2022年06月26日
車好きとして,車は長持ちさせたいが,カスタムやチューニングも楽しみたいところ.
しかし,チューニングパーツはやはり何かトレードオフがある.通常それは性能・それ自身の耐久性・車体への攻撃性・価格の4つと考えられる.
もし社外品でその4つを全て上回るものがあれば,特殊事情がない限り(法規制とか敵対企業製品とか)は純正品として採用されているであろう.
ユーザとしては,せめていずれかが純正品より優れている物をアフターパーツとして選定したいものである.
実際攻撃性と言っても,5年で乗り換える前提なのか,20年コンディションを維持したいことが前提なのかでも,だいぶ変わってくる.
個人的には,20年30万kmをターゲットに今後のメンテナンスを考えたい.
つまり純正の性能を維持しつつ純正品よりも車両への攻撃性が小さい物をできるだけ採用したいという方針である.
車両の劣化を考えると,
・エンジンは内部の摩擦,過負荷
・車体は振動,歪み,錆
・塗装は摩擦,紫外線,錆
・内装は紫外線,熱
が主な原因になるだろうか.
青空駐車場なのである程度仕方ないのであるが,塗装は小まめな手洗い洗車で,内装は紫外線遮断フィルムの施工とサンシェードの利用でなんとか対策している.
エンジンについては,オイル・オイルフィルタ・エアクリーナーの小まめな交換が重要であろうか.あとは,規制を余裕を持って守るためにエンジンに負担を与えてしまっている部分を緩和させるとか.
フィルター系はとりあえず純正を使っておけば外れはないとして,低負荷で合法な触媒に交換したり,ECUチューン(最高出力を上げるのではなく,燃費や事故防止のために過度に押さえ込まれている制御を改善すること)はやってみたいと思う.
そして車体については,適切なボディ補強は長期のコンディション維持に寄与すると思われるが,逆効果となることもあるだろう.
タワーバーを必要とするような走りを自分はしていないし,ガチガチの剛性は必要ないのであるが,フレームもある一定以上歪んでしまう元に戻る力が急激になくなってしまうため,そのような大きな歪みのみを低減してくれるような補強材なら入れてみたいと思う.
(スバルのフレキシブルタワーバーがおそらくこの類いの物である.)
この辺の対策は,やり過ぎると「床の間に飾っておけ」という本末転倒になるので,自分の走行スタイルに合わせてカーライフを最も楽しむという前提の元で正解を見つけるようにしたい.
なんというかパズルゲームみたいで楽しくて,こういうのも車の楽しみの一つであると思う.
Posted at 2022/06/26 21:55:10 | |
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