亡き父に捧げる・・・

７年前父が逝った・・・

ひょうきんで、楽しい親父だった・・・　時には道楽しすぎて迷惑な時もあった。

直腸ガンが発見されたときは、すでに末期・・・それから３か月間の闘病生活

あのやさしい顔の親父が苦しんで苦しんで・・・怖い顔に変わっちゃった。

最後の日、苦しいのを我慢する姿に耐え切れず、
俺は「もう我慢しなくていいよ。頑張らなくていいよ」って涙ながらに言った、

そしたら親父「あ～わかった、わかったよ。子ども達のところへ帰ってやれ」

親父のいうことを聞いて、自宅に帰ってから暫らくすると病院から電話。

「お父さんが危篤。早く来て・・・」

病室に着いたら・・・もう逝っていた。踏切で電車の通過を待ってた頃に逝っちまったようだ。

今まで俺の言うことなんか聞いたことがなかったのに、

なんでこんな時だけ、俺の言うこと聞くんだよ！

亡くなってから２～３年はゴタゴタしてたので、親父を思い出す余裕があまりなかった・・・

でも５年くらい経つころから、車を走らせてると急に親父を思い出すようになった。

もっと旅行でも連れてってやりたかったな～　風呂でも入って背中でも流してやればよかったな～

子どもの頃、親父の運転で、山に行ったり、海に行ったり、遊園地に行ったり、楽しい思い出が走馬灯のように思い出されて、切なくて切なくて、運転しながら涙流していた・・・

俺の車好きは、もちろん親父の影響で、もの心つくころから車と一緒に歩んできた。

今となってはだけど、今の気持を綴っておきます・・・・・子どもたちのために

作詞：愛車精神　曲・歌：ＫＩＫＵＨＩＲＯ
親父に捧げる「拝啓　ルームミラーより」


１．僕がまだ小さかった頃

　　　　　　小さな白い軽四のリアシートの真ん中に　どかっと座るのが好きだった。

　　助手席の母さんや　ぼくの隣の妹も　まったく気づかない　ぼくだけ独り占めの景色　

　　そこから前を眺めると　小さな鏡に映ってる　

　　　　　　　　　　　　　　　ごつい四角の黒縁メガネ　そこから覗く　父さんのやさしい目

　　家族を海へ運ぶため　真剣切った眼差しが　とても　とても　好きだった

　　車の窓から見える　どんなにきれいな景色より　ぼくは父さんの目を見てた

　　ときには僕をちらっとみて　にこっと笑ったあの笑顔　今でもずっと忘れない

　　Ｄｅａｒ　ｍｙ　ｆａｔｈｅｒ　今でもお元気ですか　ぼくも元気にやってます　

　　今もルームミラーに　ふと目をやると

　　　　　　　　　　　　　　　　　あの時のやさしい目が　いつもぼくを見つめてる


２．月日が流れ大人になった
　　　　　　　
　　　　　　　　大きな青いワゴン車のリアシートの真ん中に　寄り添った二人の子ども達

　　助手席のかみさんは　ぼくの見つめるその先に　まったく気づかない　ぼくだけ独り占めの景色

　　ルームミラーに目をやると　小さな笑顔が写ってる　

　　　　　　　　　かわいい四つの真ん丸お目目　無邪気なままの　子ども達の可愛い目

　　ぼくらを幸せにするため　一生懸命の眼差しが　とても　とても　頼もしかった

　　フロントガラス越しに見える　長くてキツイ坂道でも　ぼくは君たちの目を見てた

　　あの頃父さんがぼくに　にこっと笑ったあの笑顔　今はぼくが真似してる

　　Ｄｅａｒ　ｍｙ　ｆａｔｈｅｒ　今でも見ていてくれますか　ぼくも見つめています

　　今もルームミラーに　ふと目をやると　あの時のやさしい目が　いつもぼくを見つめてる

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☆よそ見には十分注意し、安全運転で行こう！ヨシ