(少しの抵抗を挟んでショート)しています
アンプ、が逝きます。
原因は、挟み込み等によるショート
早急に、電源を切り
ラインケーブル、スピーカーケーブルともにチェックします。
以上、こんな所ですが、いかがですか?
ジーーー、と大きなブーーーは、大事ですから、覚えておいてください。
その外にも、たくさんありますが
コメントいただければ、
アドバイスできることもあるかと思います
出来ないことの方が多いかも(笑)
Posted at 2007/11/30 21:23:35 | |
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ノイズについて | 日記
2007年11月30日
カーオーディオのノイズの種類ですが
まず、一番多いのがオルタネーターノイズだと思います
これは、ある意味、避けられないからです
ボリュームに応じて、ノイズが大きくなったり、小さくなったり
する場合は、デッキにノイズが乗っています。
ここで、原因と対策を考えたいと思います
デッキに、十分な電気を供給できていないと、
どうしても、足らない電気を補給しようとして
色々な所から、電気を引っ張ってきます(ループ現象)
これにノイズが含まれていますと
デッキからの信号にノイズが乗ってしまいます
それと、コンソール部分の電磁波による影響です。
これを、アンプで増幅するのですから、たまりません(笑)
前項の、プラス電源の配線を施工していることを条件とします
まず、デッキをコンソールから、少し引っ張り出します、
そしてノイズのレベルが変われば、電磁波の影響が考えられます
(コンソール奥の、車両ハーネス部分にアルミ箔テープなどでシールドする
あるいは、デッキ側をシールドする)
そのまま、デッキをコンソールから抜いてしまいます、
ノイズが止まれば、コンソールからの電磁波の影響か
アースポイントとのループ現象を疑う
(一度、コンソールに差し込み、アースポイントのアースを外す)
ノイズが止まれば、アースポイントとのループ現象)
止まらなければ、コンソールからの電磁波、あるいはアンプとのループ
(デッキをコンソールから絶縁する)
ボリュームに関係無く、一定のレベルでノイズが出る場合は
アンプ、LINEケーブル、クロスオーバーネットワーク
スピーカーケーブル等に、原因があると思われます。
前記の、アースついての配線を施工していることを条件とします
アンプ、LINEケーブルの場合
まず、デッキをOFFにして、デッキ側のLINEケーブルを抜き
デッキをONにしてアンプをONにします
これで止まれば、アンプのプラス電源の脈流か、
デッキとアンプとの電位差によるループです
これは、LINEケーブルのアースに電源電流が混ざって脈流信号が
信号波形に重畳してしまう現象と思って下さい。
LINEケーブルをデッキに繋いでください。
デッキとアンプのアースをチェックします
ここでは、ボリュームに関係なくノイズが出ているのですから
最初に、アンプのアースを疑います、
(アースはデッキ、アンプ、アンテナと密接な関係がありますので)
まず、アンプが、車体の金属部分に、接触していないか確認してください、
次に、アースポイントが錆びていないかどうか、塗料などが残っていると
接触不良を起こします、ほとんどの場合これで大丈夫だと思いますが
新設のアースポイントを、作ってみることも有効な場合があります
基本の場所は、エンジンルームのフレームに
太いバッテリーのアースがとってあると思いますが
そのフレームの延長上にある鉄板にアースをとります。
ダメな場合、プラス電源に脈流が乗っていますので
アンプのプラス電源にチョークコイル(5mH以上の物)を入れて下さい。
まれに、LINEケーブルに輻射ノイズとして乗ってくることがあります。
これは、一度、デッキをOFFにして、デッキ側のLINEケーブルを抜きます
この時に、プラグのホット側(内側のピン)を絶縁しておきます
絶縁しておかないと、ホットが手に触れたりアースと接触したりしますと、
びっくりすることになります(笑)
そして、デッキONでアンプをONにします
LINEケーブルを動かして、ノイズに変化があるかどうか確認します
変化があれば、一番少ない所に設置して、できればアルミ箔テープ
等で、シールドして下さい。
後は、デッキをOFFにしてからLINEケーブルをデッキに接続します。
ネットワーク、スピーカーケーブルについては場所を変える、シールドする
上記のように、簡単にいけば良いのですが、ほとんどの場合
複合的な要素を含んでいます、たとえば、アースの電位差にしても、
一部良くなれば、今まで見えていなかった、悪い所が見えてくるというようにです。
ですので、最初から、守るべき所をしっかり施工することが近道です。
どうですか? ループ、電位差、脈流とか
少し馴染みのない言葉が出てきますので、
分かりにくくなってないかなと思っています。
意味の分かりにくい言葉など、コメントで聞いて頂ければ出来るだけ
分かりやすく説明させて頂きます。・・・・・・出来ればですよ(笑)
Posted at 2007/11/30 12:53:41 | |
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