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ダッシュボードの中にKeiの取り扱い説明書が入っていました。
ペラペラとページをめくっていると、大きな手書きの文字に手が止まりました。
タンク……30ℓ
所沢580 な 8861
走行 25.12.25
20,420km
この手書きの文字で、このKeiは過去2オーナーのクルマだということを推測しました。
平成20年10月登録のKei。
ファースト・オーナーは、3年目の車検を通し、平成25年、5年目の車検を迎える前に買い替えた。
セカンド・オーナーは、5年落ちでスズキの中古車センター(なのか?)に並んでいたこのKeiを平成25年12月25日に購入。
そして、そのセカンド・オーナーは、おそらく初老〜年配の方だったのでしょう。
カローラかコロナかわかりませんが、乗用車から軽自動車に乗り換えた。
そして、初めての軽自動車ということで、燃料タンクが思いのほか小さな容量で「これは、うっかりしているとガス欠してしまうな。」という思いで覚え書きのように燃料タンクの容量をメモ欄に書いた。
しかも、これを筆ペンで書いています。
Keiが納車された年末に、和室の居間で年賀状を書き終えたあとにコタツの上にあった筆ペンで書いたのでしょう(笑)。
なんとなくそんなご年配の方の姿が想像できます。
それから、8年ちょっと。
今度は私の元にこのKeiがきました。
セカンド・オーナーは、タバコをよく吸うご年配。
Keiの車内に残っていたペットの毛は、その白い色からマルチーズでも可愛がっていたのでしょうか。
公園に犬を散歩に連れていくのが楽しみだったのかもしれません。
昨年末Keiの車検を受けたディーラー・スズキ自販の斜め向かいにはイエローハットがあります。
バッテリーにはイエローハットのステッカー。タイヤはイエローハットのオリジナルブランド。
この覚え書きとクルマの状態から、2人目のオーナー像が容易に想像できます。
埼玉・狭山市のあのあたりにお住まいの方だったのだと推移します。
そして、私も狭山市と同じ所沢ナンバーの管轄に居住しています。
つまり、ナンバープレートは変わっていないのです。
変わっていないと言うよりも、あえてこのナンバーが気に入って変えませんでした。
私は還暦過ぎた61歳のオヤジです。
Keiのナンバープレートは、『88-61』
パパ61歳(笑)
絶対に忘れない番号です。

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Posted at 2022/05/21 17:32:55 | |
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