スズキ スプラッシュ リヤドラムブレーキ 調整 修理 オーバーホール
(問題)
・サイドブレーキの引き代が多い
・フットブレーキのペダルストロークが大きすぎる
・ブレーキフルード交換とエア抜きをしても症状改善しない
(対応)
ドラムブレーキオーバーホール
※スプラッシュにはドラムブレーキクリアランス調整用の小窓はない
ハブキャップ取り外し

貫通スクレーパー
ハブナットを緩める 凹みは気にしない
ハブナットソケット 30
右側ドラム

クリアランス調整用のタブの位置が正しくない
上の写真では、下じゃなくて奥、
下の写真ては、下じゃなくて右側がタブの位置。
右側ドラムのクリアランス調整用ギザギザナットは右ネジ
左側ドラムのクリアランス調整用ギザギザナットは逆ネジ
左側ドラムのタブ位置もおかしい
かつ
ストラットバーが短くなり過ぎて
溝から外れてしまっている
(オーバーホール)
シューホールドスプリング外し
作業時、ピンが一緒に回らないようにドラムブレーキの奥側(ドラムの外側)からピンを指で抑えておく
CRCでギザギザナットの動きをスムーズにしておくと、クリアランス調整作業がやりやすい
ブレーキラバーグリス塗布
タブの位置
※板バネと同じ面にタブが来る
(シュークリアランスの調整手順)
①ドラムカバーをつける
②フット&サイドブレーキを操作して、あたりをつける
③ドラムカバーを外す
④フットブレーキを踏んでピストンでシューをひろげ、ひろがったままの状態で、クリアランス調整ナットをカチカチ回す(二人作業)
⑤ドラムカバーをつける
⑥ドラムカバーを回してシューとの
クリアランスを確認する
上記③〜⑥の作業を繰り返して、ブレーキシューが擦るか、擦らないか
ギリギリの隙間に調整する
(ハブキャップ組付)
カーマ 水道パイプ TS継手
新品ハブキャップは、打ち込みにくかったので角材を使った
※ハブナットはトルクレンチで180Nm
再利用ナットだとカシメが同じ位置になった
※ハブナットはブレーキをかけない状態で締める
(結果)
ブレーキフィーリング良好
サイドブレーキの引き代5ノッチ
(参考)
新品ストラットバー 右側

この白いグリスはボルトナット用かな
モリコート PG54 グリース
(正しい組付状態)
右後ドラム ブレーキ NAKAtecさんブログより
Posted at 2024/12/28 16:09:19 | |
トラックバック(0)