去年せっかく買ったスタッドレスタイヤと4WDの真価を試すために奥飛騨まで行った.
[ブログ] 2023年03月05日「スタッドレスタイヤのために雪道を探す旅(本末転倒)」
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今年は,年度末に北海道に行く用事ができたので,それならと愛車のGRヤリスで向かったのであった.
そのためにわざわざ季節はずれの3月下旬になってから夏タイヤからスタッドレスに履き替えたのである.
○往路
仕事の予定が合わずに札幌まで1日半(海路を含む)の強行日程.
理想は仙台19:40発のフェリーで苫小牧11:00着のゆっくりお眠りコース,
次点は八戸22:00発で苫小牧06:00着のせわしいけどまぁ寝られるコース.
しかしながら,結局は青森を深夜02:30発で函館06:10着の強行コースになったのであった.
浜松を昼前に出発し,高速道路料金の深夜30%割を効かせるために青森ICを00:05に通過.
風呂入りたいので,01:00まで空いているスーパー銭湯へ向かったが既に入店はできなかった.残念.
そして,青森フェリー乗り場へ.
ここで重要なメモ.
バイクツーリングの癖で津軽海峡フェリーにしたけど青函フェリーにするべきであった.
なぜなら,津軽海峡フェリーは車両の大きさの区分が軽自動車(16400円)か全長6m未満(19760円)かであるが,
青函フェリーは4m未満(15600円),5m未満(17500円),6m未満(19100円)と細かく分れている.
GRヤリスは399cmなので一番安いクラスになる.
2等雑魚寝部屋でインナーシュラフを持ち込んで3時間しっかり熟睡.
積んでてよかったキャンプ道具.
一応,大型モバイルバッテリーと電気毛布も積載済みである.
北海道に接岸.下船準備.
車のナビは車両甲板の中で,まだ青森にいると勘違いしている.愛い奴め.
青森で風呂に入れなかったリベンジに,函館で早朝から西ききょう温泉へ.
塩味とかすかに石油の匂いのする素晴らしい温泉だった.
青森で入れなくてよかったかも.
一応雪景色ではあるが,雪道を探して北海道まで来たのに中山峠ですら気温5度.
走行している間に札幌到着.
同じ用務先に知人も浜松から車で来ていたが,敦賀・苫小牧のフェリーで来たので札幌までの走行距離は300km弱とのこと.
こっちは既に1200km走ったというのに.
スタッドレスタイヤが無為に減っては勿体ないので,次からはそれが正解な気がした.
しかし移動に+1日の時間的余裕を取る方が難しいのである.
○吹上温泉へ
札幌での用務を終え,昼過ぎに浜松への帰路につく.
帰路と行っても向かった先は富良野である.
冬の富良野.19歳の時に初めて北海道ツーリングしたときラベンダー園のおばちゃんに富良野を褒めちぎったら「冬においで~.なんにもないよ~」と言われた伏線を今回収である.
とは言え,道に雪はほとんどない.
せっかくなので吹上温泉まで足を延ばす.山の上だし雪もあるだろう.
念願の圧雪路.
スタッドレスタイヤであれば全然問題ないな.これは素晴らしい.楽しい.
吹上温泉までは行けないのかと思いきや,吹上温泉まで除雪してくれてあった.
先客とちょうど入れ替わりで露天風呂を独り占めで満喫したのであった.
得心したので,今度こそ本当に帰路へ.
苫小牧から八戸行きのフェリーにも間に合いそうである.予約してないけど.
23:59発のフェリーで北海道を後にした.さらば北海道.また来るよ.
○八甲田山・雪の回廊へ
さて4月1日は冬季通行止めであった酸ヶ湯の国道103号線が再開するのである.雪の回廊として.
行かねばなるまい.
と言うことで,八戸から酸ヶ湯へ.
雪の回廊を堪能して酸ヶ湯温泉へ.
さすがにここまで来て入らない選択肢はない.
pH1.7の強酸温泉に浸かり,お肌をつるつるにする.化学の力である.
今日中に家に帰らないといけないのに青森で昼前まで居てしまった.
残り900km.
なんとか深夜2時頃には浜松まで戻れました.
お疲れ様でした.
楽しかった.
バイクツーリングと比べるとなんと車の快適なことか.
北海道にバイクで行くのは年1回でいいかなと思うけど,車だと月1で来いと言われても時間さえ確保できれば全然問題ない.
車が人気の理由が分かってしまった・・・・・・
○ツーリング飯
やっぱり北海道ではセイコーマートのHOT CHEFになっちゃうんだよね.
車だと雨でも寒くても車内で食べられるのでなお快適である.
往路の帰路の安達太良SAで食べた混ぜうどんとソフトクリーム,岩手山SAで食べたラーメンと岩手県産サーモン丼(ミニ).
最近の高速のSAだとチェーンのファーストフード店も多く,ナビにもマークが出て安心ではあるんだけど,こういうSAのご当地物を食べるのが大好きなのである.