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前のブログでKeiの前オーナーの話しを書きましたが、今度はもう少し遡って、ではファースト・オーナーはどんな方だったのか? 何を求めてスズキKeiの新車を購入したのか?
ということについて、少し考えたいと思います。
平成10年に、新しいスタイルの『軽クロカン』的な立ち位置で登場したスズキKeiですが、同じ頃、ダイハツはテリオスキッド、ホンダはZと、似たような『軽クロカン』が軽自動車のカテゴリーに登場しました。
時は進み、平成20年。
10年前に登場したスズキKeiは毎年のマイナーチェンジを繰り返しつつも、10年経ってもまだ生産を続けていました。8年フルモデルチェンジの自動車寿命の中では長寿です。
その頃、軽自動車の市場は、三菱 i (アイ)、ダイハツソニカ、スズキセルボ、スバルステラ、ホンダゼストなどなど、従来の軽トールワゴンとはまた違ったスタイルの、各社の思いをのせた新世代の軽自動車が続々と登場しています。
平成20年に、10年前に発売された古参の軽自動車を新車で買う。
実際には、10年も経っていれば同型のクルマは中古車市場にも溢れているでしょうし、見た目の印象も「旧型」感は強いはずです。
新しい他のモデルには食指が動かなかったのでしょうか?
そういう意味で考えると、この頃にスズキKeiを新車で購入する人は、なにはさておきKeiでなくてはならない。そういう理由があったに違いありません。
あいにく、私はそういう理由というのが皆目見当がつきませんが、よく聞く話しでは、そのクルマが生産終了になるので、モデル末期のクルマを買って後生大事に残しておく。ということもあります。
がしかし、私の推測ではファースト・オーナーは「クルマ乗り換え」の教科書どおりのような、2回目の車検を機に乗り換える。ということをしているので、先述の後生大事に…とは違うようです。
もしかしたら、ただ単にスズキとのお付き合いで台数稼ぎに買った。なんてことも考えられますが、いずれにしてもこのKeiをモデル誕生10年目に新車で購入するという理由は、私には分かりませんし、そのオーナー像もまったく見えません。
それよりも何よりも、「じゃぁサード・オーナーのおまえはどうなんだよ?」というツッコミが方々から聞こえてきそうなので、無駄な蘊蓄はこれくらいにしておきます(笑)。
『人に歴史あり。クルマにも歴史あり。』

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Posted at 2022/05/22 09:56:50 | |
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