
私がドライブに行くときのパターンに「深ドラ」があります。夜中に出発して目的地に朝ついて、あたりを散策して昼には帰るパターンなんですが(人がいっぱいいるところが苦手なため)、今夜はそんな感じで鹿児島から朝日を見に門司港まで行くことにしました。(全然プチじゃねぇぇぇ)
何で鹿児島から門司なのかというと、スマホのグーグルマップでいろんなところと自宅との距離を調べていたところ、ちょうど九州道の起点である門司ICとの距離がおよそ380kmと出たからです。要するにワゴンRのガソリン満タンで走りきれる距離がまるまる九州道の距離と一致したから、という理由です。ちょうどほぼ満タンにガソリンが入っていたため、これなら門司インターを出るまで持つだろうと思い、深夜1時半に家を出て高速道に乗ってみました。
というわけでこちら

和布刈(めかり)展望台という所です。
実はまだ真っ暗なうちに門司に着いてガソリン給油を済ませ、展望台に向かったのですが、途中でスマホナビの指示が分からず「え?え?ここでいいの?」→道を思いっきり間違え、関門道路トンネルの料金所に着いてしまう→流れで110円支払って関門トンネルをくぐり、流れでなぜか予定外の本州上陸→もう一度スマホに展望台の名前を入力しナビ再開→流れで中国道に乗り関門橋を渡り門司ICまでの1区間だけ高速道路利用→すごい遠回りの末やっと展望台に到着、と大幅に時間を食ったためすでに明るくなってしまっております。もっとも今日は朝から曇り空だったので朝日は拝めなかったでしょうけど。
関門橋と関門海峡が直下に見える展望台です。ちなみにここまで登ってくる山道が狭いうえにグネグネ道で、岡山県の某車中泊系ユーチューバーさんが好みそうな駐車場でした。(ここで車中泊できるかどうかはわかりませんが)
壇ノ浦の闘いがあった場所を見下ろせるところで、タイル画の大きな壁画が飾ってありました。

ちなみにこれが関門トンネルを通った際の通行料金のレシート。

門司港駅前にやってきました。朝7時前なのでお店どころかほとんど人がいませんが、部活のために学校に通う学生さんや、滋賀からお越しになったバイクのソロツーのお兄さんなどがいらっしゃいました。(バイクのナンバーが滋賀ナンバーでした)

大正3年に建てられた駅舎が現役です。待合室に入ってみると

レトロでもあり、モダンでもある洋風の作りとなっています。風情があります。当時は1等、2等、3等(当時。今はグリーン車と普通車の2等級制)で待合室が違ったようです。サービスも内容が違ったんでしょうね。
駅のホームはこんな感じ。

全ての番線が行き止まりの形になっており、各ホームには改札を通ったらそのまま行けるように、ホームの形が櫛のようになっています。
こういう形のホームは、その路線の終着駅で、なおかつ近くに連絡船の港があるような駅に見られます。門司港駅以外では青函連絡船があった青森駅や函館駅、宇高連絡船があった岡山県の宇野駅や高松駅なんかがそうですね。
門司港駅も昭和16年に関門鉄道トンネルが開通するまでは、関門連絡船が運航しており、駅から徒歩数分のところに港の名残があります。

駅から2,3分で海に出ました。門司港の名残です。こんな高い展望タワーと、昔ながらの港と建物が共存しています。先ほどのソロツーのお兄さんもここでカメラを取り出して、いろんな角度で写真を何枚も撮っていらっしゃいました。
こんなふうにボードウォークも整備され、ワンちゃんと散歩している方を何人も見かけました。憩いの場所となっておりますね。

こんな感じでここからも関門橋が見えます。

背後の建物を覆うカバーがちょっと残念ですが、ガス燈風の街灯と赤レンガの建物、少しタイムスリップした感がありますね。
30分ほど散策し、7時半ごろお店が開く前に退散。したがってグルメはおろかお土産すら買っていません。何しに来たんだって感じですね(笑)
実際に鹿児島IC~門司IC間の距離で、ワゴンRのガソリンタンクは満タンからほぼ空タンになりました。燃費記録にも投稿しておきたいと思います。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/03/21 15:52:25