私がドア周辺に付けているカスタマイズパーツを、ちょっと紹介してみようと思います。
Arrows製ドアチェックリンクキット
ドア開閉時の重みを若干増してくれて、思いがけずドアがガバッと開いてしまう危険性を幾分減らしてくれる部品になります。また全開時に、ノーマルよりもやや大きく開くようになります。それと、途中でドアが止まる角度も変更されています。
以下、商品紹介ページより引用。
・純正 0度(全閉) 27度(C1) 45度(C2) 65度(全開)
・Arrows 0度(全閉) 41度(C1) 69度(全開)
またさりげなく、根元部分にカバーが付いているので見た目も良くなりますね。
Joy Fast製カラーワイドミラー
納車直後の2016年軽井沢ミーティング時に、『Joy Fast』さんのブースで購入。その際に商品の詳細について尋ねたところ、『600Rです』と言われました。
・・・ええと、よく分からないですよね?そこで、同じ600Rのミラーを販売している『R Magic』さんの商品紹介ページを引用させて頂きました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/154459/blog/37019392/
純正のミラーより、軽く1.5倍から2倍近くの範囲が見えるようになっているのが分かりますね。これだけ視界が広がれば、死角をかなり減らせます。
デメリットとしては、ノーマルミラーよりも対象物が小さく見えるので、まだ遠くにいると勘違いしやすい所でしょうか。ですので慣れるまでは、慎重に運転した方が良いかと思われます。
ODULA製強化ドアウェッジ
ドア下部と車体の間に入るゴムパーツの強化品です。純正よりも、高さ・剛性共に上がっているそうです。
ここの部品は各社から色々な製品があり、例えば硬質樹脂製の物も有るのですが。ドア周りの剛性アップパーツは別途切り札になるパーツの装着を計画していた為、傷や異音の心配が無いゴム製をチョイスしました。
TRD製ドアスタビライザー
こちらが、その切り札となるパーツ。かつて乗っていたMR-Sは、前後タワーバーやハードトップ等のボディ剛性強化パーツの効果が実に分かりやすい車でした。そして当時、最も効果を体感出来た部品の一つがこのドアスタビライザーです。
本体にスライド機能を備えた事で、ドアを閉じた際にドアとの隙間が自動調整され、異音を発生させる事なくぴったりとドアと車体の隙間を埋めて一体化させ、ドアを効果的に剛性強化パーツとして使えるようにする部品です。
前述の強化ドアウェッジよりもずっと高い位置でドアと車体を繋ぐ為、一般的な硬質樹脂製ドアウェッジよりもその効果は増すはずです。
この優れ物を、何とかNDにも装着したい。そう思い、ちょっと試行錯誤をしてみました。
まずこの製品は、86/BRZ専用と汎用の2種類が出ていますが。チョイスしたのは汎用品の方です。
まずドア側の方は、何の問題も無くボルトオンで装着。強いて言えば取付ネジの指定トルクが弱い為、締めすぎないようきちんとトルクレンチを使うのがコツでしょうか。
これは意外と車体側も付くのでは?と期待したのですが。残念ながら、トヨタ車よりもマツダ車の方が若干ネジとネジの間の間隔が狭く、ポン付けは出来ませんでした。でも外したストライカーとドアスタビライザー本体を見比べてみると、それ以外に問題は無さそうな気がします。つまり精密加工でネジ穴を均等に内側に削り、皿ネジ加工を施せばきっと装着出来るはず・・・。
そこで泣き付いたのが、以前にもちょっと無理なお願いを聞いて頂いた『RS ファクトリーSTAGE』さんでした。多少時間はかかったものの、期待通りにネジ穴部分の加工をして頂けました。
取り付けネジは、最終的にノーマルを流用。ノーマルネジにはリング上のテーパーワッシャーが付いていますが、これをニッパーで切り取って使用。これで無事本体も装着出来ました。何度かドアを開閉してみましたが、ひとまず大きな問題は無さそうです。
そして試走した結果ですが。思った通り、明らかに体感出来るほど車体剛性が上がったのが分かりました。いくらオープンカー専用設計のボディとはいえ、屋根が無いのに加えてドア開口部まで空洞同然では、構造的に弱くなります。それがドアをつっかえ棒として利用し閉断面化した事で、車体の剛性アップに繋がったと思われます。
注意点としては、この改造はマツダもTRDも想定していない、完全な自己責任の作業になるという事です。TRDの製品紹介サイトには、このような記述があります。
【警告】
適合車種以外の車両に装着した場合、ドアが完全に閉まりきらない状況となり、走行中の ドア閉じ不十分による車両の破損や故障、最悪の場合は走行中のドア開放など、重大事故 を招く場合があります。
【注意】本商品を模したドアへの改造について
本商品は適合車種向け装着時の安全性(ドアの開閉機能の確保)を十分に検証した商品です。
本商品を模した車体の改造・ドア部分の部品の加工などはドアの開閉機構の不具合を招き、 車両の破損や故障、最悪の場合は走行中のドア開放など、重大事故を招く可能性がありますので 絶対に行わないでください。
実は上記のような危険がある為に、最後のドアスタビライザー流用に付いては紹介するか否か迷いました。結果的になぜ紹介したかといえば、それは効果が大きい故に、広く知られれば開発に動くメーカーが現れるかもしれないと期待したからです。
もしかしたらマツダ車用に専用設計されて安全性も検証された、第二のドアスタビライザーがマツダ車系パーツメーカーから発売されるかもしれません。そうしたら、迷わず大喜びで購入します。そして、何の心配もなくロードスターに乗れるようにしたいと思っています。
アフターパーツメーカーの皆様。このドアスタビライザーは本当に効果的なので、是非ともご検討をよろしくお願い致します。
Posted at 2021/06/15 15:47:56 | |
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