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愛車精神のブログ一覧

2013年03月31日 イイね!

丑三つ時の封印夜話~今更聞いても~…

丑三つ時の封印夜話~今更聞いても~…先日、親子三人プー太郎隊で行ってきた、

『猪豚肉を追い求めて』ですが、

ブログをあげた後に、みん友のSbeeさんからコメントがあり、

私達が立ち寄った下久保ダム上流側にある「赤い橋」は、地元で有名な心霊スポットのようでした(^_^;)

確かに、通りすがりで、目に入った瞬間、なぜか渡りたくなったことを覚えてます。

しかも、一回通り過ぎたにも関わらず、引き返して、あの橋の上で写真を撮りました。

さらに、今思い返すと、花粉症で車外に出たがらない二男が、あの橋の上で車外に出たのも偶然だったのでしょうか。

霊感とかがないわけではない私…

何か感じるものがあったのでしょうか、引き込まれるように、あの場にいました。

(助手席に座ってる二男の股間に何かそびえ立ってます)

いずれにせよ、あの橋を渡りきらずに、バックして元の道に戻りましたので、恐らくその後に何も起こらなかったのかと思います。

さらに、撮った写真を確認しましたが、…らしきものは写ってません…ようです。

言われた後に、 テレビの心霊番組で取り上げられていたことも思い出しました。

もちろん、鳥肌ものでしたけどね(>_<)

実は私…今でも見える場所が二カ所ありまして、

一カ所は、前橋の北のはずれにある交差点左角に佇む、黄色い帽子と黄色いカバーを着けたランドセルを背負ってる男の子です。

もう一カ所は、地元の某踏切に頭をうなだれている老婆です。

宿直室で、ひとり寝してるときに、こんなネタをアップするのはどうかと思いますが、これも何者かの仕業かと…

もし興味のある方がいらっしゃれば、心霊スポットオフ会開きますので、ご連絡ください。

群馬は、食と走りだけじゃないことを体験できますよ…


こうして、宿直の夜は更けていきます…

では、では…
Posted at 2013/03/31 01:50:00 | コメント(6) | トラックバック(0) | 丑三つ時の封印夜話 | 日記
2012年08月11日 イイね!

【丑三つ時の封印夜話】あしおと・・・・・

【丑三つ時の封印夜話】あしおと・・・・・それは高校二年の12月、大みそかの夜だった。

その当時、私の小学校時代からの親友である友人M宅が、我々悪友達のたまり場となっていた。

その日は、翌朝元旦に、近くの山に登って、初日の出を拝もうと、数人の仲間でM宅に集合することとなっていた。

夜9時頃には、Mと私、他3人の友人が既にに集まり、10畳ほどのMの部屋で、モクモクと煙を上げながら、トランプをしたり、雑誌を読んだりしつつ、夜が更けるのを待っていた。

あと一人、おちゃらけマンの友人Kが、バイトを終えてから来る予定である。


かれこれ、10時半を回ろうとしていた時、友人Sが、「K来るの遅いな」とボソッと言った。

私とMは、そのSの言葉に反応したが、他の友人たちは聞く耳を持たず、トランプに興じていた。



それから暫くして、玄関がガラガラっと開いて、廊下を歩く足音が聞こえてきた。

トッ トッ トッ トッ ト。  

足音はMの部屋の扉の前で止まった。

その特徴ある小走りの足音は、まさしくKの足音と、私は聞き取った。

私とM、そして、それまでトランプに興じていた他の友人たちも一斉に、その足音を認識した。

「おっ、K来たね!」

「うん、うん、来た来た!」

トランプのプレイは止まらなかったが、皆、Kがドアを開ける瞬間を無意識に待った。



だがしかし、Kは、ドアを開けて入ってこない。

M宅は、玄関を上がり5mほどの廊下の先にMの部屋があった。



「あれっ、Kどうした?入ってこないぜ!」

「またなんかやらかそうとしてるんじゃねん」

「おーい K どうした?」と、私は部屋の中から声をかけた。


だがしかし無反応!?


