2022年09月23日
HALTECスポーツ1000にはワイドバンドO2センサーのインプットやO2センサーのヒーターコントロールの線が有ります。
ですがこれらは直接の駆動は出来ません。
基本的にヒーターコントロールの配線は
ナローバンドセンサー専用で
ワイドバンドセンサーの場合は専用の制御チップがそれを行うのでヒーターコントロールは使用しません。
LSU4.9等のワイドバンドセンサーを使う場合は制御チップを載せた社外メーターに付いている外部出力用の5V出力からHALTECやLINK等のフルコンに信号を入れてやる必要があります。
もしくはCAN駆動のワイドバンドコントローラー等を間に挟んでやるか?
どちらにせよワイドバンドセンサー駆動用のチップを積んだアンプ部分に制御させて信号をECUが読めるものに変換しないと行けない仕様のようです。
おそらくセンサーを作ったBOSCH側が余りに壊れると言う苦情が多かったので原因調査をしたところヒーターコントロールの早期に暖め過ぎて寒い状態で発生した水がセンサーに当たりセンサーが壊れると言う話に至ったようです。
真っ赤に熱されたヤカンとかに水が掛かるとジューって言うあれ。
O2センサーは600°とかの超高温まで暖められるのでそれに水が付いたときの衝撃はヤバイことは想像できますね。
エヴァンゲリオンの話でもありましたよね火山の中で熱膨張で倒す的な。
つまりヒートショックが起きないようにするにはO2センサーを動かし始めるのに十分な待ち時間つまりディレイタイムが必要になります。
寒い日にエンジン始動直後にマフラーから良く水や水蒸気の湯気が出ているのを目にすることがあると思います。
これがセンサーに当たるとぶっ壊れるってことですね。
純正のナローバンドセンサーを制御するときにも実際には15分位は遅らせてヒーターを動かし始めるのが良いのではないかと思っています。
これをワイドバンドコントローラーが適切に処理するために直接駆動出来なくなっているのでしょう。
O2センサーと言うのは排気管の中の排気中の酸素濃度を計るためのもので空燃比をこれによって算出します。
良く言われる理想空燃比
14.7=完全燃焼
基本的にはこの数字をベースに考えていきます。
単純に考えるとセッティングとして完全燃焼が一番馬力が出せるポイントだと思いますが実はそう簡単ではなく多少はずれます。
もちろんセッティングするに当たり空燃比が燃料の濃い薄いの指標ではありますし14.7からどの程度濃い薄いという微調整にはなりますがこれはNAとかターボによっても変わってきそうです。
予想ですがターボの場合はタービンによる排圧が高くセンサーに当たる酸素濃度にも燃焼室での空燃比にズレが出るためです。またセンサーの取り付け位置が燃焼室直近のエキマニに付いている車両やエキマニの後ろ側(ビートはこれ)に付いている車等車両によっても様々なので正解はないと言う感じです。
圧縮比によっても変動するでしょうから
この当たりは実際に走行したりして数字をセッティングする形になります。
馬力を計るためのシャシーダイナモとかを使うことは素人には厳しいので走ってフィーリングで良いところを気長に探っていきます。
まぁその前にまずはエンジンが掛かる
初爆をするところまで持っていかないと行けないのが一番のハードルでしょうか。
Posted at 2022/09/23 09:00:17 | |
トラックバック(0)