エスロクレーサーのブログ一覧

先日ぶらっと出かけたとある神社へ向かい道端にこんなお店がありました。

「ち.つてと」？？？
そうかタ行の「た」が抜けているから「たぬき」
それとも「た」がないから「田無」
「ち」のあとの「.」も気になります。

今度は店主のいるとき問いただしてみましょう。

答えはお察しのとおりディムラーのダブルシックスでした。
ジャガーのXJのボディーにV12のエンジンを押し込みかつての栄光を再びと勇んで作ったのは良かったのですがいかんせん生産レベルは当時の英国流、電装品の悪さに加え日本での使用環境の違い（湿気と強い紫外線）により最も買うにやさしく持つに難しい車になってしまいました。
この日もドライバーズシートに座ってちょっと天井を触ると｢ドントタッチ！」の叫び、触ったところからはがれて垂れるそうです。
万事がこんな按配なのですが調子の良いときの走りはそれこそ夢見心地、いったんそれを味わうと底なしの泥沼が口をあけているとか、あな恐ろしや。

いかにもといった感じのダッシュボード、何の車だか分かるでしょうか。
ハンドルはノンオリジナルですがセンターキャップに答えが出ていました。
でもエンジンがちと重量級、6の倍数でキャット跳ねます。

その同じ敷地内にあるガレージには古いボルボのP1800がぽつんと置き去りで寂しそう、小高い丘を上ったかわいいケーキ屋さんでクッキーを買いました。

暮れから出かけて大旅行で最初に立ち寄ったのはこの片田舎の村、中庭ではソーセージを焼く匂いが流れミシュランのビバンダムの微笑むガレージには古いボルボのP1800、ここはどこわたしは･･･