満を持した友人Mが、トランプを止めて、ドアを開けに行った。

ガチャ ギ~っと扉を開けた瞬間・・・・・

「ワッ!」  驚かすように言ったのは、Mだった。



だが扉の先には誰もいない・・・・・・・・


「あれっ~ K いねーぞ」 とM。

「まじ、マジ!」「どっか隠れてるんじゃねーのか?」 と友人達。

「隠れるところなんかねーぞ」とMが答える。

友人Hが「Y子(Mの妹)の部屋に隠れたんじゃね」と言うと

Mは、妹のY子に声をかけた・・・「おいY子、K隠れてねー?」


寝起きのY子が答えた・・・「いないよー私寝てたもん。いるわけないでしょー。」


Mは家の隅々を確認したが、Kは見当たらなかった。もちろん外にバイクも停まってなかった。



Mは部屋に戻り・・・「K、どこにもいねーぞ」と、一同に告げた。


一同は、各々の顏を見渡し、「間違いなく足音したよな」 「したした、Kだったよ」

「あの賺(スカ)した歩き方は、Kしかいねーし」 「だよなー」

と一同は、足音でKの到着を確認していた。


何だかんだ騒いだ割には、ひとりが「聞き違いか!」と言うと、みんな我関せずという風に、またトランプに興じだした。


BGN的に流していたTVから、除夜の鐘が鳴りだし、そして、年が明けた。


皆が、一様に「明けましておめでとう」「happy newyear」のコールを繰り返した。

年が明けると伴に、皆、すっかり K の事を忘れかけていた。



それから数十分後、Mの家の電話が鳴り響いた。

(この日は、Mの両親が不在で、Mと妹のY子だけだった。)

Mの妹Y子が、電話に出たようだ。

Y子が部屋に入ってきて言った。「お兄ちゃん、Kのお母さんから電話だよ!」


Mが居間にある電話口に向かった。

その直後、「えっー、K がっー!」Mの大声が家の中を木霊した!


我々は、何やらただ事でないことが起きたことを察した。

どんどんMの声が、涙声になり、声が詰って、何を言っているのか聞き取れなくなった。


2,3分の電話だっただろうか、Mが目を腕で覆うようにして部屋に戻ってきた。


Mは開口一番言った・・・・・

「Kが死んだ。Kがバイクで事故って死んじゃったって」


みんな一瞬で、愕然とした。

「そっ、そんな、そんな馬鹿な!Kがっ!」 みんなが一様にして声にした言葉だった。


驚きを隠せない様子で、みんな狼狽えた。泣き出した者もいた。

もちろん私も、急な訃報に狂ったように取り乱した。


しばらくして、Mが落ち着きを取り戻し、一同もやや落ち着きを取り戻してきた。


Mが、Kの母親から聞いたことを話し出した。

「Mは、バイトが終わり、原付バイクでここに向かう途中、10時半頃、交差点で右折したところを対向車と衝突した。即死だったようだ。」


友人M、そして私、友人達、若々しい高校生数名から、ため息が漏れた。

なんとも悲しい新年の幕開けだった。


初日の出をみんなで迎えるはずの元旦が、弔いで朝を迎えることとなった。


何をすることもなく、空が白々する頃、ポツリと友人Mが呟いた。

「あの足音、Kだったんだな。やっぱり。」

「時間も10時半頃だったし」「あいつ、ここに来たかったんだろうな」

「あいつ、ここに来たんだよ。みんなに会いたくってさ。初日の出見たくってさ。」

私も、みんなも、そう思っていた。

また、泣き声が部屋に響き渡った。



こうして、高校二年の元旦、私たちは・・・・・

 「人の思いの強さ」「魂」「霊魂」そして「友人の死」を身を持って体験したのだった。







Posted at 2012/08/11 01:36:39 | コメント(7) | トラックバック(0) | 丑三つ時の封印夜話 | 日記
2012年08月10日 イイね!

