子供の頃のおもちゃのオーブン.たぶんグラタンを選択すると「こんがりキツネ色になるまで焼いてね」と喋ってくれた記憶.
おもちゃはいつの時代も一つ先の時代を見せてくれる夢がある製品だなぁと思う.
先日のブログと整備手帳で,内装保護のためにウィンドウに遮熱・紫外線防止フィルム施工だぜと書いた.
[ブログ] 人類補完計画ならぬGR保管計画
[整備] #ヤリス 全ウィンドウに遮熱・紫外線カットフィルム(LFTダブルバリアフィルム)施工(ODO 1545km)
で,メーカーのGRヤリスのFAQ見てると以下のような物を発見.
Q. 各ガラスの紫外線カット率を教えて。| トヨタ お問い合わせ・よくある質問
そこにこう書いてある.
*1 予防安全パッケージを選択した場合、ウインドシールドグリーンガラスにIR(赤外線カット機能)が追加されます。
おぉぉ.道理で遮熱効果すごいと思った.
ちなみにフロントガラスは合わせガラスで中間層に紫外線と赤外線を吸収する層がある.
私は車内側に遮熱フィルムを貼ったので二重で遮蔽していたことになる.それでなのかは分からないが本当に車内が熱くならない.
私も流石に安全パッケージなし車,安全パッケージ車,安全パッケージ+遮熱フィルム車をそれぞれ同条件で比べたわけじゃないし,遮熱フィルム施工前はそこまで日差しが熱い時期ではなかったので,フェアに比較できているかは分からない.
でもいますごく快適だものなぁ.流石に冷房が要らないということじゃないけど,冷房は効きすぎるぐらい利くし風量はいつも最小にしている.
予防安全パッケージって割高ってイメージあるけど,IRカットガラスへの変更は工賃入れてかなりのお金掛かるし,私のように遮熱フィルムを貼るとしても安くても3~4万円ぐらいするから,値段相応の価値は十分以上ありそう.
予防安全パッケージ付き車であれば,フロントドアガラスのみの遮熱フィルム施工でも夏場かなり快適になるんじゃないかなと思います.
ともあれ,今年の夏場に車内でこんがりキツネ色になることはなさそうである.
付録:私が色々時間を溶かして得た遮熱施工に関する知識のメモ
遮熱フィルムを選ぶときは,まずは貼り付け後の透過率70%以上じゃないと車検通らないので,これはマスト.車検の検査装置の誤差±3%とのことなので,73%以上確保が確実.
なお,車検の基準は透過率だけのはずだが,カラーが入ってたりメタリックが入っていると検査員の判断で落ちることもあるらしい.
それよりディーラーは独自の基準を持っていて,その辺全部入店拒否というのもあるので,施工前にはディーラーに相談した方が良いと思う.
赤外線カット率の数字に踊らされない.
特定の帯域のカットのピーク値で表示しているのもある.ほぼ無意味.
確実なのは「
遮蔽係数」を見ること.結局はココの数字が小さい方が涼しい.
個人的にカー用品の説明では数字のマジックも多い印象なので,建材関係の方で情報を集めて判断すると良いと思う.
メタリックは効果高いが,車検に通らないこともあるし,電波も合せて遮断してしまい電子機器に悪影響があることも.
色つきやメタリックは透明遮熱に比べて経年劣化したら分かりやすいので長期的な見栄えに注意.
遮熱フィルムだけじゃくて,フロントガラス自体を遮熱機能を持っている物に交換するという方法もある.
ただ,車検に通らないとフィルムならはがせるけど,フロントガラスは再度交換が必要になる.
GRヤリスはフロントガラスも剛性に寄与しているとのことなので,交換すると元のガッチリした剛性が失われる可能性が高いようなので注意.
Posted at 2021/06/15 20:11:33 | |
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