昔から、憧れの車は色々とありました。GT-R、FC、FD辺りが、特に大好きだったでしょうか?でもこの辺の車は、まだ免許も取っていない若い頃の私には手が届かない価格帯でした。その後マツダ・ロードスターの存在を知り、これくらいなら中古で手が届くかも?と思って色々とネットを見たり車雑誌を読んで勉強していたのですが。ある日、その車と出会ってしまっていたのです。フリマに参加した家族の手伝いに行った際、ちょっと涼みに建物内に入ると。そこに展示されていたのです。フルTRD仕様のワイドボディのMR-Sが。それはもう、思わず一目惚れしてしまうくらい格好良い車でした。MR-Sは、大きなリアウィングを付けると格好良さが倍増してしまうんですよ、本当に。その上TRDパーツがフル装備の状態だったので、見事に完成された雰囲気を放っていました。それ以来、MR-Sが私の憧れの車となりました。やがて、中古で2002年8月のマイナーチェンジ直後に生産された、程度の良いMR-Sを購入することが出来、大事に乗りながら色々とカスタマイズしていました。この車の為にきちんとした車庫を建て、色々な工具類を購入し、ずっと乗り続けたいと願っていたのですが。最終的には、家庭の事情でやむなく手放しました。次に購入したのが、スズキのJB43ジムニーシエラ。一般的にはかなりの不人気車でしたが、個人的には良い車だと感じました。ええ、本当に良い車なんですよ。現在大人気の現行型JB64/JB74が発売された後に、わざわざ全国レベルでJB43の未使用車を探して買い直してしまうくらい。でも個人的には、やっぱりファーストカーの座はスポーツカーでなければならないのです。ほぼ同じ価格帯なのに、なぜトヨタ・86やスバル・BRZを選ばなかったかといえば、MR-Sと同じくらいのコンパクトなボディが希望だったから。ガレージ内で作業することを考えると、前述の2台では壁との間に十分な作業空間が確保出来そうになかったのです。こうして2016年に、NDロードスターが我が家にやって来ました。