【丑三つ時の封印夜話】みずでます…

【丑三つ時の封印夜話】みずでます…遡ること二十数年前

その日も今日のように

真夏の日差しが降り注ぐ

暑い日であった…


仕事柄外回りが多い私であるが、

その日は、山間部の民家を数件訪ね歩くと言う仕事であった。

山間部であるが故、一軒一軒のお宅が離れており、時には数百メートル離れていることもあった。

汗だくになりながらも、必死に次の家を目指し、ひたすら歩く…

当然ながらペットボトルなど無い時代、ましてや水筒などを持ち歩くような年頃でもない。

幸い農家が多いので、外水道を借りて、水をいただいたりしながら、渇きを凌いでいた。

しかし、留守宅や外水道がないお宅が続き、一時間以上水分補給ができなくなってしまったのだ。

喉はカラカラになり、飲み込める唾も出てこない。喉の奥が張り付いて息も苦しくなってきた。

さらに夏の日差しは容赦なく私を痛めつける。

地図を見ると次の家までは、まだ一キロほど歩くことになる。戻っても留守宅だから進むしかない。

なるべく日陰を選びながら、息苦しさを抑えて歩数を稼いだ。途中、小川が流れていたが、上流にある牛舎の汚物が混じってるようで、とても飲めそうにない。

いくらか朦朧となりかけた視界の中に、ようやく次の家が見えてきた。

それまでの大きな農家と違い、プレハブ的な小さな平屋のお宅のようだ…

かなり足取りも重くなり、体力も限界を迎えようとしていた。喉は渇ききり息をするのもやっとであった。

それでもなんとか、ふらつく体は、そのお宅の玄関先まで持ち堪えた。

喉が張り付いて声も出せない状況であったが、残された力を振り絞るように…

「こんに…」

こんにちはと言いかけた時に目に入ったのが、

【水出マス】の小さな看板だった!

しかも、その下には外水道の蛇口があるではないか…

「たっ、助かった!」と急いで蛇口を捻るが、水は出てこない。万事休すとはこのことかと脳裏を過ぎった。

意気消沈し体が崩れて行く私…意識も遠のく…

と、その時

建物の裏手の方から、小柄な老婆が私に近づいてきた。

まさに幻覚を見てるかのように、ぼやけた感じで見える老婆…まさか幽霊!?

しかし、その老婆は、倒れかけてる私に、しっかりとした口調で話しかけてきた。
「どうしたい?調子がわるいのかい?」と

私は声にもならない声で
「みっ、水をいただけますか!」と返した。

老婆は家の中に入り、すぐさま氷と水をボールに入れて持ってきてくれた。

ガブガブガブガブ…ボールに入った氷水を私は一気に飲み干した。

ふぅ~。それまでへばり付いてた喉の奥が、水分を得て、一気に解放された!

何分休んだろうか、声も元通りとなり、体もシャンとしたので、老婆にお礼を言うため玄関ドアをノックした。

ドンドン、ドンドン。

だが、反応がない。どこに行ってしまったのだろうか、あの老婆は…

まさか、ほんとに幽霊!!?? イヤイヤそんな馬鹿な。

そうこう思いを張り巡らせていると、ズッズッと足を引きずる音が…

建物の影から現れたのは、あの老婆である。
しかも、ざる一杯に載せられた、ひん曲がったキュウリを手にしながら…
「ほらっ、これでも食べり~。暑気には生キュウリがいいやさ」だって

いささか私も驚いたが、遠慮なく頬張らせていただいた。これがまた、旨いこと旨いこと。

キュウリもご馳走になり、会話も弾んだところで、玄関先の例の看板【水出マス】のことを聞いた…

(どうせ、私のような辛い思いをした方がいて、水を自由に飲んでもいいよ!って言うことなんだろうなと内心思っていた)

しかし、老婆から出た言葉は意外であった!

老婆は、

「私の名前だよ。私は、水出マス(ミズイデ マス)」

と言う、冴えないオチで終わる、本当の話でした。

夏場の水分補給は忘れずに…(^^;)
Posted at 2012/08/10 02:23:04 | コメント(8) | トラックバック(0) | 丑三つ時の封印夜話 | 日記
2012年08月05日 イイね!

【丑三つ時の封印夜話】ヤツは何処に・・・・・(長文)

今から25年ほど前の話・・・


群馬から軽井沢へ通ずる国道18号線、
その旧道沿いに、古いトンネルがある。
現在は崩落の危険があることから通行止めとなっている。


そのトンネルは、我々の仲間内で「幽霊トンネル」と呼ばれていた。

「中に入ることも許されない」 「母と子の幽霊がでる」

「入ったら絶対に出てこられない」 「必ず見える(霊)のは、ここだけ」

等々 噂は尽きない。

だが以外にも、実際にそのトンネルに行ったヤツは無く、
皆、聞き伝えだけで、そのトンネルを語るのみであった。


噂だけの「幽霊トンネル」・・・・!?


