
もう、この週末に散々語られたであろうから今更ではあるが、ホンダがF1撤退である。「休止」ではなく「完全撤退」である。
87年に日本で全戦中継が始まって以来20年以上、ほぼ1戦も見逃さずにテレビで観戦してきた。
200?年頃に地上波の中継が見るに堪えないものになり、全戦生中継のスカパーに加入した。ハイビジョン中継開始でe2byスカパーにも加入した。
87年当時はホンダ第二期の絶頂期だ。中嶋を含め、1-2-3-4フィニッシュも懐かしい。セナを育て、中嶋を乗せ、数々のドラマを演出してきた。
91年に本田宗一郎が逝き、中嶋引退。翌年F1活動を休止。94年にはセナ逝く。
思い返すと切なくなる思い出が多い。
もちろん中嶋を応援していたし、ホンダに誇りを感じていた。本田宗一郎はカッコよかったし、ティレルおじさんも渋かった。古館の実況もうるさく楽しんだ。
2000年のホンダ復活で再び期待に胸を踊らせた。
しかし、浮き沈みの中で低迷。そして、いいところもあまりないまま、とうとう撤退である。
昨今の不透明な景気状態だから、あるいは撤退もやむをえまい。状況も色々だろう。企業であるから経営は大事。従業員の生活も守らなければならない。数百億以上というF1運営は厳しいかもしれない。
しかし、もう少し夢のある選択はできなかったのだろうか。他のチームも状況は同じはずなのに継続を表明している。いわんやホンダだからこそ、と勝手に思ってしまう。
せめてLast Runとかで感慨を得たかった。心の区切りが欲しかった。
様々な感動も与えられたし、ありがとう、ホンダ。
しかし、私の中で、ホンダスピリッツとホンダドリームは終わったかもしれない。
悲しい限りである。
Posted at 2008/12/09 04:20:56 | |
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