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NDロドスタ乗りのブログ一覧

2022年02月02日 イイね!

NDロードスター 教習車デビューの巻

新型コロナ発生後、ずっと会えずにいた年下の親戚の子と、今年に入ってからようやく会う事ができました。以前会った時はまだ運転免許取得前で、ロードスターの隣に乗せてドライブに行ったりした事もありましたが。久しぶりに会ってみたら、もう免許を取得していて。自分の車も中古車を購入していて、今はドリフト競技に挑戦中で。車の仕様も当然ドリフト向けにカスタマイズしており、サーキットにもよく通っているとの事。うむぅ・・・しばらく見ない間に、ものすごく成長しているじゃん・・・。
それほど運転に慣れて上達しているのであれば、ぜひ自分のNDロードスターを運転してもらって、感想を聞かせて欲しいかな?という事で、キーを渡してハンドルを握ってもらい。これまでに2回ほどドライブに出かけてきました。
そしてその子が運転してみた感想は、とても楽しいというもの。最初はハンドリングがクイックでシビアだと感じたらしいのですが。それは高速道路走行時、まるで公道でレースでもしているかのような、血気盛んで攻撃的な走り方をしていたから。ちょっと横から口を出して、後ろから来る車に道を譲らせたりして、私が好む時速80km~100kmでの巡航をさせてみたら。これくらいで走ると、すごくフィーリングが良いとの事でした。
NDは、ギヤを6速に入れてそれくらいの速度で走ると、非常に私好みのエンジンフィーリングになります。そしてフロントに『ニーレックス』さんのナックルサポート一式を組んだ状態で、今のボディ剛性にノーマル足の組み合わせだと、ステアリングフィールも文句なしです。確かに新東名の120km区間でそこまで速度を上げると、多少シビアになりますが。普段100kmくらいの速度で走って十分に車に馴染んでいれば、そこから速度を上げても乗りこなせるかな、という感じですね。
で、他の感想も色々と聞いてみると。『車のコンディションとしては、とても10万km以上走っている車とは思えないくらい、どこにも衰えが感じられないけれど。ただ、ブレーキを踏んだ感じがちょっと・・・。もしかして、焼き入れしていないですか?』と言われました。
・・・はい、確かにそれはあります。サーキット向けのブレーキパッドと違い、ストリート用ブレーキパッドは焼き入れは必要ありませんが。代わりに約1000kmほど走ってブレーキローター表面に皮膜を形成しなければ、本来の制動力は発揮されません。私のNDはブレーキパッドとローターを新品に交換して以降、まだそれほどの距離は走っていないので。パッドとローターの擦り合わせも、皮膜の形成も完全には終わっていないかもしれません。
とはいえ、オーナーの私が気にならなくなる程度には既に馴染ませてあった訳で。そこに気付くとは、なかなか身体のセンサーが鋭いな、と思いました。

で。いい年をした中年の大人が若者と一緒にいると、大人なりのアドバイスもしたくなる訳です。とりあえず先日語ってみたのは、漫画『湾岸ミッドナイト』に出てくる『無駄を省き効率を求めたものからは、必ず何かが消えていく』という言葉でした。
具体的な例を挙げてみると。例えば全ての無駄を省いた一番効率的な名古屋旅行は、車に乗って高速で愛知県まで走り。名古屋市に入った辺りで降りて折り返して、そのまま帰ってくる事です。宿泊や観光は、無駄なので省きます。寄り道は、基本的に高速でのトイレ休憩のみ。これだと、確かに一番無駄がなくて効率的な旅行になりますね。でもこれ、実際にやってみて楽しいと思いますか?
楽しくないと思うのであれば、つまり無駄な事を追加する必要があるという事ですね。そんな時に頼るべきは、カーナビではなくガイドブックです。名古屋まで来たついでに行ってみたいところ、してみたい事。あれこれ選んで追加していくほど、旅行は無駄が増えて非効率になっていきますが。代わりに楽しくなります。
これは人生についても、似たような事が言えると思いませんか。もし今、生きていて楽しくない。何だか敷かれたレールの上を走っているだけのような気がすると感じたならば。それはカーナビが指示するような、無駄を省いた効率的な道をただ歩いているだけという事。それは、レールに乗せられている感があるのも当然ですね。であるなら、ここはガイドブックの出番です。
今歩んでいる道の途中では、どんな寄り道ができそうか?目的地の周辺には、どんな名所や観光地があるのか?ちょっと調べてみて、無理のない範囲で実行に移してみれば。案外今の路線でも色々楽しめて、違う景色が見られるかもしれませんよ?

