2007年11月28日
ツィーターの特徴としては
音が奇麗な事です。
シャキシャキして嫌いだという人も
いるかと思いますが、
鳴らしすぎている、あるいは、限界を超えて使っているから
うるさく聴こえるのだと思います。
他の帯域のスピーカーに比べ
圧倒的に軽い振動板を駆動するのですから
振動板の種類による音のキャラクターを含め
正確でリニアな音を、より楽しみたいという方が
多くいらっしゃる事と思います。
そこで、今回はツィーターの音を
どういう風にするかという事ですが
クロスを下げて
ツィーターの再生帯域を広げる
最初からこのブログを読んで
書いてある事を、試して頂けている方ですと
きっと、今使っていらっしゃるスピーカーの事を
よくご存じだと思いますのが
今まで、やってきた事は
ミッドレンジのスピーカーを、しっかり鳴らし
音像、定位等の条件を整えるという事を
やってきました。
かなり、改善できていると思うのですが
いかがでしょうか?
ツィーターの帯域では
音色、音像の輪郭、、質感、臨場感等の条件を
整える事ができると思います。
セッティング その2で
好みのコンデンサーの値が、決まったと思いますが
気に入って頂けているのであれば結構ですが
物足りないと思われる方は
今よりも、コンデンサーの値を、大きくして下さい
クロス周波数を下げるんですね、
そうしますと、ミッドレンジスピーカーと
かぶってきますので、クロス付近が
少し、うるさく感じます
そこで、ミッドレンジスピーカーに
-6dB/oct のハイカットフィルターを入れます。
ツィーターと同じように、今度は、コイルを入れます
下の表を見て下さい
-6dB/Octave at 4Ω LOW PASS FILTER
2,000 Hz 0.318 mH
2,100 Hz 0.303 mH
2,200 Hz 0.289 mH
2,300 Hz 0.277 mH
2,400 Hz 0.265 mH
2,500 Hz 0.255 mH
3,000 Hz 0.212 mH
3,500 Hz 0.182 mH
4,000 Hz 0.159 mH
4,500 Hz 0.141 mH
5,000 Hz 0.127 mH
5,500 Hz 0.116 mH
6,000 Hz 0.106 mH
6,500 Hz 0.098 mH
7,000 Hz 0.091 mH
7,500 Hz 0.085 mH
8,000 Hz 0.080 mH
8,500 Hz 0.075 mH
9,000 Hz 0.071 mH
9,500 Hz 0.067 mH
10,000 Hz 0.064 mH
10,500 Hz 0.061 mH
11,000 Hz 0.058 mH
11,500 Hz 0.055 mH
12,000 Hz 0.053 mH
この表の中から、
ミッドレンジスピーカーに繋ぐコイルを選びます、
もう、皆さんツィーターの時に、気を付けて頂いたように
狙ったクロスポイントの、
1/2オクターブ下の定数の物を選んで下さい
ツイーターが 3.3μF 12000Hzの場合は
ミッドレンジスピーカー、スルーの減衰カーブは
6000Hz 近辺ですので、クロスポイントは9000Hz 近辺ですね
これをツィーターを4.7μF 8500Hzに下げたいと、思われた場合
ミッドレンジスピーカーに繋ぐコイルは1オクターブ下の
4250Hz 近辺の物になります。
0.159 mH ~ 0.141 mH(ミリヘンリー)
という事になりますね。
クロスポイントは 6375Hz近辺という事になります。
繋ぎ方もツイーターと同じく、スピーカーケーブルのプラス側に
直列につなぎます。
どうですか、ベストセッティングは見つかりましたでしょうか?
2000Hz 位づつ、下げていくと
ツィーターの最低音限界がみえてくると思いますし、
あなたにとっての、ベストポイントが見つかると思います。
経験から申し上げますと、ツィーターには3.3μFで
ミッドレンジスピーカーはスルーという組み合わせが
車の場合、多いように思いました。(笑)
草むらで聴こえる、鈴虫の声が
ダッシュボードの上で、鳴いてくれるといいですね(笑)
注意しなければいけない事として
コイルを、あまり電気の流れる所に、置かない事です
コイルですので、電磁誘導ノイズが乗ってきます。
Posted at 2007/11/28 16:35:59 | |
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