秋も深まる10月半ば

その晩、高校時代からの友人であるホリバンと私は、

前橋にあるホリバンのアパートで、ファミコンの「ポートピア殺人事件」に興じていた。


夜も11時を回ろうかと言う頃、腹が減ったのでラーメンを食べに行くこととなった。
高崎市内にある某ラーメン店で、私が味噌、ホリバンは塩ラーメンを食べた。

腹も満たされ、アパートに戻ろうと車に乗り込んだ・・・
もちろん私が運転で、ホリバンが助手席である。

乗り込んで早々、空腹が満たされた余裕とでもいうのだろうか
どちらが言い出したのかわからないが、いきなり

「18号旧道の幽霊トンネル行ってみるか~?」

何の憶測もなく、発した言葉だった。
 ( だが今考えてみると、
   あの恐ろしい出来事へ、既に呼び込まれていたのかもしれない。 )

ふたりの答えは、早かった。

ふたりを乗せた車は、すでに横川駅を過ぎ、18号のバイパスと旧道の分岐まで来ていた。

私のハンドルは、迷わず旧道を選んだ・・・・・


つづら折りの旧道を軽井沢方面に向かい、中間よりやや軽井沢よりになるのだろうか
例のトンネルへの入り口に到着した。


もちろん旧道沿いを含め、人家があるわけでもなく、道路照明などはまったく無い
真っ暗な暗黒の世界。唯一の明かりと言えば、車のヘッドランプのみである。

レンガを積み上げたかのような茶褐色のトンネルが、ライトの明かりに浮かび上がる。
トンネルの周りには、うっそうと茂った木々が立ち込める。

ライトを遠目にして、トンネルの先を確認するが、その先は漆黒の闇が見えるだけ
まさに、あの世への入り口とでもいう雰囲気である。


何か感じ取ったのか、ふたりは顔を見合わせて、

「やっぱりやめる?」

「どうする、なんかヤバい感じ」

今までの気概がどこかに吹き飛ばされたかのように、怖じ気づく、ふたり。



何分経ったのだろうか、最初に切り出したのは私だった

「車の中なんだから大丈夫だよ。いってみよーぜ!」

「う、うん」と心細げにホリバンは答えた。


   そして、ライトが映し出すだけの世界へと、
          スルスルと歩くほどの速度で車を進めた。


トンネル内部は、やはりレンガを積み上げたような壁面で、
薄らライトが照らす、ぼんやりした明かりで、ところどころに染みが現れ、
それが無数の顏のように見えた。

いや、顔だったのかもしれない。



トンネルの中間付近に差し掛かると、私の耳に何やら雑音のような音が、

よく聞き取ると、「帰れ、帰れ・・・」と連呼する複数人の声が聴こえた。

(この時、声のことはホリバンに言えなかった。)



