
都会に住んでいる少し年上の従兄の父,つまり伯父がR30,R31のスカイラインを乗り継いでいて,藪入りで毎年田舎のうちの実家にそれに乗ってきていたのがすごくかっこよかった.
従兄も免許を取り,白のR33 GTS25tを買ってフルエアロで乗っていて,それもかっこよかった.
私も大学生になったとき,友人がR32から乗り換えるとのことで買わないかという提案をもらった.何度も乗せてもらっていたこともあったし,友人は特にカーオーディオに凝っていてそのこだわりを聞くのも楽しかった.
即答で購入.白のR32型スカイライン GTS-t Type-M.車自体は15万円,そのこだわりのオーディオ込みで計30万円で買った.8年落ちで10万kmぐらいだったと思う.
外観は,GTR風フルエアロ(ただしグリルはGTS-tのまま)で豚鼻,GTR純正ウイング,角目,VOLK Racingの17インチTE37と言った定番という感じ.今見てもかっこいい.
機関は,R33タービンとメタルガスケットとGTRインジェクタでスクランブルブースト1.5kgf/cm2の350馬力仕様ということだったけど多分そこまで出てなかったと思う.普段は1.0kgf/cm2に制御.
ORCの600馬力対応クラッチ(友人談)が入っていて半クラ0で苦労した.
直6で音は最高だったけど,2000ccで6気筒だから気筒当たり容積小さいのにさらにターボのために圧縮比低いから低速トルクほぼなくて,逆に上はドッカンという,まぁなんというか楽しい感じではあった.
NISMOの260km/hスケールメータに大森の3連メータ(油圧,油温,水温),APEXiのブーストコントローラ,あとターボタイマーも付いてた.
ターボタイマーかっこいいんだよね.直6の音を降りた後も車を離れながらも聴けるという贅沢.
自分でもエアロを補修したり,追加メータの配置したり,エアクリの遮熱板作ったり,いろいろ楽しかった.
いろんなところ行ったけど,行った先の写真ばかりで車の写っている写真が修理している時のものばかりだった.モノより思い出と言うことで自分も若かったみたいである.
もちろんスカイラインGT-Rが一番好きなわけだけど,34Rは新車が買えるころには稼ぎがなかったし,35Rはもうちょっとマッチョすぎる.それにお値段的に頑張っても難しい.
なんかGRヤリスの黒を初めて見た時に,真っ黒じゃなくて深い灰色って感じで,ガンメタの32GT-Rがビビッと頭の中に!あこがれの車と同じものを感じた.
32GT-Rって1989年デビュー時に445万円だったみたい.物価が違うといえどGRヤリスとほぼ一緒!「くそぅ,俺が32R発売の年に今の年齢だったら絶対頑張って買ったのに」というのを何度か思ったりしたこともあったけど,それを今果たせた感じ.今買わないとずっと後悔したかもしれない.
GRヤリス買えてよかったです.
Posted at 2021/05/16 16:48:38 | |
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GRヤリスに関する日記 | クルマ