4月の中頃にEGRバルブやインジェクター周辺の清掃を行い、その後5000kmほど走行しました。プリウスのようなエコカーは排気ガスが綺麗な反面、本来待機中に排出されるはずの不純物を再循環させるなどの働きの影響で、エンジン内部に汚れが堆積しやすいデメリットも持ち合わせています。
ここ最近のように、昼夜の寒暖差の大きい季節などに、エンジン始動時に数秒間ガタガタと大きな異音が発生したという事象を体験された方も少なくないかもしれません。その事象の原因の一つが写真のEGRバルブの動作不良です。こちらは添加剤などで汚れを防ぐ事が難しいので、定期的な清掃は必要なのかなと考えています。リコールやサービスキャンペーンでのリプログラムでも完全に汚れを防ぐのは難しい事が現状です。
清掃後はこんな感じ、仕事でも行うので内部の清掃も段々と綺麗にできるようになりました。
もう一つ気になる部分が写真のインジェクター出口付近、燃焼室入り口付近の汚れです。こちらが汚れる事でガソリンが汚れに吸着されて、ガソリン噴射量が多くなる事が懸念されます。ここは手作業である程度清掃して、手が届かない部分は無理せずガソリン添加剤を使用する事をオススメします。
清掃後走行距離5000km、その間に3度AZのガソリン添加剤を使用し、手が届かない範囲も意識的に清掃しました。インジェクター周辺の汚れが無い分添加剤の効きも早く、洗浄効果もより高まっているイメージです。この辺りが綺麗に保てると体感的にクルマの調子が良く、EV走行からエンジン走行に切り替わる時の振動、違和感もかなり減る印象です。僕のプリウスは総走行距離が11万kmを超えましたが、今まで沢山乗ってきた30プリウス前期型の中でも調子が良い方である自信があります。
綺麗になっている事が確認できた所で、当初から使う予定であったマイクロロンのガストリートを投入しました。こちらは洗浄効果に加えて、ガソリン流路の抵抗を減らすコーティング、インジェクターの動きを良くする、カーボンを付きにくくする防汚効果などが見込めます。コーティングの強みを最大限に活かしたかったので、綺麗になっている事を確認したかったのです。
マイクロロン製品は、エンジンオイルに添加した時の感触も良かったので、非常に信頼しています。オイルに入れた際もトルクの向上、エンジン音の静粛化を体感できました。ガソリンに入れるガストリートを入れて300kmほど走行しましたが、更にエンジン音は静かになったかなと思います。
プリウスの燃費が悪化する要因はハイブリッドバッテリーの劣化が懸念される所ですが、エンジンのメンテナンスも非常に重要です。エンジンの調子が良ければ、例えハイブリッドバッテリーの異常が出ていてもリッターあたり18〜19km/Lぐらいの燃費が出ます。最近燃費が悪くて15km/Lぐらいになった、といった方はエンジン側にも着目してメンテナンスされては如何かなと思います。
30プリウス前期を新車に近づけていくプロジェクト、とりあえずエンジン吸気系はほぼ新車に近づいたかなと思います。この良さを維持していくために、マイクロロン ガストリートは1万kmに一回ぐらい添加して、機会を見て汚れチェックはしていきたいと思います。目立たない部分ですが、研究は続けていきます。
Posted at 2022/11/06 00:58:00 | |
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