それからもう1つ、選択肢は必ずしも二者択一ではないとも伝えました。例えば、ずっと追いかけてきた夢がある。でも成長すると、その道を本職として選んだ上で食べていくのは相当厳しいという現実が見えてくる。ならばどうするか?
大抵の人はここで、夢を追い続けるか諦めるか、2つに1つと思ってしまいます。でも実は、それ以外の選択肢もあります。
それは夢の仕事を本職にするのは難しいと認め。『兼業可』となっている会社に就職して、まずはそこで生活費等を稼ぐ。その上で、副業の方で夢を追いかけてみるという道ですね。本業できちんと必要なお金を稼げていれば、副業の方は別に儲からなくても何とかなる訳で。損失が出なければ良いくらいの力配分で、より理想を追求する事も可能になるはずです。
もちろん、この道を歩むのは大変です。兼業を許してくれている会社も、それはあくまで自分のところの仕事をきちんとこなした上での話であり。『副業をしても良いとは言ったけれど、副業のやり過ぎで体調を崩しても良いとは言っていない』訳です。他に副業で収入が発生したなら、もう会社の経理に納税処理を全て一任する事はできず。確定申告も自分でやる必要があります。
『湾岸ミッドナイト』用語で言うなら『好きに生きると、好きなことをして生きるは全然違う』という感じですね。好きに生きるは、ただその時々の状況で楽な方へ流れていくだけ。一方の好きな事をして生きるというのは、つまりはこういう事です。非常に大変な生き方ではありますが、それでも夢は諦めずに済みます。『二兎を追う者は一兎も得ず』ということわざがありますが。でも一方で『二兎を得る事ができるのは、二兎を追った者だけ』であるのも事実です。
いずれそういう時期が訪れた時、あの子がどんな道を選ぶのか。余計な口出しはしないようにしますが、もし助言を求められたならなるべく最善の回答をしてあげるようにして。適度な距離から見守ってあげたいと思っています。

と。ここまで書いた感じでは、私が一方的にしてあげているだけのように思われるかも知れませんが。実は私の方でも、しっかり見返りは受け取っています。ただそれが、金銭的なものではないというだけですね。
私が育った環境では、家族等は全員オートマ派であり。MT車を運転したいという気持ちや、スポーツカーへの憧れ。車のカスタマイズやチューニングをしてみたいという思いを理解してもらえる相手はほとんどいませんでした。それでもマニュアル免許を取り。最初は中古のMT車を手に入れて、その後もずっとMT車ばかりを乗り継ぎ。見よう見まねで地道に少しずつ知識と技術を身に付けて、実際にその道を歩んでみせる事で周囲に認めさせて来ました。
大人になってからは、思いがけず知り合った自動車整備工場の方と親しく交流するようになり。MT車の楽しさやスポーツカーの魅力、カスタマイズやチューニングの話題などを語り合えるようになりましたが。一方で自分と同じ世界が見えている、自分が価値があると思ったものを同じように見てもらえる相手は、その1人しか居なかったのも事実です。
そこへあの子が加わってきてくれて。私がこれまで乗り続け、各部に手を入れてきて、ほぼ全ての面において満足できる状態まで仕上げた。このNDロードスターへの評価が私自身への評価だと思ってもらってもいいというくらいの位置付けの車に乗ってもらって、きちんと認めてもらえた訳ですから。車好きにとっては、いわゆる冥利に尽きるという感じですね。
更に助手席に座って彼に運転してもらう事で、自分の車が普段とは異なる音やフィーリングを発し、違う動きをする。角度を変えて別の方向から見るように、自分のNDロードスターが知らなかった新しい表情を見せる。そうした新鮮な体験ができるのは、非常に嬉しいし楽しいです。
この先も、できれば月に1回くらいは機会を作ってあの子に運転してもらい。私のNDをより深く理解して、乗りこなしていってもらいたいなと思っています。
Posted at 2022/02/02 03:26:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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NDロドスタ乗りです。2016年に新車で購入して以来、ずっと大事に乗っています。 まだ車齢5年目にも関わらず、既に走行距離は10万kmを突破。でも、まだまだず...
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