げっとんのブログ一覧

　関西電力の原発がいよいよ全て止まるらしいですね。需給量に差し迫った問題は起きないようですが、この夏に迎える電力需要をどのように乗り切れるのか？という短期的な問題と、将来の代替エネルギーをどのように構成していくのかという長期的な問題が解決されないまま、発電能力だけが低下していくことへの不安は募るばかりです。

　以前に沖縄の基地問題のハナシでも同じようなことを書いたと思いますが、特定の政党や政治家、行政の責任追求や批判の必要性は否定しないものの、それに終始する意見にはとても賛同できません。むしろ当事者意識の一片も感じられない、ある意味、無責任にも感じられる意見には嫌悪感さえ覚えます。

　個人的には原発は将来的に必ず廃止するべきだと思っていますし、そのために必要ならば、多少なりともワタシタチの生活からも犠牲を払うのではないか？と考えています。本当に原発依存から脱却するために必要なことを計画的に粛々と進めていくべきでしょう。その「計画」の中であれば、原発再稼働は行うべきだと思います。

　福島の惨状を見れば、原発問題に感情を排除することは難しいですが、だからこそ、もう少し議論に冷静さを持つ必要を感じます。