冷却水の交換
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
1時間以内 |
1
SV650Xは「SUPER LONG LIFE COOLANT」、略してスーパーLLCという冷却水を使用しており、初回は5年、次回以降は4年毎の交換が指定されています。来年5月で5年になるのでちょっと早いタイミングですが、スズキ純正のエクスタースーパーLLCを使用して冷却水の交換を行います。
2
サービスマニュアルを確認すると、ラジエータ内の冷却水約1600mlのみを交換し、リザーバタンク内の冷却水約250mlはそのままで交換しないようですが、購入したスーパーLLCは2000mlなので量的にも十分足りますし、大した手間でもないので一緒に交換する事にしました。
3
水受けのバケツ等を用意し、車体をスタンドで直立の状態にしてから、まずはオイルの点検窓の上にある冷却水の10mmドレンボルトを外します。このドレンボルトにはガスケットが付いているので、作業前に新しいガスケットを購入しておくとよいです。
(品番:09168-08008)
4
ラジエータキャップには回り止め用のネジが付いているので、すぐに取り外せるようネジだけ先に外しておきます。この段階ではドレンボルトを外しても、ちょろっと冷却水が滲むように出てくるだけです。それと当然の事ながら、走行後で冷却水が熱くなっているときは熱湯が吹き出して大変危険なので、必ず冷間時に行ってください。
5
ラジエータキャップを外すと、ほとんど真横に勢いよく冷却水が出てくるので、予めバケツ等で受ける準備をしておいてから、ラジエータキャップを外して冷却水を抜きます。
サービスマニュアルによると、必要に応じてラジエータ内を水道水で洗い流すとありますが、抜いた冷却水は透明度が高く、綺麗で全然汚れていないと判断し、そのままドレンボルトを締めました。
※抜いた冷却水には強い毒性があり、環境に有害な影響があるので側溝等に排出するのは絶対に厳禁です。名古屋市ではエンジンオイルのように処理パックに吸着させるか、凝固剤で固めてしまえば可燃ごみとして出す事ができますが、自治体によってルールが違うと聞きますので、念のため作業前に処理方法は確認した方がよいでしょう。
6
ラジエータ内に新しい冷却水を注いでいき、注入口まで水が来たらそのままエンジンを始動し、軽く車体を左右に振ったりラジエータホースを揺すったりしてエア抜きを行い、水位が下がったらまた冷却水を補充するのを繰り返し、ある程度エア抜きができたらエンジンを停止してラジエータキャップを取付けます。
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ラジエータキャップはただの蓋ではなく、冷却経路の圧力を一定に保つ大事な役目がある消耗品で、価格は純正品でも1,900円程度と大して高くはないので、冷却水を交換する毎に新品に交換する事をおススメします。
(品番:17730-08D10)
8
次にリザーバタンクの冷却水を抜くため、サイドカバーを外してタンクを持ち上げると、正面から見た右側にリザーバタンクの給水口が見えます。
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給水口からサイフォンの原理で冷却水を抜きます。と言っても難しい事はなく、チューブの片側をタンク内に入れ、反対側からタンクより低い位置で注射器を使って冷却水を吸い出すだけです。チューブ内が冷却水で満たされてから注射器を抜けば、後はタンク内の冷却水が無くなるまで勝手に抜けていきます。
10
リザーバタンクが空になったら、ジョッキ等で新しい冷却水をリザーバタンク注入口からタンクに刻印されているFの水位まで補充します。別にジョッキを用意しなくても、新しい冷却水を注入口より高い位置に置いて、これまたサイフォンの原理で注入すると簡単に補充できますが、こぼさないようにw
バイクを走れる状態に戻して近所を一回りし、冷却水の温度が上がったら戻ってバイクのエンジンを停止し、また冷却水が冷えてから再度ラジエータキャップを開け、冷却水を注入口まで補充すれば作業終了です。
幸いSV650Xは、ラジエータ注入口とリザーバタンク注入口共に作業しやすい場所にあるので、冷却水の交換自体は難しくはありませんが、走行後の冷却水は大変高温になりますので火傷には十分気を付けていただき、排出した冷却水の処理は必ず正しい方法で行ってください。
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