異常な緊張感で、ハンドルを握る手は、汗でびしょびしょであった。
恐怖と緊張の中、ようやくトンネルの出口が見えてきた。



出口の先には、木造の古びた建物が浮かび上がってきた。
鉄道関係の事務所であったのだろうか。ガラスが無数にはまっている窓枠。

車のライトで、窓ガラスがキラキラと光る。

事務所から20mほど手前で車を停め、しばらく事務所を見つめる二人。


ここで初めてホリバンに、トンネル内の「帰れ」の声の件を話した。

ホリバンは驚いたような顔で私を見つめ、つぶやいた


「おっ俺も、聴こえてたんだ。恐くて言えなかったけど」


二人は顏を見合わせ、暫し呼吸をするのを忘れていた。


「やばいなやっぱり、早くでよーや」

         「そっそうだね」と言いながら・・・・

二人とも前を向き、先ほどの事務所を見た。


っと、その瞬間、


「うぎゃ~」「どわぁ~」 まさに二人の阿鼻叫喚の声が上がった。


なんと、二人の目に映ったのは、
  事務所の無数の窓ガラスから覗く、「無数の顏」だったのである。


慌てふためく二人。大声を出し、息が荒く、手足の震えが止まらない。

私は急いで車をバックさせ、
とにかく出口だけを見つめて、フルスピードでトンネルを駆け抜けた。


そして18号側の出口に出た。
出口の広場で少し車を停め息を整える二人であった。


念のため私は「見た?」とホリバンに聞いた。

ホリバンも間髪入れずに「見た!」と答えた。

お互いがお互いを認めたのは、これが初めてだったろうか。


「事務所から覗く無数の顏」あれはいったいなんだったんだろうか。

興奮冷めやらぬ間に帰路に着くことにした。と言うより、
二人とも、この場に居たくなかったと言うのが正解かもしれない。


幽霊トンネルを後に、旧道を下り出す。終始無言となった二人。

時計の針は、既に2時を回っていた。

虚ろながらもハンドルをしっかり操作する私、そして助手席のホリバン。

カーブをいくつ曲がっただろうか、やや直線道路となったところで
対向車が見えてきた。

すぅーーーー

さらにカーブをいくつか曲がったころ、私はふとあることに気づいた。
そして、そのことをホリバンに確認してみた。

「さっき通り過ぎた白いクラウンなんだけど・・・
 ライトは点いてなかったし、エンジン音も聴こえなかったよね?
 しかも、運転手の顏だけが青白く輝いてなかった?」

( あの当時、もちろん携帯やスマホ、カーナビがあるわけでもなく、
   車内のイルミと言えども、ドライバーの顏をはっきり認識できるほど
    輝度はなかろう )

ホリバンも「うん、そう言えば運転手の顏が光ってたな。
             すーっとエンジン音も無く行ったぞ」と答えた。

確かに、あのクラウン、すれ違ってからテールランプの赤が見えるわけでもなく
忽然といなくなったって感じだった。


またまた、二人は顏を見合わせて、ゾッとした。鳥肌が全身を覆った。

しかし、取り乱さず、無事に家までたどり着くため、私は運転に集中した。


暫くして、ふとルームミラーで後方を見た。

あれっ?何か白い物が後を追っかけてくる。何だろう・・・



どんどん白い物体が近づいてくるのがわかった。

「ホリバン、後ろから何か白い物が追いかけてくるけど何かわかる?」


ホリバンは、体ごと後ろに振り向き、リアハッチから後方を見た。


怯えつつも大声でホリバンが答えた

「あ・・愛車、は・早く、早く行けー、早くしろー 急げー」

私はその声に驚きながらも、アクセルを踏み続けた。



「ど、どうしたんだ!な、何がいたんだ!?」と私はホリバンを問いただした。

ホリバンは体を元に戻し前を向きながら私に言った。

「ヤツだ。さっきのヤツ、クラウンの男が走って追いかけてくる」

そんな馬鹿なと思った瞬間、ルームミラーで後ろを見ると

な、なんと・・・

カッと見開いた眼光鋭い青白い顔で、これでもかと言う勢いで、
我々の乗っている車を走って(足は見えない)追いかけてくるではないか。

しかも、すでにリアハッチに手が届かんとするところまで・・・



心臓が破裂しまいとばかりに、激しい鼓動が我々を襲った。

逃げなきゃやられる。きっとあのトンネルの復讐なんだろう。

とにかく逃げなくっちゃ・・・・・逃げなきゃ・・・



その後は、後ろを振り返らず、真正面を見て、一目散で市街地まで
車を走らせてきた。

街の明かりが見えた付近で、神社があるのが見えた。

我々は、藁をもすがる気持ちで、車を神社の境内に停めた。


落ち着いたのか、その場で二人とも寝てしまったようだ。

気づいたら朝の7時も近く、あたりは明るくなっていた。


天気も良く青空も出てたので、車を降り、両手を持ち上げ深呼吸をした。

深夜のあの一件が、嘘のように思えたくらい清々しい朝だ。

ホリバンも起きてきて、同様に深呼吸して体を伸ばした。


そして、二人が車に戻ろうと、リアハッチを見た瞬間

「うぎゃー」

なんと、リヤハッチに「白い綿状」のものが無数に付いていたのだ。


これは「ヤツの残骸」だったのだろうか。

ヤツは誰だったのだろうか。

我々の脳裏の中には、まだヤツの顏がはっきり残っている。

いつか、どこかで、会うのだろうか。会ったとしたら、我々は・・・・・。

みなさんも、「幽霊トンネル」や「夜のルームミラー」には十分気をつけましょう!

夜の運転時、ルームミラーで後ろが見られなくなりますよ。



未だに語れぬ、私とホリバンの不思議な物語でありました。

信じるか信じないかは・・・・・あなた次第です!
Posted at 2012/08/05 02:58:00 | コメント(11) | トラックバック(0) | 丑三つ時の封印夜話 | 日記

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「@ら ぐ さま ここは埼玉県秩父市にありますよ☝️😊秩父もノスタルジックないい街でした😊👌」
何シテル?   07/11 05:43
物心ついたころから車が大好き(父親の影響) 楽しいことや冒険大好きな、OYJ(オヤジ)です(^_-)-☆ このみんカラとの出会いともなった11年来の愛車...

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