リヤラテラルリンク構造変更用事前審査資料です。
もらってきた書式をがんばってPC用に加工しましたが、よくよく調べて見たら
自動車検査法人のHPにwordとexcelの書式が用意されていました。
改造申請用書式等(2014年秋現在のリンク)
改造申請の事前審査に必要なのは1号書式(A4裏表)、2号書式(A4裏表)、4号書式(A4表)その他になります。1号様式の裏面に必要書類が記載されています。
今回のラテラルリンク変更は緩衝装置(7)-②に相当します。
この中で「技術基準等の適合性を証する書面」が何に相当するのか判らなかったので訊いてみたら「今回は要らない」と言われました。
書き込み例というかコヒデはこう書いて出しましたというものです。
1号様式(届出書)
車両番号が赤字になっていますが、提出物は黒文字です。
また捺印するのを忘れて持っていってしまいましたが、代理人申請ではなく本人の為サインで受け付けて貰えました。
2号様式(改造概要等説明書)

こちらは通知書にもなるので宛名、日付は記載不要のようです。
ベース車の諸元数値を調べて入れます。
室内長は実測値でもかまわないと言われました。
逆に言えばその他は実測値ではダメ???
車重(軸重)は装備によって違うので整備書で調べました。
今回申請する改造では諸元は変わらないので、改造車の箇所は「←」で基準車と同一にしておきます。
実際にはツメ折りした際にグリグリしたので幅が変わってる可能性があったり、車高も違っていたりしますが、それは検査の細に測るので良いとの事でした。
また、タイヤも違うサイズ履いていって大丈夫か?という質問にも、耐荷重がノーマルより下回ってなく、はみ出たりしていなければ書類上は変更しなくてもかまわないとの事です。
裏面の目的
他人に自慢したいとかウンチクを語りたいとかだと通らない気がしたので、アドバイス通りの一般的な文言にしておきます。
改造の概略
概略的に書いてみました。
その他の不要項目は斜線で消去します。
そして検査官の添削で清書されたものが返されてきますが、それが下の書面。

タイヤサイズの書き方、前輪荷重割合、オーバーハングが修正されています。
オーバーハングは富士重に問い合わせた数字だったのですが???
適当な数字を入れ(または空欄)て提出しても、先方で上手いこと書き直してくれるんじゃないかと言う気がしなくもありません。
裏面
これが模範解答だそうです。
4号様式(保安基準適合検討書)
今回は
検査事務規定(リンク先PDF) 4-21 緩衝装置 に相当しますので、審査基準に沿って保安基準適合検討をしたテイで書いてみました。
外観図はクルマの外観写真を添付するように との事でしたが、3面図があればそれでも可とのことです。つまり前後側面写真があれば良いのでしょう。
今回は手元にあった
自研センターの構造調査シリーズから4面図を付けて出しました。
これは出版物なのでここには載せられません。
改造部分詳細図

クスコの強度検討書(試験成績書)に付いていた部品図に寸法を書き足し、純正との比較写真と取付写真を付けて改造部詳細図としました。
強度検討書
製品添付資料から取扱・取付説明の部分を除いた試験成績表、図や鋼材表等の必要と思われる部分3ページほどをコピーして添付しました。
今回添付したクスコ提供資料の中に対象車種が記載されていたがために、検査官より“GH8を対象とした部品じゃないじゃん”と突っ込みを入れられてしまいました。
添付した強度検討書のなかで試験した純正部品の品番「20250FG040」「20250FG041」が書かれていたので、GH8も同じ純正部品を使っていますということをパーツリストを提出する事で証明して承認されました。
今回は時間的に余裕が無かったのでゴリ押しで通しましたが、先方としては製造者(今回はキャロッセ)から、“GH8も対象となる改造部品ですよ”と一筆もらってきて欲しそうな雰囲気でした。
新型VAB用はクスコの品番が「6A1 474 L」になっているので、今回の部品の使い回しは難しそうです。
といっても、このクルマの正式使用部品はクスコ製ということになってますので、クルマを手放すとしても取り外す事はないですけど。
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2014/11/21 18:53:20